「中央大学フェンシング部」部員が自殺
パワーハラスメントが原因だとして遺族が当時の上級生3人と大学を提訴
5000万円の損害賠償を求める
2024年7月24日(水) 18:06 青森テレビ
東京の中央大学で、2年前にフェンシング部の男子部員が自殺をしたのは上級生のパワーハラスメントが原因だとして、青森県むつ市の遺族が当時の上級生3人と大学に、あわせて5000万円の損害賠償を求めて提訴したことがわかりました。
青森地裁へ提訴したのは、当時、中央大学フェンシング部に所属していた男子部員のむつ市に住む遺族です。
訴状によりますと、男子部員は1年生だった2022年6月に、上級生から飲酒をしたことや寮の掃除をしなかったことなどを叱られ、ノート1冊分ある部のルールを書き写すように指示されたということです。
男子部員は、5日後にノートを提出しましたが、上級生からノートが1ページ破れていることを指摘されたことでパニックになって外出し、東京都内で電車にはねられて死亡したとされています。
遺族らは上級生の行為が精神的、肉体的に過度な苦痛を与えるパワハラにあたり違法だとしたほか、大学はパワハラを防ぐための教育や指導がなく、安全配慮義務違反にあたるとして、あわせて5000万円の損害賠償を求めました。
中央大学は青森テレビの取材に対し、「係争中の案件であり、他の当事者のプライバシーに関わる事柄であることからご対応はいたしかねます」とコメントしています。
部内パワハラ自殺、遺族が提訴 中央大フェンシング部、青森地裁
2024年7月23日(火) 19:16 共同通信
2022年に中央大フェンシング部の男子部員=当時(18)=が自殺したのは上級生のパワハラが原因だとして、青森県むつ市の遺族が、大学と当時の上級生3人に計5千万円の損害賠償を求めて青森地裁に提訴したことが23日、分かった。提訴は6月19日付。
訴状によると、男子部員は22年入学。同年6月、飲酒したことや、寮の掃除をしなかったことを叱られ、部のルールをノート1冊分(60ページ)に書き写すよう指示された。だが数日作業して報告した際、ノートが1枚破られていることを指摘されてパニックになり、都内で電車にはねられて死亡した。
中央大は「係争中の案件でプライバシーに関わるため対応できない」と答えた。
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