2024年8月23日金曜日

▼岡山大 男性教員を懲戒解雇処分 女子学生にハラスメントと判断

岡山大 男性教員を懲戒解雇処分 女子学生にハラスメントと判断

 

2024年8月23日() 19:38 山陽新聞

 

 岡山大は23日、学術研究院環境生命自然科学学域(農学系)の40代男性教員が女子学生にセクハラとアカハラ(アカデミックハラスメント)に当たる言動をしたとして、就業規則に基づき懲戒解雇処分にしたと発表した。処分は22日付。

 

 同大によると、教員は既婚者で学生をゼミで指導していた。一定期間、性的関係を継続しており「優位的な立場を顧みることなく、強く意見することが困難な学生に十分な考慮もしていなかった」とセクハラを認定。学生の進路選択を妨げる発言もあり「意思決定に不当な影響を及ぼした」としてアカハラと判断した。

 

 同大は、被害者保護を理由に性的関係にあった期間や発言の内容などは明らかにしていない。教員は性的関係や発言の事実は認めているが、ハラスメントに当たることについては「納得していない」という。

 

 学生が1月に大学の相談窓口に伝えた。現在、学生は同大に在籍していない。那須保友学長は「人権を侵害する不当な行為で容認できない。再発防止に取り組むとともにハラスメント行為には引き続き厳正に対処していく」とコメントしている。

 

 

※ 他社のニュースも掲載致します 

指導した女子学生と性的関係続ける 岡山大教員を解雇 アカハラも

 

2024年8月23日() 18:43 朝日新聞(北村浩貴)

 

 指導した女子学生にセクシュアルハラスメントなどをしたとして、岡山大は23日、学術研究院環境生命自然科学学域の40代の男性教員を22日付で懲戒解雇処分にし、発表した。教員は「セクハラではない」と主張し、処分に不満を示しているという。

 

 岡山大によると、教員は既婚者で、ゼミで指導した女子学生(当時)と性的な関係を一定期間続けていた。さらに、女子学生にアドバイスの範囲を超える発言をして、進路決定の過程で不当な影響を及ぼしたという。教員と女子学生の間の経緯や関係があった期間、その後の発言内容といった詳細は「プライバシー保護のため」として公表しなかった。

 

 教員は性的関係は認めたが、ハラスメントの認定に「納得していない」と話しているという。

 

 岡山大は今年1月、女子学生からの相談を受けて調査を始め、二つの行為を優位な立場の教員から学生に対するセクハラと、アカデミックハラスメントにあたると認定した。

 

 那須保友学長は「個人の人権を侵害する不当な行為。決して容認できず、深くおわび申しあげます」などとするコメントを発表した。

 

 岡山大では今年4月にも、女性教員へのセクハラで男性教授が停職2カ月の処分を受けていた。

 

 

 

岡山大学が40代の男性教員を懲戒解雇
 指導する女子学生へのセクハラ・アカハラ行為で

 

2024年8月23日() 14:01 瀬戸内海放送

 

 岡山大学は指導する女子学生にセクシャルハラスメントおよびアカデミックハラスメントをしたとして、40代の男性教員を22日付で懲戒解雇しました。

 

 懲戒解雇となったのは、岡山大学学術研究院環境生命自然科学学域の農学系の40代の男性教員です。

 

 岡山大学によりますと、男性教員は教員の立場でありながら指導するゼミにいた女子学生と性的関係を結び、複数回にわたり関係を続けました。

 

 また、女子学生の進路選択を妨げるような言動をし、意思決定に不当な影響を及ぼしたとしています。

 

 20241月に女子学生から相談があり発覚し、大学のハラスメント防止委員会が「ハラスメント」にあたると認定しました。

 

 40代の男性教員は性的関係を続けたことは認めていますが、「セクハラとアカハラの認定には納得がいっていない」などと話しているということです。

 

 岡山大学では20243月にも、50代の男性教授が女性教員にセクハラ・アカハラをしたとして停職の懲戒処分にしています。

 

 岡山大学の那須保友学長は「指導を行う立場にある教員がハラスメントを行ったことは許しがたい行為であり、極めて遺憾。全学をあげて防止対策を徹底し、ハラスメント行為に対しては引き続き厳正に対処する」とコメントしています。

 

 

 

「指導学生と性的関係を結び継続した」
セクハラ・アカハラで岡山大学の40代・既婚の男性教員を懲戒解雇

 

2024年8月23日() 14:00 山陽放送

 

指導していた女子学生と性的関係を継続したとして、岡山大学は、男性教員をきのう(22日)付けで懲戒解雇処分にしたと発表しました。

 

セクシュアル・ハラスメントとアカデミック・ハラスメントを行ったことを理由として処分されたのは、岡山大学学術研究院環境生命自然科学学域(農)の40代の男性教員です。

 

岡山大学によりますと、男性教員は、この女子学生の在学期間中に性的関係を持っていたということで、男性教員は既婚者だということです。

 

岡山大学は、教員は、自らが、学生が強く意見することが困難な立場であることを十分に考慮することなく、性的関係を結び、継続し、学生の研究活動に関する意思決定過程(進路選択等)に不当な影響を及ぼしたとしています。

 

今年1月、学内のハラスメント相談窓口に相談があり、ハラスメント防止委員会に対し、ハラスメントの認定を求める申し立てがありました。

 

その後、ハラスメント防止委員会での審議でハラスメントが認定され、学長が懲戒審査について委員会を開催し、審査を行いました。

 

学長は、教員懲戒等審査委員会の審議結果をふまえ、その後の役員会での審査を経て、822日、男性教員に対し、懲戒解雇の懲戒処分とする旨の文書を交付しました。

 

岡山大学の那須保友学長は「指導を行う立場にある教員がハラスメントを行ったことは許しがたい行為であり極めて遺憾です。

 

当該行為は個人の人権を侵害する不当な行為であり、決して容認できないものであります。

 

この事態を真摯に重く受け止め、全学をあげて更なるハラスメント防止対策を徹底し、再発防止に取り組むとともに、ハラスメント行為に対しては引き続き厳正に対処してまいります」

 

とコメントしています。

 

男性教員は、性的関係の継続は認めているものの、それはハラスメントに当たらないと主張。一方で大学側は、教員が学生と関係があったことを重く受け止めての処分だとしています。

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