「うるせえ、ばか」パワハラで新たに2人を懲戒処分 福島・相馬消防
2024年8月9日(金) 11:03 朝日新聞(大久保泰)
相馬地方広域消防本部でのパワハラ問題で、同消防本部は8日、新たに2人の司令補を懲戒処分にしたと発表した。処分者はこれで6人になる。
同消防本部によると、44歳の男性司令補は昨年度、後輩職員から話しかけられた際、「うるせえ、ばか」「うるせえ、話しかけるな」などと日常的に発言。上司が言葉遣いに気をつけるよう指導した後も後輩に怒り口調で「調子に乗ってるなよ」などと言って、精神的苦痛を与えていたという。
34歳の男性司令補は、昨年8月、消防本部通信指令室において、自身が加害者とされるハラスメント事案の記録を印刷し、他の職員に閲覧させていたという。
また、同消防本部はパワハラ問題を調べている第三者委員会が7月16日付でまとめた第三次答申を公表した。
この中で、同委員会が発足した後、委員会への情報提供を口止めするような行為を受けたことがあるという供述があったことを明らかにした。「公平な調査を妨害する不当な行為であり、委員会としてはこの点についても今後調査を行う予定である」としている。
後輩職員に「ノロノロ、タラタラ動くわけじゃないよな」
…暴言などで広域消防の2人減給
2024年8月9日(金) 9:53 読売新聞
福島県相馬地方広域消防本部の職員によるパワハラ問題で、同本部は8日、同本部の男性消防司令補(34)を減給10分の1(3か月)、相馬消防署の男性消防司令補(44)を減給10分の1(1か月)の懲戒処分とした。いずれも7日付。懲戒処分を受けた職員は6人となった。
発表によると、消防司令補(34)は昨年8月、自らが調査対象となっているにもかかわらず第三者委員会の調査記録を閲覧し、複数の職員に内容を伝えるなどした。消防司令補(44)は昨年9月、病休などから復帰する後輩職員に「ノロノロ、タラタラ動くわけじゃないよな」と暴言を吐くなど5件のパワハラ行為があったという。
「たらたら動くわけじゃないよな」「調子に乗ってんなよ」
パワハラで消防職員2人減給
2024年8月9日(金) 9:04 福島民友新聞
相馬地方の消防職員によるパワーハラスメント行為があった問題で、相馬地方消防本部は8日、新たに職員2人の懲戒処分を発表した。同本部の男性消防司令補(34)を減給10分の1(3カ月)、相馬消防署の男性消防司令補(44)を減給10分の1(1カ月)とした。処分はいずれも7日付。
本部の男性消防司令補はパワハラ問題に関連し、個人情報を目的外に収集。昨年8月に自身が加害者とされるハラスメント事案の聞き取り調査の記録を不正に印刷した。他の職員らと閲覧し、聞き取り対象者を推測するなどした。
相馬消防署の男性消防司令補は昨年9月、病気休暇後の軽作業勤務から通常勤務に復帰する後輩職員に対し「軽作業中みたいにのろのろ、たらたら動くわけじゃないよな」などと発言。自主研修への欠席を伝えた後輩職員には「調子に乗ってんなよ」と叱責(しっせき)した。
第3次答申書を公開
同消防本部は8日、パワーハラスメントに関する第三者委員会の第3次答申書を公開した。第三者委は「当委員会発足後、委員会への情報提供を口止めする行為を受けたことがあるという内容の申述があった」と指摘した。第三者委は調査を行うとしている。
《カウンセラー松川のコメント》
拙ブログ6月7日付け記事
「Mメンタルサポート」 ブログ出張版: 不適切対応「改善不可欠」 相馬消防本部、パワハラ中間答申を公開 (mms119.blogspot.com)
これの続報です。
更なる加害行為に関する内容と処分について発表されました。
上司の指導にも従わない様な職員では、改悛の情無しとも言えるでしょう。
健全な職場環境を醸成するには、この様な低質の職員は徹底した教育が必要ですし、
その様な教育をしても効果は期待出来ないでしょう。
「教育の効果無し」として懲戒や分限処分での改善も止む無しです。
被害者の皆様へ
パワハラが平然と行われる職場環境だったと思いますが、
良くぞしっかりと調査に協力されたと感心しております。
この様な機会を一旦逃すと、次の機会は訪れない可能性が十分にあります。
それだけに、機会を逃さずに加害者を罰するに至らせたのは
大きな勲功だと言えます。
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