2024年8月6日火曜日

「暴言や暴力がひどくなるため何も言えなかった」消防本部でパワハラ横行か?3年前に意見書提出も改善の兆しなく

「暴言や暴力がひどくなるため何も言えなかった」
消防本部でパワハラ横行か?3年前に意見書提出も改善の兆しなく

 

2024年8月6日() 11:32 テレビ宮崎


住民の生命と財産を守る消防業務を担う、宮崎県北部にある西臼杵広域行政事務組合消防本部がパワハラ問題で揺れている。40代男性職員による部下へのパワハラが判明し、組合議会は百条委員会の設置を検討している。さらに3年前には職員が意見書を提出していたことも判明した。

 

百条委員会の設置を検討

西臼杵消防本部によると、20246月、高千穂町の飲食店で消防司令補の40代男性が30代男性職員に対し、人格を否定するような暴言を吐いたという。

 

消防司令補の男性は1カ月の停職処分を受け、部下の男性は退職した。これを受けて消防本部は、高千穂町と日之影町、五ヶ瀬町の町議会議長などあわせて10人で構成される「組合議会」に今回の経緯を説明した。

 

議会は、ハラスメントの実態調査や再発防止策を審議するため、8月上旬に臨時の議会を開き百条委員会の設置を検討することになった。

 

「妻や彼女の容姿をブスなどと馬鹿にする」

こちらは、テレビ宮崎が入手した3年前に西臼杵消防本部の職員や退職者12人がまとめたハラスメント被害を訴える意見書。

 

その中には、「訓練中、頭を叩かれたり尻を蹴られていた。他の職員がやられているのも見かけたが、意見すると暴言や暴力がひどくなる為、何も言えなかった」「他の職員の妻や彼女の容姿をブスなどと平気で馬鹿にする」などと書かれていた。

 

意見書はA4用紙13枚にも及んでいる。


 


意見書を書いた元職員の1人によると、文書は消防長などに提出したものの、その後もパワハラは続き、2016年から2024年までに20代から40代の6人が退職したということだ。

 

13人がハラスメント受けた回答

西臼杵消防本部によると、2023年夏に行ったハラスメントに関するアンケートでは、13人が「ハラスメントを受けた」と回答し、その内容のほとんどが、「パワーハラスメント」だったという。

 

アンケートの結果について、西臼杵広域行政事務組合の管理者である高千穂町の甲斐宗之町長は、「過去のハラスメントに関しても心の傷を引きずっている職員がいることも明確に把握した。百条委員会の設置をして、調査結果に対して適切な対応をとり、若い世代に選ばれる職場環境を目指していきたい」とコメントしている。


《カウンセラー松川のコメント》

拙ブログ7月29日付け記事
「Mメンタルサポート」 ブログ出張版: パワハラで西臼杵消防本部の40代消防司令補を停職処分に「人格を否定するような暴言」 部下は退職 (mms119.blogspot.com)
これの続報です。
既に、昨年アンケート調査を実施し、
パワハラ被害に関する回答が有ったにも関わらず、
消防本部をとしては放置した件については
拙ブログ7月31日付け記事
「Mメンタルサポート」 ブログ出張版: 消防本部のアンケートで「上司や先輩からパワハラ」複数回答あるのに調査せず…百条委員会で実態解明へ (mms119.blogspot.com)
に掲載してあるとおりですが、
それよりも前に複数の職員からの意見書まで提出されていたにも関わらず、
組織として放置していた事は更に驚かされました。
消防本部の幹部は「たかが子供の喧嘩」程度の認識だったのでしょうか?
それとも「臭い物に蓋をする」根性で、
事態が自然に鎮静化するか当事者の退職を待っていたとしか考えられません。
僅か40人程の小規模な消防本部だからこそ、問題を有耶無耶にせず、
抜本的解決をしないと遺恨で後々も面倒な事になるのです。

 


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