陸自隊員、女装強要でPTSDに 宮城県の駐屯地、公務災害を申請
2025年2月27日(木) 17:16 共同通信
宮城県内の陸上自衛隊駐屯地で複数の上司から女装を強要させられたり、キスをされたりするなどのハラスメントを長年受け、心的外傷後ストレス障害(PTSD)や適応障害を発症したとして、県内の30代男性自衛官が27日、仙台市内で記者会見し公務災害を申請したと明らかにした。
男性によると、入隊直後から直属の上司らに女性のようだとからかわれ、歓送迎会や忘年会のたびに繰り返し女装を強要された。その際、キスに加え体を触られるなどした。他にもたばこの火を胸に押し付けられたり、整備工場のクレーンで数メートルの高さにつり上げられたりしたこともあった。男性は「(他の)上司は笑って見逃してきた。自衛隊の隠蔽体質を変えていきたい」と話した。
男性は2022年に証拠写真を添付して上司に数十件分のハラスメントの調査を依頼したが、いずれも認定されなかった。24年12月、公務災害の申請書類を送付。現在は通院しながら勤務を続けている。
書類の送付先の駐屯地は「事実確認中。コメントを差し控える」としている。
「女性よりかわいい」
忘年会で"女装強要"同僚の前で"下半身露出"
男性自衛官が上司のハラスメントでPTSD被害訴えも
『何チクってんだ殺すぞと逆に報復…』公務災害申請 宮城
2025年2月27日(木) 17:19 東北放送
陸上自衛隊に所属する宮城県内の男性自衛官が、上司からの日常的なハラスメントで精神疾患を発症したとして、所属する駐屯地に公務災害を申請しました。男性自衛官は、相談しても環境は改善されなかったと話し、「自衛隊の隠ぺい体質を変えていきたい」と訴えました。
男性自衛官:
「せっかく自衛隊に入ったのに、なんでこんな目にあってしまうのだろうという気持ちで過ごしていた」
2024年12月に公務災害を申請したのは、宮城県内にある陸上自衛隊の駐屯地に所属する30代の男性自衛官です。会見によりますと男性自衛官は、2006年の入隊直後から上司に「女性よりかわいい」などと言われ、女装して忘年会に参加するよう強要されたほか、同僚らの前で下半身を露出させられたということです。このほか、翌年開かれた宴席では別の上司に火のついたタバコを胸に押し付けられ、やけどをしました。
男性自衛官:
「別の上司が加害者に注意してくれたことがあったが、その時、加害者が『お前何チクってんだ殺すぞ』と言って、逆に報復を受けた。(その後は)誰も注意しなかった」
男性自衛官は、当時の所属長に証拠写真などを提出し被害を訴えたものの、ハラスメントとは認められず、その後、PTSDと診断され、現在も精神科に通いながら勤務しています。
男性自衛官:
「見た人聞いた人がいても事実を隠ぺいするような体質を変えていけたら」
公務災害が申請された県内の陸上自衛隊の駐屯地はtbcの取材に対し「事実関係を確認中のため、現段階ではコメントできない」としています。公務災害が認められなかった場合、男性自衛官は提訴を視野に入れているということです。
上司からのハラスメントで宮城県の自衛隊員が公務災害を申請
2025年2月27日(木) 17:49 東日本放送
宮城県の陸上自衛隊に勤務する男性隊員が、複数の上司から性的な行為を強要されたりたばこの火を押し付けられたりしたと訴えていることが分かりました。
30代男性曹士「何でこのような目に遭うんだろうと、とにかく死にたいなという気持ちで勤務していました」
宮城県の陸上自衛隊に勤務する30代男性曹士は、2006年に18歳で入隊して以降、複数の上司から「女みたいで可愛い」などと言われキスをされたり陰部を触られたりといった被害に遭いました。
また、火のついたたばこを胸に押し付けられたり、整備工場内にあるクレーンで数十秒間吊るされたりするなどの暴行も受けたということです。
男性はPTSDなどと診断され一時休職しましたが、自衛隊の調査では「目撃者はいるが主張に不明瞭な部分がある」としてハラスメントとは認定されなかったということです。
30代男性曹士「殴る蹴る等の暴力行為はコミュニケーションの一環だと加害者が証言した。事実関係を認めてほしい。単純に事実を認めて謝罪してほしい」
男性は2024年12月、駐屯地に対して公務員の労災に当たる公務災害を申請して現在、国家賠償請求訴訟も検討しているということです。
陸上自衛隊東北方面総監部は「事実関係を確認している」とコメントしています。
「誰も助けてくれない」複数の上司から日常的にハラスメント行為
自衛隊員が公務災害を申請〈宮城〉
2025年2月27日(木) 18:36 仙台放送
宮城県内の駐屯地に所属する自衛隊員の男性が、上司から日常的にハラスメント行為を受けていたと訴え、公務災害の申請をしました。
2月27日、会見を開いたのは県内の陸上自衛隊の駐屯地に所属する30代の男性隊員です。
隊員は2006年の入隊当時から複数の上司に殴られたり、他の同僚の前で下半身を露出させられたりするハラスメント行為を日常的に受けていたとして公務災害を申請しました。
隊員は2022年、別の上司に相談をしたものの具体的な対応はなく、その翌年、受診した医療機関で適応障害と診断されました。
その後の自衛隊の内部調査で、当時の上司はこの隊員に対する行為を認めましたが、日付や場所などが隊員の主張と完全に一致していないとして「ハラスメントは認められない」と結論付けたということです。
県内の駐屯地所属の隊員
「上司が誰も助けてくれない、どうすればいいんだろうという気持ちと、せっかく自衛隊に入ったのに、なんでこんな目に遭ってしまうのだろう、やめたいという気持ちで過ごしていた。ハラスメントの事実を認めて謝罪してほしいと考えている」
隊員の所属駐屯地は、仙台放送の取材に対し「内容を把握していないので詳細はコメントできない」としています。
「先輩から女装強要などされPTSDに」 陸自隊員、公務災害を申請
2025年2月28日(金) 8:11 朝日新聞
宮城県内の陸上自衛隊駐屯地で、先輩隊員から9年にわたりハラスメントを受け、心的外傷後ストレス障害(PTSD)を発症したとして、県内の30代の男性隊員が駐屯地に公務災害を申請した。代理人弁護士が27日、記者会見で明らかにした。駐屯地は28日、朝日新聞の取材に申請を受けたことを認め、調査に乗り出したと明らかにした。
代理人弁護士によると、男性は2006年9月の入隊直後から、先輩隊員2人に「女みたい」「女性陸上自衛官よりかわいい」と言われ、歓送迎会や忘年会で女装を強要されたほか、キスや尻に性器を押しつけられるなどの行為を約4年半にわたり受け続けたと主張。別の隊員からも、タバコを胸に押しつけられ、今も跡が残る火傷を負わされたとしている。
勤務中には、ドライバーなどで性器をこすられたり、殴られたりしたほか、クレーンのフックをつかむよう指示され、つかむと、その状態でつり上げられて「落ちたら死ぬから離すなよ」と言われ、数メートルの高さに数十秒間、つり下げられたと訴えている。
自衛隊員が女装強要でPTSD発症、
公務災害申請にネット「詳細を明らかに」「防衛費増の前に…」
2025年2月28日(金) 11:07 スポーツニッポン
宮城県内の陸上自衛隊駐屯地で複数の上司から女装を強要させられたり、キスをされたりするなどのハラスメントを長年受け、心的外傷後ストレス障害(PTSD)や適応障害を発症したとして、県内の30代男性自衛官が27日、仙台市内で記者会見し公務災害を申請したと明らかにした。
男性によると、入隊直後から直属の上司らに女性のようだとからかわれ、歓送迎会や忘年会のたびに繰り返し女装を強要された。その際、キスに加え体を触られるなどした。他にもたばこの火を胸に押し付けられたり、整備工場のクレーンで数メートルの高さにつり上げられたりしたこともあった。男性は「(他の)上司は笑って見逃してきた。自衛隊の隠蔽体質を変えていきたい」と話した。
男性は2022年に証拠写真を添付して上司に数十件分のハラスメントの調査を依頼したが、いずれも認定されなかった。24年12月、公務災害の申請書類を送付。現在は通院しながら勤務を続けている。
書類の送付先の駐屯地は「事実確認中。コメントを差し控える」としている。
この報道を受け、インターネット上では「事実であれば、セクハラを通り越して犯罪だと思います」「詳細を明らかにして世間に公開する必要があるでしょう」「予算を増やす前に綱紀粛正がまず必要です」「自衛隊ってこう言うことが多い感じがする…」「異常なくらい不祥事続き 募集も定員の半分 なのに使い道の決まらない防衛費だけが爆増」「防衛費増の前にやることあるのでは」などの声が上がっている。
陸上自衛隊の飲み会で上司から女装強制、
パワハラ相談しても認定されず…公務災害を申請
2025年3月1日(土) 15:29 読売新聞
上司のパワハラなどで精神疾患を発症したとして、宮城県内の陸上自衛隊駐屯地に勤務する30歳代の男性隊員が27日、仙台市内で記者会見し、同駐屯地に公務災害を申請したと明らかにした。申請は昨年12月17日付。
男性の代理人弁護士らによると、男性は2006年の入隊直後から約4年半にわたり、複数の男性上司から飲み会で女装を強制されたり、下半身を無理やり触られたりした。
19年以降、この上司と接する機会が増えるなどして頭痛やめまいを発症。「心的外傷後ストレス障害(PTSD)」などと診断されたという。22年に所属課長にパワハラを受けていると相談したものの認定されなかったという。男性隊員は会見で「死にたいと思いながら勤務していた時もあった。自衛隊の隠蔽(いんぺい)体質を変えたい」と話した。
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