2024年6月13日木曜日

垂水市消防本部 「女性消防士へのハラスメント確認できず」

垂水市消防本部 「女性消防士へのハラスメント確認できず」

 

2024年613() 18:48 NHK

 

垂水市消防本部に勤めていた女性消防士が職場でセクハラなどの被害を受けたと訴えていることについて、消防本部側はハラスメントを指摘された職員への聞き取り調査の結果、事実関係は確認できなかったとした上で、今後、外部の調査機関に委託して詳しく調べる方針を示しました。

 

垂水市消防本部ではおととし採用された女性消防士が女性用の仮眠室がないため当直勤務ができず、原則、庁内での業務を担当させられるなど、性別による不当な扱いを受けたとして、去年10月に退職しました。

 

女性は、このほか、庁舎内で男性職員から何度も体を触られたほか、仕事を与えられないなどのハラスメントを受けたと訴えていて、市消防本部に対し調査と関係者の処分を求めていました。

 

13日行われた垂水市議会の一般質問で、事実関係などを問われた垂水市消防本部の市来幸三消防長は、ハラスメントを行ったと女性に指摘された職員に聞き取り調査を行った結果、事実は確認できなかったと述べました。

 

その上で、今後は市の相談窓口に女性からの正式な申し出があれば、外部の調査機関に委託して事実関係を調べる方針を示しました。

 

垂水市の尾脇市長は「客観性を持って正しく調査をしたい。専門家にも話を聞くなどして検証していきたい」と述べました。


《カウンセラー松川のコメント》

拙ブログ4月11日付け記事
「Mメンタルサポート」 ブログ出張版: 垂水市の女性消防士“性別で不当扱い”訴え退職 市長の見解は (mms119.blogspot.com)
ここで市長は
環境整備とハラスメントについて専門的な部分も含めて対応するよう指示した
と回答。
しかし、市議会での消防長の回答は
「ハラスメントを行ったと女性に指摘された職員に聞き取り調査を行った結果、
事実は確認できなかった」
とのこと。
そりゃそうでしょう。
加害者に質問して「はい、私がやりました」と必ず答えるとは限りませんし、
当人に加害の意識が無ければ尚更に「やりました」とは答えないでしょう。
だから、この聞き取り調査だけで「ハラスメントは無かった」とは
言い切れません。
そして、単なる聞き取り調査を専門的な対応と言うのでしょうか?
市長が本当に指示をしたのかも不明ですが、
もし指示が出ているとしたら、この程度の調査でお茶を濁そうとしている自体
「本当はハラスメント事案が有った」を裏付けていると勘繰れます。

被害者の方へ
消防長の回答で対応が終わるのか、これは中間報告なのか、
報道では判断出来ませんが、解決への道は未だ遠くな気がします。

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