「朝礼の場で叱責」「残業めぐり怒鳴られ」陸上自衛隊駐屯地で「パワハラ」 女性技官3人が国と上司提訴 広島地裁
2024年7月2日(火) 6:50 中國新聞
陸上自衛隊海田市駐屯地(広島県海田町)の業務隊に所属する30、50代の女性防衛技官3人が1日、上司の科長からパワーハラスメントを受けて「適応障害」となり休職を余儀なくされたとして国と科長に計990万円の損害賠償を求める訴訟を広島地裁に起こした。
訴状などによると、3人は2018年夏から22年夏までの間、科長から計22件のパワハラを受けたと主張。隊員に処方する目薬の数が記録と一致しないとして朝礼の場で「どうしたらちゃんとできるんだ」と責め立てられたり、新型コロナウイルス禍で業務が増えたのに「誰の許可を取って残業しているんだ」と怒鳴られたりしたという。
3人は20年10月~22年7月、「適応障害」とそれぞれ診断され、病休や休職をした。1人は今も職場復帰できていない。3人は22年に業務隊長と上級部隊である中部方面総監部(兵庫県伊丹市)、防衛省に被害を訴えたが、パワハラを認定してもらえなかったという。
原告の女性2人は1日、広島市中区で記者会見した。「我慢し続けた結果、病気になり人生を壊された」「問題を知ってもらい、自浄作用を促し、風通しの良い職場にしたい」と話した。
陸上自衛隊の海田市駐屯地に勤務の女性隊員3人、
上官からのパワハラで提訴「不安や動悸、フラッシュバックに苦しんでいる」
2024年7月2日(火) 0:40 東京放送
陸上自衛隊・海田市駐屯地で働く女性技官3人が上司からのパワハラで休職を余儀なくされたとして、国と上司に一人あたり330万円の慰謝料を求め、広島地裁に提訴しました。
訴えによりますと、3人は2018年から23年にかけて、直属の上司から怒鳴りつけられたり、一方的に責任を押しつけられたりするなどのパワハラを恒常的に受けたということです。
陸上自衛隊海田市駐屯地は「現時点において訴状が届いていないため確認できていない」とコメントしています。
「人生を壊された」 “上司のパワハラで休職”…陸上自衛隊の女性技官3人が提訴
2024年7月1日(月) 21:07 日本テレビ
自衛隊でまた“ハラスメント問題”です。パワハラで休職を余儀なくされたとして、女性技官3人が国と上司に対して訴訟を起こしました。
◇
パワハラで訴えを起こした陸自・女性技官
「平成30年(2018年)からはじまったパワハラにがまんして、がまんし続けた結果、私は病気になり、働けない人間にされました」
こう訴えたのは、広島県にある陸上自衛隊・海田市駐屯地に勤務する30代から50代の女性技官3人。上司から浴びせられたのは、“人格を否定”するような発言だったといいます。
パワハラで訴えを起こした陸自・女性技官
「小さなミスに対して、上司でありながら、フォローする形じゃなくて追い込む。『なんでこれをきちっと報告しなかったんだ』とか、『1人じゃ何もできないくせに』とか」
こちらの女性は、他の隊員のミスを一方的に自分の責任にされ、上司から「どうしたらちゃんとできるんだ」「開き直るな」などと、他の隊員たちがいる前で叱責されたということです。
パワハラで訴えを起こした陸自・女性技官
「(パワハラの影響で)不安と動悸(どうき)、不眠、フラッシュバックに苦しんでいます。自衛隊に20年以上勤めているが、こんな上司にあたったのは初めてです」
2022年までの5年間続いたというパワハラで3人は重度の適応障害となり、1年近く休職。内部調査は行われましたがハラスメントとして認定されなかったため、上司などに330万円ずつ支払うことなどを求める訴えを起こしました。
パワハラで訴えを起こした陸自・女性技官
「何も悪いことをしていないのに、やはりそのことをした上司をゆるすことができない」
「人生を壊されたと思っています。組織から適切な対応があれば、3人も休職に追い込まれるようにはなっていないと思います」
自衛隊は「現時点において訴状が届いていないため、確認できていない」としています。
パワハラ受け適応障害に 陸自女性隊員3人、賠償求め提訴 広島地裁
2024年7月1日(月) 19:46 時事通信
陸上自衛隊海田市駐屯地(広島県海田町)で、当時の上官からパワハラを受け休職を余儀なくされたとして、30~50代の女性隊員3人が1日、上官と国を相手取り、1人当たり330万円の損害賠償を求める訴訟を広島地裁に起こした。
訴状などによると、3人は防衛技官として同駐屯地業務隊に所属。2018年夏~22年夏ごろ、上官から複数人の前で「どうしたらちゃんとできるんだ」と怒鳴られるなどし、その後、適応障害と診断された。同年夏ごろから休職し、うち2人は23年秋に復職した。元自衛官五ノ井里奈さんの性被害告発を機に実施された特別防衛監察でパワハラ被害を申告したものの認定されなかったという。
提訴後に記者会見した原告の50代女性は「不安と動悸(どうき)、不眠、フラッシュバックに苦しんでいる。自分の人生を取り戻したい」と話した。
陸上自衛隊の話 現時点で訴状が届いていないが、関係機関と検討の上、適切に対応していく。
【陸上自衛隊】女性隊員が上司をパワハラで提訴「人生を取り戻したい」
2024年7月1日(月) 19:43 広島テレビ
陸上自衛隊に勤務する女性技官らが、上司からのパワハラで休職を余儀なくされたとして、1日広島地裁に提訴し会見を開きました。
■女性隊員
「我慢し続けた結果私は病気になり、働けない人間にされました」
「何があったのか沢山の人に知って頂き、自分の人生を取り戻したい」
こう訴えたのは陸上自衛隊海田市駐屯地に勤務する女性技官ら3人です。
3人は2022年までの5年間に、上司から人格を否定する発言などを受けて重度の適応障害となり1年近く休職。内部調査は行われましたがハラスメントとして認定されなかったため、上司などに330万円ずつ支払うことなどを求める訴えを起こしました。
自衛隊は「現時点において訴状が届いていないため、確認できていない」としています。
「人生壊された」 パワハラで防衛技官3人が国を提訴 広島地裁
2024年7月1日(月) 19:16 毎日新聞(中村清雅、井村陸)
陸上自衛隊海田市駐屯地(広島県海田町)で、当時の上司からパワーハラスメントを受けて適応障害になったとして、防衛技官の女性3人が1日、国と元上司に計990万円の賠償を求める訴えを広島地裁に起こした。原告側はいずれも休職しており、「人生を壊された」と訴えている。
訴状などによると、3人は海田市駐屯地業務隊に所属。2018年夏~22年夏ごろ、業務上のミスについて全体の朝礼で「どうしたらちゃんとできるんだ」「開き直るな」などと責め立てられた。「誰の許可を得て残業しているんだ」などとも怒鳴られ、繰り返し叱責された。
体調を崩した3人は適応障害と診断され、22年6月以降に相次いで休職。うち2人は約1年後に復職したが、1人はまだ職場復帰できていない。訴えでは、職場での違法なパワハラを放置した安全配慮義務違反があると主張している。
3人はこれまで業務隊のトップらに被害を相談したが、対応してもらえなかったという。防衛省が同年9月から実施したハラスメントに関する特別防衛監察でも訴えたが、24年2月に「パワハラはなかった」と認定されたため、提訴に踏み切った。
原告の2人は提訴後に広島市内で記者会見し、「パワハラに我慢した結果、人生を壊されたと思っている。組織がきちんとしていれば、3人も休職せずに済んでいたはずだ」などと主張。代理人を務める坂下宗生弁護士は「自衛隊自身の自浄作用が働くべきだが、裁判を通して訴えたい」と語った。
提訴を受け、海田市駐屯地は「訴状が届いていないため、確認できない」としている。
陸上自衛隊海田市駐屯地の女性隊員3人
「上官からパワハラ受けた」 国など相手取り広島地裁に提訴
2024年7月1日(月) 18:24 テレビ新広島
陸上自衛隊海田市駐屯地で、上官にパワハラを受けたとして、隊員3人が1日、国と上官を相手取って慰謝料など990万円を求める裁判を起こしました。
訴えを起こしたのは、陸上自衛隊海田市駐屯地に所属する業務隊の隊員3人です。
訴状などによりますと、3人は2018年7月からおととし6月にかけて、上官から「どうしたらちゃんとできるんだ」と叱責されるなど22件のパワハラを受けたとしています。
3人は病院で適応障害の診断を受け同時期に休職を余儀なくされていて、うち1人は今も復職できていないということです。
防衛省がハラスメントを対象におこなった特別防衛監察にも訴えましたが、今年2月にパワハラを認定しないといった通知があり、裁判に踏み切ったと説明しています。
【裁判を起こした自衛隊員】
「パワハラに我慢して我慢し続けた結果、私は病気になり、働けない人間にされました。(裁判で)自分の人生を取り戻したいと思っています」
【裁判を起こした別の隊員】
「パワハラがないなんて言われたら、これは公に皆さんに知っていただいて、やはり戦いたいなという気持ちで裁判を起こすことにしました」
海田市駐屯地の広報担当者は「現時点で訴状が届いていないため、確認できていない。コメントは差し控える」としています。
海田市駐屯地 陸上自衛隊でパワハラか 3人が提訴 広島
2024年7月1日(月) 17:58 広島ホームテレビ
陸上自衛隊の防衛技官3人が上官からパワーハラスメントを受けたとして広島地裁に提訴しました。
訴状によりますと、海田市駐屯地業務隊に所属する原告3人は、2018年から2022年にかけて科長から怒鳴り散らされるなどのパワハラを受けたとして1人330万円の損害賠償を請求しています。3人はパワハラが原因で相次いで休職に追い込まれました。
原告「いまだ職場復帰のめどが立っていない。人生を壊されたと思っている」
原告「心が正直折れた。私は不眠で薬使いながら今も闘病中」
自衛隊内での調査ではハラスメントと認定されなかったため提訴に踏み切ったということです。
陸上自衛隊は「現時点において訴状が届いていないため確認できていません」としています。
自衛隊パワハラ、女性隊員が提訴 防衛技官3人、広島
2024年7月1日(月) 17:36 共同通信
陸上自衛隊海田市駐屯地(広島県海田町)で、当時の上官から計22件のパワーハラスメントを受け、適応障害から休職を余儀なくされたとして、女性防衛技官3人が1日、国と上官に対し慰謝料など計990万円の支払いを求め広島地裁に提訴した。
訴状などによると、3人は30~50代で、海田市駐屯地業務隊に所属。2018年夏~22年夏に、当時の上官から激しく責め立てられたり「誰の許可を取って残業しているんだ」と繰り返し叱責されたりし、適応障害を発症、休職した。
防衛省が22年9月から実施した特別防衛監察でパワハラを訴えたが、今年2月、認定しないとの回答があった。
一方的に責任を押しつけられ怒鳴られる
…「上司を許すことはできない」
陸上自衛隊海田市駐屯地でパワハラを受けたとして
女性技官3人が慰謝料を求めて提訴
2024年7月1日(月) 15:56 中国放送
上司からのパワハラで休職を余儀なくされたとして、自衛隊で働く女性技官3人が1日、国と上司に対し慰謝料を求めて広島地裁に提訴しました。
訴えを起こしたのは、陸上自衛隊海田市駐屯地で働く、女性技官3人です。
訴えによりますと、3人は2018年から23年にかけて、直属の上司からパワハラを恒常的に受け、休職を余儀なくされたとして国と上司に一人あたり330万円の慰謝料を求めています。
他人の過失によって生じた職務上の不備における責任を一方的に押しつけられた上に弁明の機会を設けないことや、ミーティングなど大勢の前で1人だけを大声で叱責されること、意図的な無視などが続き、3人は適応障害を発症したとのことです。
3人はパワハラについて周囲の自衛官は「上司の顔色を伺って見て見ぬふりをする」など適切な対応を取らず、さらに特別防衛監察でもハラスメント認定がなされなかったと主張しています。
この日、記者会見した女性技官らは「上司から受けたパワハラの影響で不安や動悸、フラッシュバックに苦しんでいます」「何も悪いことをしていないのに、そんなことをした上司を許すことはできない」と訴えました。
陸上自衛隊海田市駐屯地は「現時点において訴状が届いていないため確認できていない」とコメントしています。
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