部下に暴言 パワハラ行為を繰り返した男性職員 停職3か月の懲戒処分
香南市消防本部【高知】
2025年3月19日(水) 18:17 高知放送
高知県香南市消防本部は3月19日、部下に暴言を吐くなどのパワハラ行為を繰り返した男性職員を19日付で停職3か月の懲戒処分と降格処分にしました。
19日付で停職3か月の懲戒処分と降格処分を受けたのは、香南市消防本部の51歳の消防司令です。
香南市消防本部によりますと、この職員は2023年から去年にかけて少なくとも部下9人に対し「仕事ができない」「レベルが低い」などの暴言を繰り返したもので、去年2月、被害者から相談を受けて発覚しました。
この職員は、2017年にもパワハラ行為となりうる言動で指導を受けていて、香南市消防本部はこの職員に対して適切な再発防止策をしなかったとして、消防次長を戒告の懲戒処分とし、香南市もパワハラがあった当時の消防長と現在の消防長をいずれも減給10分の1・1か月の懲戒処分としました。
香南市の濱田豪太市長は「パワハラは全ての職場において許されることのない重大な問題。再発防止に向けた組織対策に取り組む」とコメントを出しています。
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香南市 50代消防司令がパワハラ行為で停職3か月の懲戒処分
2025年3月19日(水) 18:50 NHK
香南市消防本部の50代の消防司令が複数の部下に対し、能力を否定するような発言などを繰り返していたとして、19日付けで停職3か月の懲戒処分を受けました。
香南市消防本部によりますと、51歳の消防司令はおととし4月以降、複数の部下に対して「仕事ができない」「レベルが低い」などと、能力を否定するような発言などを繰り返していたということです。
消防本部は、消防司令の発言がパワハラ行為にあたるとして、19日付けで停職3か月の懲戒処分とし、消防司令補に降格させました。
また、管理監督が不十分だったとして消防次長を戒告の懲戒処分に、消防署長を訓告としました。
香南市消防本部の聞き取り調査に対し、消防本部の職員のおよそ半数が消防司令からパワハラを受けたことがあると回答しているということです。
香南市の浜田豪太市長は「再発防止に向けた組織対策に取り組み、職員一人ひとりが安心して働ける職場づくりに努めてまいります」とコメントしています。
《カウンセラー松川のコメント》
半数の職員が被害者であったとのこと。
大きな問題です。
ところで、トップによる「再発防止に向け云々」はお約束の釈明。
これが本当に実効性のある施策となるかが肝心なところ。
ところが、2017年にパワハラ加害で指導を受けていたにも関わらず
再発防止策には取り組まなかったのは大きな失点です。
しかし「停職3か月の懲戒処分」と
「消防司令(課長補佐級)から消防司令補(主任級)への降格の分限処分」
これは大鉈を振るったと感じておりますので、
組織としての本気を見せていると感じられます。
被害者の皆様へ
加害者は懲戒処分と分限処分の両方を科せられてますので
暫くは大人しくしていると思います。
また、降格により指示命令が多少でもし難い立場となっているので
この点で抑止効果も期待出来るかも知れません。
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