【独自】病院で上司から「あんたが殺した」発言も
笠岡市民病院(岡山)で多数パワハラ訴え、市が実態把握へ
2025年2月4日(火) 5:10 山陽新聞
岡山県笠岡市立市民病院(同市笠岡)が行った職員アンケートで、職場でパワーハラスメントを受けたり見聞きしたりしたとの回答が多数寄せられたとして、市が実態把握のため職員への聞き取りに乗り出したことが3日、市への取材で分かった。一方、同病院では近年、看護師の中途退職が相次いでおり、山陽新聞社の取材に、複数の退職者がハラスメントが原因と証言した。
アンケートは、関係者からハラスメントに関する情報提供があったことを受け、昨年5月に看護師を含む全職員約180人を対象に無記名、自由記述で実施した。山陽新聞社が入手した関係資料には「(入院患者が亡くなった際に上司から)『あんたが殺した』との発言が聞かれた」「説明もなく、突然担当部署から外すという指示があった」などの記載があった。
他に「(上司に)あいさつをしたら返事がなく、再度声をかけたが無視された」「(上司に)パワハラを訴えたら『怖い人がいないと緊張感がなくなる』と聞き流された」といった回答もあった。
市は職員への聞き取りを1月29日から始めており、アンケートに記載があった内容の事実確認を進める。市人事課は「具体的なハラスメントが把握できれば正式に調査を行い、適正に対処したい」としている。
市によると、同病院では看護師の中途退職が後を絶たず、退職者の一人は「本来の職務とは関係のない仕事をさせられたり、業務に必要な情報を共有されなかったりして自尊心を傷つけられた」と指摘。別の退職者は「上司の意に沿わないことをしたためか、心当たりのないことで責められた。心身の不調に悩まされ、病院を辞めざるを得なくなった」と語った。
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笠岡市民病院でパワハラ調査
職場アンケートで被害に関する回答が複数 岡山
2025年2月4日(火) 18:02 瀬戸内海放送
岡山県にある笠岡市立市民病院が行った職場アンケートで、パワハラ被害に関する回答が複数あったとして、市が実態調査に乗り出したことが分かりました。
笠岡市によりますと、2024年5月、笠岡市民病院が職場環境改善の一環として、全職員約160人を対象にアンケートを行いました。
その結果、看護師の所属する部署でパワハラを受けた、または見聞きしたという回答が複数寄せられたということです。
そのため、市は1月29日から全ての看護師、60人を対象に聞き取りを行っています。
市のハラスメント防止条例に違反する可能性があれば調査委員会を設置し、詳しい調査を行うとしています。
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