「ここは階級社会だ」「もっと早く出勤して先輩たちの机をふけ」
秋田県警本部の警部補をパワハラで処分
2025年3月21日(金) 17:43 秋田放送
部下にパワハラをしたとして県警察本部の50代の男性警部補と40代の男性巡査部長が処分されていたことがわかりました。
このほか、事務手続きの誤りを隠ぺいしようと公文書を捨てた20代の女性巡査も処分されています。
県警察本部によりますと県警の50代の男性警部補は、去年3月から約4か月の間、部下1人に対して複数回、「ここは階級社会だ」「もっと早く出勤して先輩たちの机をふけ」などと業務以外の仕事を強いるパワハラをしたほか、その部下の家族の名誉を傷つける不適切な言動を繰り返しました。
警部補は県警の聞き取りに対し「発言は認めるがパワハラの認識はない」と話しているということです。
警部補は先月19日付で本部長注意の処分を受けました。
1時間以上立たせた状態で説教「育てるつもりで指導していた」40代巡査部長を所属長注意
また、県中央部の警察署の40代の男性巡査部長は、去年3月から秋ごろまでの間に、部下に対して「仕事をなめているのか」などと激しく叱ったほか、1時間以上立たせた状態で説教をするなどのパワハラをしました。
「部下が仕事でミスを繰り返したため感情的になった」「育てるつもりで指導していた」と、弁明しているということです。
巡査部長は先月17日付で所属長注意の処分を受けました。
「事務手続きの間違いがばれたくなかった」捜査に関する公文書20枚あまりを捨てた20代の巡査は本部長注意
このほか県中央部の警察署の20代の女性巡査は、捜査に関する情報提供を依頼する公文書20枚余りを捨てたとして先月19日付で本部長注意を受けています。
「事務手続きの間違いがばれたくなかった」という趣旨の説明をしているということです。
また、去年8月の深夜に大潟村の駐在所で火事を起こした60代の男性警部補は、先月26日付で本部長注意を受けました。
「部下へのパワハラ」や「駐在所での火災」などで
秋田県警の3人の警察官が「本部長注意」に
2025年3月21日(金) 18:57 秋田朝日放送
部下へのパワハラや駐在所で火災を起こしたなどとして秋田県警の3人の警察官が本部長注意を受けていたたことが分かりました。
五城目警察署管内の駐在所に勤務していた60代の男性警部補は2024年8月大潟村にある「五城目警察署大潟警察官駐在所」で火災を起こしたとされています。男性警部補は居住部分の台所で鍋をガスコンロの火にかけ料理をしていましたが、他のことに気をとられ料理していたことを忘れていたということです。この駐在所では火災の影響で今も電気が通らず加入電話も繋がらない状態が続いています。警察は修繕に向け検討を進めています。男性警部補は「地域住民に大変申し訳ない気持ちです」などと反省の弁を述べています。
警察本部に所属していた50代の男性警部補は2024年3月ごろから7月ごろにかけて部下の職員に対して業務上の適正な範囲を超えた言動をしたとされています。「早く来て机を拭けここは階級社会だ」などと言い早く出勤させようとしたり、部下の家族の名誉を害する発言をしたりしました。男性警部補は発言について認めた一方パワハラ行為だとは認識していなかったと話しているということです。
また、県央部の警察署に所属していた20代の女性巡査は2023年の秋ごろから2024年春ごろにかけて公文書二十数枚を許可なく処分しました。処分したのは外部へ捜査の協力を依頼するための文書で女性巡査は書き間違いのミスを隠すために処分したということです。捜査への影響はないとしています。3人はいずれも2月に本部長注意を受けました。
「なめてんのか」部下にパワハラ繰り返す 駐在所で火災発生も
秋田県警が20~60代警察官4人を処分
2025年3月21日(金) 21:27 秋田テレビ
部下へのハラスメント行為や公文書の不適切な扱いなどで、秋田県警の20~60代の警察官4人が、所属長注意や本部長注意の処分を受けました。
県内の警察署に勤務する40代の男性巡査部長は、2024年3月から秋ごろまで、部下に「なめてんのか」などと叱責(しっせき)し、長時間立たせて説教するなどパワーハラスメントを繰り返したとして所属長注意の処分を受けました。
男性巡査部長は「育てるつもりでやったが、結果的に部下の勤務意欲を低下させた」と話し、深く反省しています。
また、県警察本部に所属する50代の男性警部補は、2024年3~7月まで、部下に出勤時間を早めて職場の机を拭くことなどを強要したほか、家族の名誉を害する趣旨の内容を発言し、パワハラを含むハラスメント行為に及びました。
男性警部補は本部長注意の処分を受け、「発言は認めるが、パワハラとは認識していなかった」と話しています。
さらに、捜査協力を依頼するために必要な書類を不適切に扱ったとして県内の警察署に勤務する20代の女性巡査が、駐在所の施設内でガスコンロを使って火災を起こしたとして60代の男性警部補が、それぞれ本部長注意の処分を受けています。
《カウンセラー松川のコメント》
警察や消防等の公安職は確かに階級社会です。
迅速斉一な行動をする為に上意下達も当然です。
しかし、上位者は下位者の活動や報告があって立場を保てても居ます。
この点を忘れて「上位者だから偉い」と思っていたら大きな間違いです。
過去に若手は先輩や上司の為に奉仕をするのが当たり前でした。
それにより、様々な学びや形では表せないものを得られた面もあります。
しかし、それは善意や好意によって行われていたものであり、
強要してしまうと「パワハラ」とされてしまうのが現代社会です。
一つの社会。特に一般社会から隔絶されている閉鎖的な社会では
過去の慣習が当然の如く継続されていることでしょう。
ところが、その社会にも新人は入って来ます。
新人は新しい文化の世界から来ることもあります。
だから、ベテランであっても、広い視野を持って活動しないと、
簡単にハラスメント加害者となってしまいますので要注意です。
被害者の皆様へ
ハラスメントの被害で心を痛められたことでしょう。
どうしても過去の因習から抜け出せない者も居ます。
しかしながら、その因習の犠牲者に甘んじる必要はありません。
「悪い事は悪い」「ダメな事はダメ」と声を出すことで
改められる事例もありますから。
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