2024年8月31日土曜日

▼議会議長がパワハラか、市職員が調査申し立て 愛媛・四国中央市

議会議長がパワハラか、市職員が調査申し立て 愛媛・四国中央市

 

2024年8月31日() 11:23 朝日新聞(堀江泰史)

 

 愛媛県四国中央市の50代の男性職員が市議会議長の篠永誠司市議(58)からパワハラ行為を受けたとして調査と対応を求めていることを市が明らかにした。市の申し入れを受けた市議会が調べている。市は「プライバシーを尊重し、公表は差し控える」として詳細は明らかにしていない。

 

 関係者によると、職員の主張では4月初め、市役所内の議長室で篠永市議に市の施策に関する説明をした。この際、「この件は廃案になったのではないですか」などと伝えたところ、篠永市議は「何を言いよんぞ」と言って、2人の間にあった机を蹴った。はずみで机は職員の足に当たった。職員が「パワハラではないか。訴えますよ」と抗議したところ、篠永市議は「訴えるなら訴えろ」と返したという。

 

 パワハラ行為があったとして、職員は市に事実確認の調査と対応を申し立て、市は826日に受理。市の規定で職員間の場合は「パワハラ対策委員会」の設置などが定められているが、相手が市議だったため「調査権限がない」として、同27日に市議会に調査と対応を申し入れた。

 

 市議会事務局によると、会派代表者会議で事実確認を進めているという。

 

 取材に対し、篠永市議は「議会のみなさまに協議していただいており、私が今、軽率にコメントすることはできません」と話した。

 

 篠永市議は200211月、合併で四国中央市になる前の伊予三島市議選で初当選。合併後の04年から20年まで四国中央市議選で5選を果たしている。

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