仙台市議会議員対象のハラスメント防止研修会
仙台市職員の相談に応じる弁護士が講師
2024年6月19日(水) 17:08 東日本放送
仙台市議会の議員を対象に、ハラスメント防止の研修会が開催されました。
仙台市議会の女性議員らが開催した研修会では、仙台市職員のハラスメントの相談などに応じている栗原さやか弁護士がハラスメントに対する意識が変わってきている現状を説明しました。
栗原さやか弁護士「以前は、この程度なら問題ない、誰も目くじらを立てないとされていても意識の高まりに伴って厳しい非難の対象になる可能性がある」
栗原弁護士は、プライベートなことをしつこく質問したり意見を押し付けたりすることは避け、適度な距離感を保った言動が必要で、笑顔で応じていても不快に感じているケースも多いなどと注意を促しました。
ひぐちのりこ市議「色々な所で差別を受けてきた人や自分の声が届かない所にいる人についてのある程度の思いをはせる、共有することは必要と思ってます」
主催した議員らは定期的に研修会を開催して、ハラスメント防止に務めたいとしています。
「権力を持っていて何でもできると誤解しやすい職務も」市議会議員と市職員
お互いハラスメントはどう防ぐ 弁護士が呼びかけたことは 仙台
2024年6月19日(水) 15:44 東北放送
ハラスメントの防止に向けた研修会が仙台市議会で開かれ、議員と職員が、実例をもとに注意点を学びました。
仙台あさひ法律事務所 栗原さやか弁護士:
「みなさんも親しくなればついやってしまう可能性はどこにでもある。やってしまったときに相手からのレスポンスがないと、どんどんエスカレートするというのは誰でもリスクを持っている」
研修会では、仙台市職員のハラスメント外部相談窓口となっている仙台あさひ法律事務所の弁護士が講師を務め、「ハラスメントの種類や内容は、時代によって変化するため、常にアンテナを高く保つ必要がある」と呼びかけました。
また、神奈川県藤沢市が行った実態調査の結果をもとに、職員が市議会議員から「お前じゃ話にならない」「所詮この程度」など高圧的に対応された実例が紹介されました。
樋口典子仙台市議:
「(議員は)権力を持っていて、何でもできると誤解をしやすい職務があると思うが、人間関係をお互い社会人として知らなければいけない、やらなければいけないことを再認識しなければいけない」
研修会は仙台市議会の女性議員でつくる団体が主催し、市議と市職員の希望者合わせて40人が参加しました。
0 件のコメント:
コメントを投稿