2025年2月16日日曜日

【独自】消防職場でハラスメント多発 初の全国調査、176件判明

【独自】消防職場でハラスメント多発 初の全国調査、176件判明

 

2025年2月16日() 21:00 共同通信

 

 全国各地の消防本部や消防署で2023年度に暴力や性的嫌がらせなどハラスメント行為が少なくとも176件発生し、幹部級を含む206人が懲戒処分されていたことが16日、総務省消防庁による初の実態調査で分かった。有識者は厳しい上下関係や階級制などの特殊な職場環境が背景にあると指摘。放置すれば人材確保が一層難しくなり、地域の防災力低下につながる恐れもある。再発防止に向け、同庁は研修強化など対策を呼びかける通知を出した。

 

 各地の消防でハラスメントが相次ぎ、同庁は2478月、全都道府県の担当部署に23年度の実態報告を求めた。

 

 集計結果によると、最多はパワハラで145件。次いでセクハラ19件、パワハラやセクハラなどが複合した「複数のハラスメント」が11件、妊婦への嫌がらせ「マタハラ」は1件だった。上司から部下へのハラスメントが83.5%を占め、同僚から同僚は15.3%、部下から上司は1.1%だった。処分内容は1人が免職、17人が停職、43人が減給、32人が戒告、半数超の113人が訓告など。


《カウンセラー松川のコメント》

総務省消防庁としてのハラスメントに関する調査は、
平成29年3月に調査したデータ以来です。
さて、今般の発表では令和5年度中に起きた
・ハラスメントの種別発生件数
・ハラスメントに伴う懲戒処分の内容
・加害者と被害者の関係
他です。
発生ハラスメントはパワハラが群を抜いて多く、
加害者は上司や50代でした。
入職時にはパワハラと言う概念が無く、
そのまま在籍していたので
パワハラへの意識が薄い部分や
「自分もされたから」と伝承してしまう部分もあるでしょう。
しかし、世の中も変わり、常識も変わったので、
それは自分自身で改めなければダメなことです。

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