2024年6月3日月曜日

▼空自で男性自殺、国に100万円の賠償命令…パワハラ相談に適切に対応せず安全配慮義務に違反

空自で男性自殺、国に100万円の賠償命令
…パワハラ相談に適切に対応せず安全配慮義務に違反

 

2024年6月3日() 17:51 読売新聞

 

 航空自衛隊小松基地(石川県)で勤務していた元隊員の男性(当時31歳)が2018年に自殺したのは上司のパワーハラスメントが原因などとして、男性の母親が国に2000万円の損害賠償を求めた訴訟の判決で、東京地裁は国に100万円の賠償を命じた。大寄麻代裁判長は上司のパワハラを否定する一方、「相談を受けた別の上司が適切に対応しなかった」と指摘した。

 

 5月31日付の判決は、上司による男性への指導は業務上の必要性があったと判断した。一方、男性から「正直もう限界です」と相談された別の上司については、男性が過去に適応障害で休職していたことを把握していたのに、身体的、精神的な不調の内容を具体的に確認せず、安全配慮義務に違反すると認定した。

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