2024年7月31日水曜日

消防本部のアンケートで「上司や先輩からパワハラ」複数回答あるのに調査せず…百条委員会で実態解明へ

消防本部のアンケートで「上司や先輩からパワハラ」
複数回答あるのに調査せず…百条委員会で実態解明へ

 

2024年7月31日() 11:33 読売新聞

 

 宮崎県の西臼杵広域行政事務組合消防本部で昨年実施された職場アンケートで、複数の職員が上司などからパワハラを受けたと回答していたにもかかわらず、同本部が調査を行っていなかったことが同本部への取材で分かった。同組合議会はパワハラの実態解明を進めるため89日に臨時会を開き、調査特別委員会(百条委員会)の設置議案を提案する。

 

 同組合は高千穂、日之影、五ヶ瀬の3町で組織されている。消防本部によると、アンケートは職員側の発案で昨年夏に実施。複数の職員が上司や先輩から訓練中にたたかれたり、自身の身体的な特徴や家族の容姿をばかにされたりしたと回答したという。

 

 消防本部は同12月にパワハラの内容が書かれた結果を受け取った後、日高一昭消防長がパワハラを行わないよう職員に訓示。ただ、詳細な調査や処分は行わなかった。パワハラを受けたと回答した職員の数についても消防本部は把握していないという。

 

 消防本部総務課は、回答には消防本部の運用が開始された2015年当時のものなど過去のパワハラに関する記述も含まれていたとし、「過去に遡って調査するより再発防止に重きを置いていた。消防本部で調査すべきだった」としている。

 

 組合議会は3町の議長ら計10人の議員で構成。佐藤成志議長(五ヶ瀬町議会議長)は「議会として真相を究明したい」と話した。 

 


※ 他社のニュースも掲載致します 

宮崎・西臼杵消防、パワハラ横行か 組合議会が百条委設置へ

 

2024年7月30日() 10:10 宮崎日日新聞

 

 西臼杵広域行政事務組合消防本部が昨年夏、職員を対象に行ったハラスメントに関するアンケートで、回答者の4割に当たる10人以上が上司からのパワハラを受けたことがあると答えたことが29日分かった。同本部は結果を把握しながら詳細な調査など適切な対応を取っていなかったことも判明。事態を重く見た同組合議会が「自浄作用が期待できない」などとして調査特別委員会(百条委員会)を設置する方針を決めた。



《カウンセラー松川のコメント》

拙ブログ7月30日付け記事
「Mメンタルサポート」 ブログ出張版: 消防本部職員の4割パワハラ訴え「訓練中たたかれた」  宮崎・西臼杵 (mms119.blogspot.com)
これの続報です。
消防本部としてアンケート調査は実施していたにも関わらず、
個別事案に対しては何も対処していなかった事が判明しました。
調べてはみたものの、対応は面倒臭くて、包括的な処理として消防長による訓示で
お茶を濁したのでしょうね。
この処理の正誤について問うのも難しいですが、
結果論としては「何もしていないのと同様」となってしまいました。
やはり、調べて問題点が発覚した以上は、必要な対処をするべきでしょう。

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