2024年6月7日金曜日

不適切対応「改善不可欠」 相馬消防本部、パワハラ中間答申を公開

不適切対応「改善不可欠」 相馬消防本部、パワハラ中間答申を公開

 

2024年6月7日() 9:19 福島民友新聞

 

 相馬地方の消防職員によるパワーハラスメント行為があった問題で、福島県相馬地方消防本部は6日、ハラスメント行為を調査している第三者委員会の2次答申書(中間答申)を公開した。答申書では、消防本部の不適切な対応があったなどと指摘した上で「問題点を解消する意識、意欲を強く持って改善を図っていくことが必要不可欠」とした。同消防本部は答申書の内容を踏まえ今後、第三者委に対策案を提出する。

 

 第三者委は被害職員からの聞き取りが不十分だったり、ハラスメントの相談後も加害職員が訓練に参加したりするなど同消防本部の不適切な対応があったことを問題視した。関連規定の不明確さや情報管理体制の不備なども挙げた。また、酒席でのハラスメント情報も多く寄せられたという。

 

 同消防本部は第二次答申書追補も公表。加害者として調査対象となった職員が、調査記録を不正に印刷し対象者を推測するなどした。第三者委は職員の行為について非違行為とした。 

 

 

※ 他社のニュースも掲載致します

ビンタ祭り、全裸強要、池で泳げ…消防署でパワハラ累々
 福島・相馬広域消防の第三者委が調査公表

 

2024年6月6日() 21:48 河北新報

 

 相馬地方広域消防本部(福島県南相馬市)の消防署などでのパワーハラスメント問題を調べている第三者委員会(委員長・安村誠司福島県立医大教授)は6日、消防職員の宴会で「裸になって池を泳ぐことを強要された」など極めて不適切な行為があったことを明らかにした。パワハラに厳しく対応しなかった組織としての問題点も指摘し、早急に実効性のある改善策を検討するよう求めた。

 

 数々のパワハラ行為は、今年2月に第三者委が行ったアンケートで判明した。全消防職員150人のうち127人が回答した。

 

 酒席での先輩職員からのパワハラを訴えるケースが目立ち、「一気飲みや全裸の強要があった」「急に(互いに顔をたたき合う)『ビンタ祭り』が始まった」「バーベキューの席上で裸にしたり、汚い貯水池のような所に入らせたりした」との回答が寄せられた。

 

 第三者委によると、酒席での行為はおおむね6年以上前でパワハラとして個別に認定することが難しいが「後輩職員の財産権や人格権を侵害する不法行為」と強く批判する。

 

 組織のパワハラ対応についても①懲戒審査会に諮るべき行為に関し、トップの消防長が厳重注意で済ませていた例がある②パソコン管理がずさんで、ハラスメント調査記録が加害者側の職員に「流出」していた―などの問題点を挙げた。

 

 相馬地方広域消防本部は福島県の相馬市、南相馬市と新地町、飯舘村がエリア。パワハラは昨年11月に被害者からの訴えで発覚し、第三者委が調査。これまで1人が免職、3人が停職の懲戒処分を受けた。長年にわたって悪質なパワハラ行為が続いていたことが分かっており、第三者委はさらに数人を調べている。


《カウンセラー松川のコメント》

拙ブログ5月10日付け記事
「Mメンタルサポート」 ブログ出張版: 暴行や10万円要求 相馬広域消防、パワハラで免職など2人処分 (mms119.blogspot.com)
これの続報です。
尚、ニュースにて記された
「ハラスメント調査記録が加害者側の職員に「流出」」については
「Mメンタルサポート」 ブログ出張版: パワハラ事案リスト、加害職員が漏らす 上司の古いPCを悪用 福島 (mms119.blogspot.com)
として、拙ブログでは別途記事にしてあります。
答申の内容についてですが、
ハラスメントを超え、虐めの域に達している内容です。
この様な行為を躊躇無く実行出来たのを、酒のせいにするのではなく、
人間性として捉えるべきであり、今後の発生防止の為にも、
加害者に厳罰を科する必要があると確信しております。

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