2024年7月26日金曜日

▼「教員3人に囲まれ…」元学生がアカハラ主張  就活めぐり”全学生の前で謝罪”と反省文でうつ状態に 330万円の賠償求め提訴 神戸

「教員3人に囲まれ…」元学生がアカハラ主張
  就活めぐり”全学生の前で謝罪”と反省文でうつ状態に
 330万円の賠償求め提訴 神戸

 

2024年7月26日() 22:00 朝日放送

 

 神戸市内にある医療専門学校の学生だった男性が、教員から就職活動をめぐって全学生の前で謝罪を強要された上、反省文を提出させられるなどのアカデミックハラスメントを受けたとして、専門学校の運営法人に対し、損害賠償を求める訴えを起こしました。

 

 訴状などによりますと、神戸総合医療専門学校の学生だった男性(26)は去年、就職活動で2つの病院を見学しました。

 

 しかし、学校の教員は、実習期間中は理由なく病院見学に行かないよう、告げていたとして、男性に反省文を提出させたほか、3年生全員(70~80人)の前で謝罪させたということです。

 

 男性はうつ状態となり、睡眠障害を発症しました。男性側は訴えの中で、「見学の禁止」は学校の決まりに明記されておらず、謝罪や反省文の強要は「アカハラ」だとして、運営法人に対し、約330万円の損害賠償を求めています。

 

(原告の男性)「教員3人に囲まれてノーと言えない状況で、言葉が出なかった。新たな被害者を生まないためにも声をあげないと(と思い提訴した)」

 

 学校側は「訴状を受け取っていないので、わからない」としています。

 

 

※ 他社のニュースも掲載致します

教員から同級生全員の前で謝罪強要
 「アカハラ」主張の元医療専門学校生、賠償求め提訴

 

2024年7月26日() 21:33 神戸新聞

 

 神戸総合医療専門学校(神戸市須磨区)に在学中、同級生全員の前で謝罪を強要されるなどしアカデミックハラスメントを受けたとして、元学生で診療放射線技師の男性(26)=堺市=が26日、学校の運営法人に約330万円の損害賠償を求めて神戸地裁に提訴した。

 

 訴状によると、男性は昨年9月、病院での臨床実習期間中、就職先の候補だった別の病院へ見学に行ったため、同校3年生約80人と教員2人の前で謝罪させられた。反省文の提出も求められ、2カ月後にうつ病と診断されたとしている。

 

 男性によると、教員に別の病院を見学する旨を報告したところ、やめるよう求められたという。しかし、同校の内規には明文化されていないとし、実習先の病院の担当者も了承したため、見学会に参加。その後、教員らに「病院実習の停止で留年」か「診療放射線科3年生全員の前で謝罪」の選択を迫られたという。

 

 男性は、病院の採用試験は見学時の様子が加味されるとして「就職活動に必要だった」とし、見学の禁止は実習期間などに試験がある病院の採用機会を奪うと訴える。

 

 運営法人は「訴状が届いておらず、コメントを差し控えたい」としている。

 

 

 

1年棒に振れますか?」
 専門学校で"アカハラ"受けた男性が学校側を提訴/兵庫県

 

2024年7月26日() 21:27 サンテレビ

 

兵庫県神戸市内の専門学校に通っていた男性が教員からアカデミックハラスメントを受けたとして、学校を運営する医療法人に対し損害賠償を求め、提訴しました。

 

訴えを起こしたのは、神戸市須磨区にある神戸総合医療専門学校を2024年に卒業した診療放射線技師の男性(26)です。

 

訴状などによりますと、男性は在学中の2023年、病院での実習期間中に就職活動のために別の病院を見学しました。

 

これを知った教員は、実習期間中の病院見学は問題行為であるとして男性に対し、「1年棒に振れますか?」など留年をほのめかす発言をし、同級生全員の前での謝罪などを強要したということです。

 

その後、男性はうつ病と睡眠障害の診断を受けました。

 

男性は、実習期間中に見学してはいけないという規定はないにもかかわらず教員から不当に精神的苦痛を与えられたとして、学校を運営する医療法人に対し、約330万円の損害賠償を求めています。

 

学校側は「訴状が届いていないためコメントを差し控える」としています。

 

 

 

全学生の前で謝罪強要は「アカハラ」主張 元専門学校生が学校側提訴

 

2024年7月26日() 12:09 朝日新聞(宮坂奈津)

 

 専門学校の教員から、同学年全員の前での謝罪要求や謝罪文の執筆などの不当な強要でアカデミックハラスメントを受けたとして、神戸総合医療専門学校(神戸市須磨区)の元学生(26)が26日、同校を運営する医療法人社団慈恵会を相手に約300万円の損害賠償を求めて神戸地裁に提訴した。

 

 慈恵会側は取材に「訴状が届いていないのでコメントできない」としている。

 

■「公開処刑だ」の声

 

 訴状によると、診療放射線科に在籍していた元学生の男性は、最終学年だった20239月、就職活動の一環で、就職先の候補である病院へ見学に行った。

 

 しかし教員は、実習期間中に見学へ行ってはならないとし、見学後の男性を呼び出し、「なにか処分をしないとあかんな」「1年棒に振れますか?」などと発言。留年するか、同学年の全生徒の前で謝罪するか選択するよう強要。謝罪文の提出も求めたという。

 

 男性は謝罪文を提出し、学校の大講義室で同学年の3年生7080人を前にマイクを持ち「実習中にもかかわらず病院見学に行き、申し訳ありませんでした」と謝罪したという。

 

 他の学生からは「公開処刑だ」といった意見があがったという。

 

 男性はその後、うつ状態と診断され、自殺未遂も起こしたという。

 

 病院見学について男性側は、事前に教員からは「理由なく行かないように」と言われていたものの、就職活動に関する説明の書面や学校の内規には明文化されていないと主張。実際には他の学生も見学へ行っていて、就職には必要であることなどから、教員が見学の禁止を命じたこと自体が不当なものだ、としている。

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