2024年8月1日木曜日

▼「時間の無駄だったね」若手職員に半年間、1人で別室勤務を強制 ハラスメント窓口に相談するも実態把握できず、職員は4月末に退職…50代・市立病院主幹を懲戒、パワハラで減給1カ月分 島根県大田市

「時間の無駄だったね」若手職員に半年間、1人で別室勤務を強制
 ハラスメント窓口に相談するも実態把握できず、職員は4月末に退職
…50代・市立病院主幹を懲戒、パワハラで減給1カ月分 島根県大田市

 

2024年8月1日() 20:22 山陰中央新報

 

 島根県大田市は1日、市立病院の50代主幹が特定の部下1人に対し、長期間パワハラ行為をしていたとして、同日付で減給(10分の1)1カ月の懲戒処分にしたと発表した。正当な理由なく、約半年間にわたって単独での別室勤務を強いるなどしていた。

 

 市立病院によると、主幹は昨年7月から今年1月までの間、部下の若手職員に対し、別室で1人での勤務を強いた。聞き取りに対し、最初の3日間については「カルテの入力作業などに集中してもらうためだった」と説明したが、その後は正当な理由なく、同じ状況を続けたという。

 

 また、定時で帰るよう求める張り紙を多くの人が見える形で職場のパソコンに張り出したほか、業務報告の書類を受け取る際に、作業が遅かったことを指して「時間の無駄だったね」と発言したという。

 

 職員は院内のハラスメント窓口に相談したが、病院側も実態を十分に把握できていなかった。若手職員は4月末に退職している。主幹は「指導の一環のつもりだった」と弁明し、反省しているという。

 

 会見した病院事務部の板垣譲次部長は「病院の信頼を大きく損なう行為で、おわび申し上げる」と謝罪した。管理監督者の副院長と前総務課長は口頭注意の処分にした。

 

 

※ 他社のニュースも掲載致します 

市立病院でパワハラ 部下の若手職員に対し…
半年にわたり別室で1人での勤務を強いる・時間外勤務の申請を拒む
 50代職員を懲戒処分

 

2024年8月1日() 18:57 山陰放送

 

市立病院でパワハラです。

部下に対して長期間、別室での勤務を強いるなどしたとして、大田市立病院は職員1人を減給10分の11か月の懲戒処分にしたと発表しました。

 

パワハラ行為で処分を受けたのは、島根県大田市にある大田市立病院の50代の職員です。

 

50代の職員は、部下の若手職員1人に対し去年7月頃からおよそ半年にわたって、別室で1人での勤務を強いたり、合理的な理由なく時間外勤務の申請を拒んだりするなど複数のパワハラ行為を行ったということです。

 

被害を受けた職員からの相談を受け、病院は何度か50代の職員に指導・注意をしたということですが全面的には改善されず、被害を受けた職員は今年4月末に退職しました。

 

病院は先月、50代職員の行為をパワハラと認定し、懲戒処分を行いました。

 

この職員は、自分の行為は指導のつもりだったが、今は反省しており、被害職員には申し訳ない、と話しているということです。

 

病院は、こうしたことが二度とないよう、今後、研修を行うほかハラスメント相談窓口の周知も改めて行うとしています。




若手職員の業務報告に「時間の無駄だったね」、長期間別室勤務させる
…市立病院主幹を減給処分

 

2024年8月2日() 10:32 読売新聞

 

 島根県の大田市立病院は1日、同じ若手職員1人に対し、半年間にわたって別室勤務させるなどのパワーハラスメント行為をしたとして、50歳代の主幹を減給10分の1(1か月)の懲戒処分にした。若手職員は4月に退職したという。

 

 発表によると、主幹は昨年7月末~今年1月、職員に対し別室勤務を命じたほか、業務報告を受けた際に「時間の無駄だったね」と不適切な発言をしたり、職員のパソコンに「17時15分に帰りましょう」と印刷した紙を他の人も見えるように貼ったりした。

 

 3月に職員から申し立てがあり、病院側が調査してパワハラ行為を認定。主幹は反省しており、聞き取りに対し「指導の一環だった」などと話しているという。

 

 板垣譲次事務部長は同院で記者会見を開き、「病院の信頼を大きく損なうもので、被害を受けた職員やご家族、当院を利用されている皆さまに深くおわび申し上げる」と謝罪した。


0 件のコメント:

コメントを投稿