2025年2月3日月曜日

「正直、仕事に行きたくなかった…」西臼杵消防パワハラ問題 勤務していた元消防士に聞く

「正直、仕事に行きたくなかった…」西臼杵消防パワハラ問題
 勤務していた元消防士に聞く

 

2025年2月3日() 18:51 テレビ宮崎

 

宮崎県・西臼杵広域消防本部に勤務していた元消防士の男性に電話で話を聞くことができました。男性は、「職員が希望をもって働ける組織に生まれ変わってほしい」と話します。

 

(児玉泰一郎アナウンサー)

「言える範囲でどんなパワハラがあったのか教えていただけますか」

 

(西臼杵広域消防本部の元消防士)

「訓練の時にたたく、蹴るということだったり、人格否定、家族のことを悪く言ったりするのが見られました」

 

話を聞いたのは、退職した元消防士の男性です。男性は、消防本部が設置された2015年から勤務していました。

 

(元消防士)

「奥さんのことを太っているという話とか、家族、父親などがやっている家業を悪く言ったり、台風で浸水などがあった中で「沈んだら良かったのに」的な発言があった」

 

男性によると、パワハラは10年前の設置当初からあり、声を上げても、長年改善されないことから退職を決意したそうです。

 

(元消防士)

「正直、仕事にも行きたくなかったり、元々希望をもって入ってきた消防の仕事にやりがいや使命感をもってやってきた人間が、今はどうしてもそれを持てずに、何のために頑張っているかわからない」

 

男性は、百条委員会の最終報告を西臼杵消防が変わるきっかけにしてほしいと話します。

 

(元消防士)

「みんなが自信と希望、やりがいをもって自分が西臼杵消防の一員であることを皆さんに胸を張って言えて、住民の方々に本当に愛していただけるような組織になっていただけたらと思います」


《カウンセラー松川のコメント》

拙ブログ2月3日付け記事
「Mメンタルサポート」 ブログ出張版: 西臼杵広域消防のパワハラ問題 26件のハラスメント行為認定
これの続報です。
報道の限りですが、パワハラと言うよりも暴力と個人への精神攻撃です。
もう「嫌がらせ」なんて生温い加害ではないことが分かりました。
平成27年(2015年)に西臼杵郡の3町合同での事務組合方式で
漸くに常備消防が設置された環境なので、
消防本部としてだけでなく常備消防としても歴史が浅いので
設立当初は組織としての文化も無かったのでしょう。
その様な状況下で、素行の悪い者がリーダー的な存在になり、
管理すべき組合側は常備消防について知識不足な為に、
消防本部任せで物事が進んだのでしょう。
百条委員会の報告書も提出され、今度は消防本部や組合の本気度が
明白になるでしょう。

被害者の方へ
匿名とは言え、思い出したくもない嫌な事をよく記事化に協力されたと思います。
具体的な情報も限られているなかで、貴重な証言です。

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