2025年2月1日土曜日

「範囲を超えた強い口調」パワハラで消防司令長を戒告 群馬・前橋市消防局

「範囲を超えた強い口調」パワハラで消防司令長を戒告
 群馬・前橋市消防局

 

2025年2月1日(土) 17:00 上毛新聞

 

 前橋市消防局は31日、元部下らにパワーハラスメントをしたとして、中央消防署の消防司令長(55)に対し、昇級を抑制する戒告の懲戒処分にしたと発表した。処分は同日付。

 

 同局総務課によると、昨年1月下旬、業務改善事例などを共有する任意グループのメンバー数人に宛てたメールに、特定の職員に対して人間関係の切り離しと受け取ることのできる内容を送信した。同職員が直属の上司へ相談し、局内で聞き取りをすると、2021年度と17年度には「相当範囲を超えた」強い口調での叱責(しっせき)を確認。合わせて3人に対するパワハラを認定した。

 

 消防司令長は「部下がいる立場でありながら申し訳なかった」と反省しているという。手島一樹消防局長は「職員間の信頼関係が重要視される消防という組織での発生を重く受け止める」とコメントし、再発防止に努めるとした。


《カウンセラー松川のコメント》

加害者は被害者へ余程の恨みでも有ったのでしょうか?
複数の者に特定の者への攻撃的な内容を送信するとは。
それよりも前に強い口調での叱責事案もありますので、
激昂し易い感情を持っているのかも知れません。
しかし、社会人として社会に出た以上は、
自身の感情が赴くままの言動は問題になる事が多いです。
その点を踏まえるのが大人でしょう。
また、それを若いうちに直せなかったのは、
周囲に良き指導者が不在だったのか、本人の意思なのか分かりませんが、
どちらにしても不幸とも言えます。

被害者の皆様へ
この様な上司を持ってしまったのは、運が悪いとしか言えません。
消防をはじめ公安職の世界は「階級が物を言う世界」でもあります。
また、先輩の力も大きいので、昔は理不尽でも我慢する必要がありました。
しかし、今は「ダメなことはダメ」な時代になりましたので、
言葉でも腕力でも理不尽な暴力に我慢することはありません。
勤務環境を良くする為にも、被害は遠慮無く申告して構いません。
皆さんの姿を後輩は見ていますから。

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