2025年3月26日水曜日

▼約4530万円の不明金 防府市シルバー人材センターの第三者委員会が報告書 「他の職員がものが言えないハラスメントがあった」

4530万円の不明金
 防府市シルバー人材センターの第三者委員会が報告書
 「他の職員がものが言えないハラスメントがあった」

 

2025年3月26日() 17:14 山口放送

 

防府市シルバー人材センターの不正経理の疑いがある問題で、センターが設置した第三者委員会は25日、原因などを盛り込んだ報告書をまとめました。

 

この問題は同センターの2020年度から22年度の決算額と通帳残高に約4530万円の乖離が見つかったもので、センターは元会計責任者(故人)と元出納担当者の関与が濃厚とし、元会計責任者に損害賠償請求を起こし、警察に被害届を提出しています。

 

センターによりますと、防府市内の弁護士ら3人で構成する第三者委は25日までに6回開催され、同日、報告書をまとめました。

 

元会計責任者と元出納担当者に面会できず、さらにおととし11月の火災で書類が焼失したことから、被害額の正確な算定は不可能としています。

 

また事案の原因として

2014年から10年間、2人だけで経理を担当していたこと

②組織としてのチェック体制の不備

③約40年間センターに勤務していた元会計責任者に対し、他の職員が「ものが言えない」ハラスメントがあった疑いがあること

3点を挙げています。

 

センターは定期的な人事異動や外部の税理士監査の導入、ハラスメント相談窓口の設置などを再発防止策として掲げ、4月から実施するということです。

 

また第三者委の報告書も、センターのウェブサイトに4月以降掲載するとしています。

0 件のコメント:

コメントを投稿