2024年6月24日月曜日

「市長の言動がパワハラ的なものに感じた」鹿角市幹部職員の議会での発言を受け 職員へ無記名のアンケートを実施

「市長の言動がパワハラ的なものに感じた」鹿角市幹部職員の議会での発言を受け 職員へ無記名のアンケートを実施

 

2024年6月24日() 19:12 秋田放送

 

鹿角市の関厚市長による職員への発言を巡って市は、すべての正職員を対象にパワーハラスメントについての調査を行うことを明らかにしました。市の幹部職員が、パワハラにあたるような言動を市長から受けたと議会で発言したことなどを受けての調査で、アンケートは無記名で行われる見通しです。関市長は取材に対し、「声が大きかったことはお詫びをしたい」と話しています。

 

鹿角市議会では今月11日に、市の幹部職員が「市長の言動がパワハラ的なものに感じた」と発言していて、一部の議員から調査を求める声があがっていました。

 

児玉悦朗議員

「市長から職員に対し、パワハラと思われる事案が実際にあったかどうかの調査を、アンケートなどを至急に行って、体制を早急に改善するべきというふうに思いますが」

 

鹿角市 舛屋修美副市長

「市民等に対して事実関係をはっきり明らかにする責務、必要性もあると思いますし、組織として職場でパワハラ防止に取り組んでいくためにも調査を実施したい」

 

鹿角市の舛屋修美副市長は、24日の市議会の本会議でこのように述べ、市のすべての正職員を対象に関市長によるパワハラがあったかどうか、明らかにするための調査を行う考えを示しました。

 

関市長によりますと、おととし9月ごろと去年9月ごろ、議会の答弁を検討する会議の場で、市長が提供を求めていた必要な資料が担当部局から長時間届かず、当時の担当部長や課長に資料を早く持ってくるよう大きな声で叱責しました。

 

記者

「何をどういうふうに言ってしまったのですか」

 

鹿角市 関厚市長

「早く資料を持ってきてもらいたいということです。でないと議会答弁ですから、時間も限られていますし、その点が非常に厳しかったなと思います」「大変声が大きくて、言ったということであればお詫びもします。お詫びもしますということですけど、なかなかそこについてはお詫びというチャンスがないので、きっちり対応していきたいと思います」

 

鹿角市によりますと、市役所の内外に設けている通報窓口には、これまでに、この件を含め、市長のパワハラに関する相談は寄せられていません。職員へのアンケートは準備が整い次第行われ、鹿角市は調査の結果を8月末に始まる予定の次の議会までに公表したい考えです。

 

 

※ 他社のニュースも掲載致します

「市長の発言、パワハラと感じた」
 鹿角市が全職員対象に調査へ 秋田

 

2024年6月25日() 20:38 秋田テレビ

 

秋田県鹿角市は、関 厚市長にパワーハラスメントが疑われる言動があったとして、全職員を対象にした調査を実施することを決めた。調査は副市長が取り仕切り、無記名で行われる。

 

611日に行われた鹿角市議会の議会運営委員会で、市の幹部職員が「市長の言動がパワハラ的な発言だったと感じている」と話した。

 

また、2022年と2023年に市議会の一般質問の答弁を協議する際、職員が必要書類を用意するのが遅れ、関市長が職員を大声で叱ったという。

 

25日に行われた定例記者会見で、関市長は「大声で叱ったことは事実」とした上で、「答弁を作成する難しい状況だったので、私もかなり焦っていたのは事実。それについてはおわびを申し上げている」と釈明した。

 

その場には舛屋修美副市長が同席していて、市長に「パワハラと取られる可能性がある発言だ」と指摘したという。

 

こうした事態を受け、市は同じような言動がなかったか、すべての職員を対象にアンケート調査を行うことを決めた。調査は舛屋副市長の責任のもとで行われる。

 

 鹿角市・舛屋修美副市長:

「事実を明らかにして市民にも事実を公開して、職員に対してもパワハラを防止する取り組みの観点から調査を実施して、公開した上で報告したいと考えた」

 

調査は無記名で行われ、9月市議会までに取りまとめられる予定。


《カウンセラー松川のコメント》

「議会の答弁を検討する会議の場で、市長が提供を求めていた必要な資料が担当部局から長時間届かず、当時の担当部長や課長に資料を早く持ってくるよう大きな声で叱責」
「市議会の一般質問の答弁を協議する際、職員が必要書類を用意するのが遅れ、関市長が職員を大声で叱った」
どちらも、叱責をした市長が悪いのでしょうか?
会議の開催日時が決っており、
それまでに用意するべき書類が用意されないのであれば、
会議は進行出来ないでしょう。
市長も時間を持て余している身ではないでしょうから、
適切な資料も無い会議の為に時間を浪費したくないでしょうし、
それは同席者も同じ事です。
書類を用意する側も他の業務と並行しての対応でしょうから、
それはそれで大変だと思います。
与えられた時間では足りなかったのかも知れません。
しかし、それならば「時間が足りない」「人手が足りない」
「提出期限に間に合わない」この様な報連相をするべきだったと思います。
ニュースでは職員の動きまで伝えられていませんが、
その様な報連相を怠った結果として書類が用意出来ていないとすれば
叱責されて当然です。
首長や議員は公選で就任しているので「民の代表=偉い」と思い、
尊大な時には傲慢な言動をする者も居ます。
しかし、それを甘受する必要はありませんが、
叱責される時に過大な叱責となる場合は往々にしてあります。
それをいちいち「パワハラだ」と騒いでいても、
お互いの関係が悪くなるだけだと思います。
今般の状況からですと、市長は日ごろから大なり小なりパワハラ加害をしており、
それが為に職員からの擁護もなく、アンケート調査に発展したとも感じております。

被害者の皆様へ
毎日の様にどこかで市長によるパワハラがあったのでしょうか。
全体の職場環境は悪化していたのでしょう。
先ずはアンケート調査の結果を待ち、
そこから市議会や市民の動きを待ちましょう。



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