2024年8月26日月曜日

▼教育現場で約22人に1人がパワハラ被害か…福島県内の公立学校でハラスメント調査

教育現場で約22人に1人がパワハラ被害か
…福島県内の公立学校でハラスメント調査

 

2024年8月26日() 17:00 福島テレビ

 

福島県教育庁は、教育現場におけるハラスメントの実態を把握するため、6月から7月にかけて、県内の公立学校に勤務するすべての教職員を対象に匿名のアンケートなどによる調査を行い、その結果を公表した。

 

「パワハラにあたる言動を受けたことがある」と回答したのは全体の4.58%で、「威圧的な行為をされたりミスを責任転嫁されたりした」という回答が最も多かった。

 

また、セクハラ被害の調査では全体の1.28%が「セクハラにあたる言動を受け不快だった」と回答。

上司や同僚から性的な話や冗談を言われたり、周囲に人がいるところで容姿を話題にされた、などの回答が多数を占めた。

 

福島県教育庁は「ハラスメント行為防止に向けた教職員の意識高揚をはかる」としている。



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パワハラ被害教職員661人 福島県教委調査、セクハラは185

 

2024年8月27日() 10:16 福島民友新聞

 

 県教委は26日、本年度の教職員向けのセクハラとパワハラに関する調査結果を公表した。セクハラに関する訴えは185人で128%(前年度比01ポイント減)、パワハラに関する訴えは661人で458%(同034ポイント減)でいずれも前年度を下回った。ただ、パワハラの訴えがセクハラの約36倍となっており、県教委は「非違行為と認められる場合は厳正に対処したい」と考えを示した。

 

 パワハラと回答した人のうち「威圧的な行為をされたり、ミスを責任転嫁されたりした」が369件で最多となった。「実現不可能なことや、無駄な業務の強要をされた」が125件、「メールやSNSなどを含め、暴言や名誉毀損(きそん)があったり、侮辱されたりした」が120件と続いた。不快だった際の対応では「上司、先輩、同僚に相談した」が380件で最も多く、次いで「何もしなかった」が235件だった。

 

 セクハラでは「性的な話・冗談などを言われ不快であった」が80件、「周囲に人がいるところで容姿を話題にされ不快であった」が43件、「男のくせに、女のくせになどと言われ不快であった」が25件だった。不快だった際の対応では「何もしなかった」が最多で95件、「上司、先輩、同僚に相談した」が59件だった。

 

 調査は614日から75日にかけて、県内の公立学校で勤務する全教職員ら約18千人を対象に匿名で実施した。このほか、県教委は希望者を対象に聞き取り調査などを行っており、結果を踏まえて「一人一人の状況に応じて対応を進めていく」とした。


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