高校教諭の半数近く「パワハラ受けた経験あり」
人の前で叱責、休日出勤の強要など<宮城県>
2024年6月10日(月) 19:30 ミヤギテレビ
県内の高校教諭がパワハラで自殺した問題を受け、県内の高校教職員らの組合がパワハラに関するアンケートを行った。
アンケートは、組合員による職場への呼びかけで行い、県内の教職員104人から回答があった。
組合は、「パワハラに関心の高い人からの回答が多かった可能性がある」としたうえで、全体の半分近い47人が「かつて受けた経験がある」と回答。
9人が「現在受けている」と回答した。「ない」という回答は29人だった。
具体的な事例としては、
・1分ごとのスケジュール提出
・「お前の書いた文章は読む価値がない」との恫喝
・他の職員がいる前で叱責
・休日出勤、残業の強要
・過度な叱責などがあったという。
高校・障害児学校教職員組合
菅憲史 執行委員長
「パワハラが無い職場にしていかなくてはいけない。みんな思っていると思う。現実としていまも苦しんでいる方がいることを、県全体で考えましょう」
組合は、相談窓口となっている管理職がパワハラを行っている可能性もあるとして、第三者をいれた相談体制などを要望している。
宮城県の教職員半数以上パワハラ被害の経験あり
教職員組合が104人にアンケート
2024年6月10日(月) 19:15 仙台放送
宮城県内の教職員組合が教職員を対象に行ったアンケート調査で、回答した半数以上が職場でパワハラを受けたことがあると回答しました。
アンケートは、2020年に県立学校に勤める30代の女性教師が、59歳の男性教師からパワハラを受け自殺した問題をめぐり、県高等学校・障害児学校教職員組合が現場の実態を調べようと行ったものです。
アンケートは組合員を通じて県立高校の教職員に周知され、3月から5月までに104人から回答を得ました。その結果、パワハラについて、「かつて受けたことがある」と回答したのは47人、「現在受けている」と回答したのは9人で、回答した半数以上がパワハラ被害を受けていました。
具体的には、恫喝、一分ごとのスケジュールの提出、校長が飲み会の場で結婚していないことをさんざんからかうなどがあったということです。
県高校・障害児学校教職員組合
菅憲史執行委員長
「今も苦しんでいる方がいるということを、やはり県全体として考えましょうと思っております」
組合では、結果をもとに、第三者による相談体制の確立などを求める緊急の要求書を6月10日、県教委に提出しました。
宮城県の高校教職員104人中47人がパワハラの経験ありと回答
2024年6月10日(月) 18:40 東日本放送
宮城県の高校教職員へのアンケート調査で、回答者104人のうち47人が「パワハラを受けた経験がある」と回答したことが分かりました。
県高等学校・障害児学校教職員組合=高教組が、30代女性教諭が同僚からパワハラを受けて自殺した問題を受け組合員を対象に行ったアンケートで、回答した104人中47人が「パワハラを受けた経験がある」と答え、9人が「今も受けている」と答えました。
パワハラの内容としては「恫喝、1分ごとのスケジュール提出、毎日のトイレ掃除」「仕事辞めたらと言われる」などの回答があり「なぜパワハラを受けた側が泣き寝入りしなければならないのか」と県教育委員会の対応が不十分との意見なども寄せられました。
アンケート結果を受け高教組は、第三者を入れた相談体制の確立などを求め県教委に要望書を提出しました。
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