【独自】岡山大から懲戒解雇の元教員が提訴 「ハラスメントなく処分無効」
2025年2月1日(土) 5:10 山陽新聞
女子学生へのセクハラとアカハラ(アカデミックハラスメント)を理由に岡山大から懲戒解雇処分を受けた元教員の男性が「ハラスメントはなく処分は無効」として、大学に地位確認を求めて岡山地裁に提訴したことが1月31日、原告側への取材で分かった。
原告の代理人弁護士などによると、男性はゼミで指導していた女子学生と性的関係にあった。大学は女子学生の訴えを踏まえ2024年夏、「優位的な立場を顧みることなく、強く意見できない学生に十分な配慮もしていなかった」としてセクハラとアカハラを認定し、男性に懲戒解雇処分を下した。
男性は女子学生とは当時交際中で恋愛感情があったなどとして「セクハラ認定は失当。職務や教育研究に関する行為ではなく、アカハラに該当する余地もない」と主張。懲戒事由に該当するとしても処分が重すぎ、裁量権の逸脱だとしている。
代理人弁護士は「ハラスメント認定や懲戒処分は相当慎重に判断しなければならず、今回は過程に問題があったと考えている。裁判で立証したい」。岡山大は「訴状を精査した上で適切に対応したい」としている。
《カウンセラー松川のコメント》
拙ブログ2024年8月23日付け記事
「Mメンタルサポート」 ブログ出張版: ▼岡山大 男性教員を懲戒解雇処分 女子学生にハラスメントと判断
これの続報です。
・岡山大によると、教員は既婚者で学生をゼミで指導していた
・加害者とされた教員は、性的関係や発言の事実は認める
とのことなので、既婚者でありながら学生と性的関係は継続していた訳です。
しかし、
・加害者とされた教員は、セクハラとアカハラの認定には納得してない
との反論もしています。
学校当局としては教員が学生と継続的に不倫していただけでも
破廉恥行為として処分をしたいでしょう。
そして、恋愛関係が破綻すると、
交際相手の言動が加害行為に感じてしまう例も多いです。
例えば関係が良好ならば
「卒業しても大学院に進んで、いつか俺の研究を24時間365日手伝ってくれ」
も、好意的に受け止めるでしょうけど
関係が破綻した途端に
「利己的な進路指導で私の将来を破綻させた上に性的関係も継続させようとした」
と、アカハラとセクハラ両方の極悪非道な言動に大逆転してしまいます。
所謂「男女関係のもつれ」からの事案だけに、大学当局と元教員間の問題も、
一筋縄では行かないでしょう。
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