2024年7月26日金曜日

木更津看護学院26年閉校へ パワハラ問題、経営難拍車か 復学希望者「また裏切られた」

木更津看護学院26年閉校へ パワハラ問題、経営難拍車か
 復学希望者「また裏切られた」

 

2024年7月26日() 6:04 千葉日報

 

 教員によるパワーハラスメント問題で自主退学者が相次いだ「木更津看護学院」(木更津市)が、経営難を理由に20263月に閉校する方針を固めたことが分かった。同校は君津木更津医師会が設置する2年制の准看護師養成学校。医師会の会員によると、パワハラ問題の影響もあり、直近2年の入学者は定員40人に対し半数程度にとどまった。今後も多くの学生を集めるのは難しいと判断し、千葉県などの補助金の増額も認められなかったことから、17日の医師会臨時総会で来年度の学生募集停止と閉校の議案が可決されたという。

 

 千葉日報社が入手した複数の資料によると、医師会は25年度の学生募集を中止にすれば、閉校までに新たに発生する費用のうち赤字分を最大約1100万円に抑えられるとしている。「医師会の補塡(ほてん)分を可能な限り少なくする」との記載もあった。

 

 また、医師会は07年に県から12755万円の補助金の交付決定を受け、同校が入る施設を建設。今年6月に県に相談した際、閉校の場合は7600万円を返還しなければならないことも分かったという。

 

 6月県議会の健康福祉常任委員会で、県担当者は学生募集停止について前年12月までに知事に申し出る必要があるとし、同校存続の検討や復学予定者への寄り添った支援を求めることなどを伝えると答弁していた。

 

 県と国に加え木更津、君津、富津、袖ケ浦の4市からの補助金も合わせると返還総額は約11千万円に上り、医師会は減額を要望する意向との情報もある。

 

 同校は18日昼、ホームページで学生募集停止の決定を公表。閉校については明示しなかった。

 

 来年度の復学を予定していた元学生の一人は「まだ学校から連絡がない」とした上で「パワハラとは別件で、また裏切られた気分。人の人生を何だとだと思っているのか。みんな理由があって木更津を選んでいるのに。本当に残念」と怒りをあらわにした。

 

 同校は1940年に設立(前身校含む)。2021年度に1年生の4割が退学し、22年末に当時の校長が教員2人によるパワハラを認め謝罪し、引責辞任した。医師会は再発防止に努め、退学者の復学を受け入れる意向を示していた。



※ 他社のニュースも掲載致します

木更津看護学院、263月で閉校へ 22年の教員パワハラも影響か

 

2024年8月2日() 21:31 毎日新聞(浅見茂晴)

 

 千葉県木更津市にある2年制の准看護師養成学校「木更津看護学院」が20263月で閉校することが、同校への取材で判明した。近年、定員割れが続いており、22年に教員によるパワーハラスメント問題が明らかになったことなども影響したとみられる。

 

 同校によると、1学年の定員40人に対し、入学者は20年度34▽21年度35▽22年度28▽23年度18人と定員を下回り続けており、今年度は15人にとどまった。

 

 こうした状況を受け、運営する君津木更津医師会(木更津、君津、袖ケ浦、富津の4市の医師らで構成)は同校の存廃について検討を進め、717日の臨時総会で閉校を決めた。

 

 臨時総会では、4年制の看護大学が増え、准看護師志望の学生が激減したことが、定員割れが続いている大きな要因と説明され、今後も志望者増は見込めないと判断したという。

 

 パワハラ問題の影響については「多少の影響はあったと思う」とした。代替の看護師養成施設については、補助金の増額などが見通せず、「一地方の医師会の力では、新たな施設の設立・維持は困難」としている。

 

 同校は1940年に木更津助産婦看護婦学校として開設され、これまでに計3897人の卒業生を輩出してきた。


《カウンセラー松川のコメント》
拙ブログ6月26日付け記事
「Mメンタルサポート」 ブログ出張版: 【独自】木更津看護学院、募集停止か 21年度、1年生の4割が自主退学 26年3月閉校の可能性 復学予定者「学ぶ場失う」 (mms119.blogspot.com)
これの続報です。
存続か廃止かの選択で、再来年3月にて閉校となる様です。
やはり、問題の発生した学校への入学希望者は減るのでしょうね。
現在在籍している方だけでも卒業が出来る様に措置して頂きたいものです。

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