2024年8月3日土曜日

北海道・北見市パワハラ、職員と和解 市が300万円支払い

北海道・北見市パワハラ、職員と和解 市が300万円支払い

 

2024年8月3日() 6:00 北海道新聞

 

 【北見】北見市は2日、職場のパワーハラスメント(パワハラ)で精神的苦痛を受けたとして、男性職員が市に対して損害賠償を請求し、パワハラ行為を認めて300万円を支払うことで和解したと発表した。

 

 市によると、男性は20194月以降、40代の男性上司から職場で「こんなことも分からないのか」と叱責(しっせき)されたり、懇親会で体をたたかれたりし、212月から精神疾患で休職した。

 

 

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飲み会中部下に“ケツバット”
…職場では「そんなことも分からないのか」と叱責―北海道北見市の係長
 パワハラ14件で減給1か月の懲戒処分 300万円の賠償で和解

 

2024年8月2日() 21:34 北海道文化放送

 

 北見市役所納税課の男性係長(47)がパワハラ行為が確認されたとして、減給1か月の懲戒処分を受けました。

 

 北見市によりますと、同じ課の部下で30代男性に20194月から20212月までの約2年間にわたり、パワハラ行為を続けました。

 

 確認されたは14件です。

 

 職場の飲み会で、お尻をプラスチック製のバットでたたきました。

 

 複数回たたいた可能性があり、たたいた理由は「特段なく、その場のいきおいだった」といいます。バットは飲み会中の余興のために持っていたとみられます。

 

 「そんなことも分からないのか。これまで何を学んできたのか」と職場でしかる姿も目撃されていました。

 

被害男性は精神疾患で入院

 男性は20212月に精神疾患で入院。通院を含めた療養機関は20241月まで約3年間にわたりました。

 

 部下の男性は20214月に市役所内で相談。北見市は11月にハラスメント行為があったと認め、男性係長を減給1か月の懲戒処分としました。

 

 2人は20224月、それぞれ別の部署に異動。ただ、部下の男性はショックが続き、8月までは休んでいました。9月に職場復帰しましたが、療養は続いていました。

 

1月に北見市を提訴 300万円で和解

 男性は「(男性係長に)故意または重大な過失があった」として、今年1月、北見市を訴え、賠償を請求。82日付で北見市が300万円を支払うことで和解しました。

 

 北見市は係長に支払いを求める方針です。

 

 北見市は当時、被害にあった30代男性が療養中だったことから処分を公表せず、和解が成立したことから82日発表しました。

 

係長「パワハラ認識なく指導の一環だった」

 係長は「申し訳ない」と話していますが「パワハラの認識はなかった」といい、指導の一環だったと説明しています。辞職の意向はありません。

 

 北見市の辻直孝市長は「パワハラは決してあってはならないもの。このような行為が行われていたことは誠に遺憾で、大変重く受け止めている。職員研修などを通じて職員の意識改革を図り、ハラスメントのない働きやすい職場環境をつくる」とコメントしています。

 

 

 

“プラスチック製バット”で部下の尻を叩くなどした
当時47歳の男性係長を懲戒処分と北海道北見市が公表
 業務中に「そんなことも分からないのか」などと罵倒するなど
14件の行為をパワハラと認定

 

2024年8月2日() 19:32 北海道放送

 

 北海道北見市は、部下の男性に対し、プラスチック製のバットで尻を叩くなどのパワーハラスメントをしたとして、3年前、当時47歳の係長を減給1か月の懲戒処分としていたことを公表しました。

 

北見市によりますと、市の納税課に勤務していた当時47歳の男性係長は、2019年から2021年にかけて、部下の男性職員に対し、業務中に「そんなことも分からないのか」などと罵倒したり、宴会の席でプラスチック製のバットで尻を叩くなどのパワハラ行為をしたということです。

 

男性職員は、パワハラが原因で精神疾患を患ったことで、2021年4月、市に被害を相談。調査の結果、市は14件の行為をパワハラと認め、男性係長を減給1か月の懲戒処分としました。

 

北見市は、事案の公表に3年近くかかった理由について、男性職員の心身への影響を考慮したことや、今年に入って男性職員が、市に求めていた損害賠償請求の和解協議が整ったためとしています。

 

北見市では、おととし、別の職員が、パワハラを申し立てた際に、担当の課が、申し立てを取り下げるよう促したとされる問題も起きていて、第三者委員会が調査しています。

 

 

 

飲み会…バットで尻を叩くパワハラ
 納税課係長(当時)が懲戒処分を受けていた 北海道北見市

 

2024年8月2日() 18:09 札幌テレビ

 

北海道北見市は、総務部納税課の係長だった男性(当時47)を、パワーハラスメントを行ったとして、2021年に懲戒処分をしていたと発表しました。

 

北見市によりますと、20214月、男性係長の部下だった男性職員(30代)から、20194月から20212月までのあいだ、男性係長からパワーハラスメントを受けていると申し出がありました。

 

北見市が男性係長や関係職員から聞き取り調査を行ったところ、飲み会で男性職員の尻をプラスチックバットで叩くなど、不適切な行為や発言などのハラスメントに該当する事実が認められたということです。

 

男性係長は202111月に減給1か月の処分を受けました。

 

部下だった男性職員が精神疾患による療養を余儀なくされ、当時療養中だったことから処分の公表を控えていましたが、20241月に男性職員から損害賠償請求があり、8月に300万円で和解が成立したため、処分を公表したということです。

 

北見市の辻直孝市長は、「パワーハラスメントはあってはならないものです。このような行為が行われていたことは誠に遺憾であり、大変重く受け止めております。今後とも、なお一層しっかりと防止対策に取り組むとともに、職員研修などを通して職員の意識改革を図り、ハラスメントのない働きやすい環境をつくり、市民のみなさまの信頼回復に努めてまいります」としています。


《カウンセラー松川のコメント》

加害者は「パワハラの認識はなかった」「指導の一環だった」
と弁明していますが、
職場の飲み会でお尻をプラスチック製のバットで叩いてもいます。
これに対しては「特段なく、その場のいきおいだった」
と弁明。
要するに「自分は悪意が無かった」と主張したいのでしょう。
それならば、これらの行為はパワハラではなく虐めです。
他の職員の前で晒し者にして楽しんでいたのでしょう。
しかも「辞職の意向はありません」と報じられているのですから、
典型的な虐め加害者の言動です。
こんな恣意的な愚行で市は被害者に300万円も支出したのですから、
和解金を加害者から確実に徴収して欲しいです。
そして、徴収された加害者は自らの行為の愚かさを実感して欲しいです。

被害者の方へ
本当に辛い日々だったと思います。
決して300万円で解決出来る事だとも思いません。
しかし、和解に応じ早期の決着を図った事は、
被害者としても譲歩したと考えられますので、
大人の対応をされたと評価出来るでしょう。

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