2025年2月13日木曜日

【パワハラ】6年前には自殺も 上益城消防組合の男性消防士が部下への平手打ちなどで停職処分

【パワハラ】6年前には自殺も
 上益城消防組合の男性消防士が部下への平手打ちなどで停職処分

 

2025年2月13日() 15:26 くまもと県民テレビ

 

部下に平手打ちなど6件のパワハラ行為をしたとして、上益城消防組合の40代の男性消防士が停職4か月の処分を受けました。

 

210日付で停職4か月の懲戒処分を受けたのは、上益城消防署に勤務する40代の男性消防司令補です。上益城消防組合によりますと、司令補は去年10月から今年1月にかけて、同じ消防署に勤務する30代の部下に平手打ちをしたり、尻を膝で突き上げたりするなど6件の暴行を行ったということです。

 

暴行を受けた部下が消防組合の窓口に相談してパワハラ行為が発覚。聞き取りに対し司令補は、「コミュニケーションの延長で悪意はなかった」としながらも、不適切な行為だったことを認めたということです。

 

上司にあたる上益城消防署の署長と上益城消防組合の消防長も管理責任を問われ、減給処分となりました。

 

上益城消防組合では6年前、当時46歳の男性消防士が上司のパワハラを理由に自殺しています。上益城消防組合は、「ハラスメント撲滅に向けた取り組みを行ってきたにも関わらず無念。信頼を裏切る結果となってしまったことに深くおわび申し上げます」とコメントしています。

 

 

※ 他社のニュースも掲載致します 

熊本・上益城消防組合 部下へのパワハラ発覚で40代司令補を懲戒処分
 2019年には職員が自殺

 

2025年2月13日() 16:14 熊本放送

 

熊本県の上益城消防組合は、部下へのパワハラ行為で40代の男性司令補を停職4か月の懲戒処分にしたと発表しました。

 

懲戒処分を受けたのは、上益城消防組合に勤務する40代の男性司令補です。

 

上益城消防組合によりますと、男性司令補は去年10月ごろから先月16日までの間に30代の部下に対し6回、平手打ちやげんこつで殴るなどの行為をしていました。

 

男性司令補に聞き取りをしたところ「悪意はなかった」と話し、行為を認めたということです。

 

上益城消防組合では2019年にも上司からのパワハラが原因で40代の職員が自殺していて、上益城消防本部消防長は「繰り返し発生したパワーハラスメント行為に対し残念で無念」とコメントしています。

 

 

 

部下の男性にパワハラ
・・・40代男性消防職員を停職4カ月の懲戒処分

 

2025年2月13日() 19:51 テレビ熊本

 

上益城消防組合は、部下の男性に対して平手打ちをするなど『パワハラ』を行ったとして、40代の男性の消防職員を、停職4カ月の懲戒処分としたと発表しました。

 

また、管理監督責任で、上益城消防本部の消防長など上長2人も減給処分としました。

 

2月10日付で停職4カ月の懲戒処分を受けたのは、上益城消防署に勤務する40代の男性の消防司令補です。

 

消防組合によりますと、この消防司令補は去年10月ごろから1月までの間、部下の男性に対して平手打ちをしたり拳で頭を小突くなど、計6件の『パワハラ』を行ったということです。

 

1月、男性からの相談を受け、消防組合が司令補に聞き取り調査を実施し『パワハラ』と認定しました。

 

消防司令補は「コミュニケーションの延長だった」と話しているということです。

 

また、管理監督責任で、上益城消防本部の消防長を減給10分の1 3カ月、上益城消防署長を減給10分の1 2カ月の懲戒処分としました。

 

上益城消防組合では、2019年に男性職員が「パワハラを受けた」などの文書を残して自殺。

 

その後の裁判で、パワハラと自殺の因果関係を認め、消防組合に損害賠償を命じた判決が確定しています。

 

上益城消防本部の東 良昭 消防長は、「パワハラ自殺問題を受け、ハラスメント撲滅に向けた取り組みを行ってきましたが、住民の信頼を裏切る結果となり深くおわび申し上げます」とコメントしています。

 

 

 

部下の消防署員に平手打ち6回 司令補をパワハラで停職処分 熊本

 

2025年2月13日() 17:40 毎日新聞(山口桂子)

 

 熊本県御船町の上益城消防組合消防本部は13日、パワーハラスメントがあったとして、上益城消防署に勤務する40代の男性消防司令補を停職4カ月の懲戒処分にしたと発表した。処分は10日付。

 

 発表によると、同司令補は202410月~251月、他の職員の前で部下の30代男性副士長に対し、計6回にわたり平手打ちの暴行を加えた。1月、副士長がハラスメント相談窓口に相談をして発覚した。司令補は「(指導の)コミュニケーションの一環だった」と行為を認めている。

 

 同組合では、19年に男性職員(当時46歳)がパワハラを理由として自殺。遺族が4000万円の損害賠償を求めた訴訟では、熊本地裁が242月、遺族の主張を全面的に認め、組合側に全額の支払いを命じている。

 

 東良昭消防長は「消防職員としてあるまじき行為。ハラスメント撲滅に向けた取り組みを行ってきたにもかかわらず、繰り返し発生し残念で無念」とコメントした。

 

 

 

消防署の司令補、6回にわたり部下の顔を平手打ちや頭をたたくパワハラ
「コミュニケーションの延長だった」

 

2025年2月14日() 11:42 読売新聞

 

 部下に複数回の暴行を加えるパワーハラスメントを行ったとして、上益城消防組合消防本部(熊本県御船町)は13日、上益城消防署に勤務する40歳代の男性司令補を停職4か月の懲戒処分にした。

 

 発表によると、司令補は昨年10月~今年1月、6回にわたって部下の男性の顔を平手打ちしたり、拳で頭をたたいたりした。1月中旬に相談を受けた同本部が調査し、パワハラに該当すると結論づけた。司令補は「コミュニケーションの延長で悪意はなかった。不適切な行為で謝罪したい」などと話しているという。

 

 管理監督責任を問い、同組合消防長を減給10分の13か月)、同消防署長を同(2か月)とした。

 

 

 

部下を平手打ち、頭小突く…消防署内でパワハラ 40代消防士を停職処分に

 

2025年2月14日() 19:45 熊本朝日放送

 

 消防署内で平手打ちするなどのパワーハラスメントがあったとして、熊本県の上益城消防組合が処分を発表しました。

 

 4カ月の停職処分を受けたのは、上益城消防署に勤務する40代の男性消防士です。

 

 今年1月までに、30代の部下に平手打ちや頭を小突くなどした計6件の行為を認めています。

 

 組合では、2019年に男性消防士が自殺、その後の裁判で自殺とパワハラの因果関係を認める判決が確定し、撲滅に取り組んできたとしています。

 

 東良昭消防長は「繰り返し発生したハラスメント行為に残念で無念、深くお詫び申し上げます」とコメントしています。



《カウンセラー松川のコメント》

パワハラ事案ですが、内容は暴力行為です。
そして加害者の弁は「コミュニケーションの延長だった」と悪意を否定。
しかし、口実に「コミュニケーション」を持ち出すのは加害者の常套手段、
と言うより、陳腐化した言い訳です。
加害者の姿勢に反省は無いでしょう。
また、東良昭消防長のコメント
「消防職員としてあるまじき行為。
ハラスメント撲滅に向けた取り組みを行ってきたにもかかわらず、
繰り返し発生し残念で無念」
ですが、消防職員としてでなく人として問題なのではないでしょうか?
判で押した様なコメントを出しているのでは
真剣にハラスメント撲滅に取り組んでいるのかも怪しいものです。
さて、幾つかのニュースで取り上げられた、6年前の事案については、
拙ブログ2019年6月5日付け記事
「Mメンタルサポート」 ブログ出張版: パワハラ苦に自殺か 上益城消防組合の男性係長
ここで記事化しておりますので参照してください。
そして、6年前の事案発生後の経緯は
地方公務員災害補償基金熊本県支部は公務災害と認定
上益城消防組合の第三者委員会はパワハラと認定
遺族の損害賠償請求訴訟で
上益城消防組合は4,000万円の支払命令
上益城消防組合は遺族に
1億1,000万円を支払
と、なりました。
尚、組合はパワハラ加害者に対して8,800万円の請求で係争中です。

被害者の方へ
懲戒処分は出ましたが、停職なので加害者は職場復帰します。
復帰後に意趣返しや再発の可能性もありますので、
十分に注意し、勤務シフトの調整等にも配意してもらってください。
また、何か起きたならば、遠慮なく申し出をしてください。


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