中井やまゆり園の支援アドバイザー、職員に「やめちまえ」
神奈川県がパワハラで懲戒処分
2025年3月28日(金) 23:01 神奈川新聞
神奈川県立知的障害者施設「中井やまゆり園」(中井町)の職員にパワーハラスメントをしたとして、県は28日、障害サービス課に所属する会計年度任用職員の男性(46)を戒告の懲戒処分とした。男性は同園で発覚した利用者への虐待事案を受け、2022年8月から園の支援改善を担うアドバイザーとして関わっていた。
県によると、男性は24年6月、園内で利用者への与薬に関する打ち合わせの際、職員に「辞めちまえ」と発言。同年8月には、利用者の通院を巡る打ち合わせで、看護師職員に「(園の)看護師は使えない」との趣旨の発言をした。
男性は、園利用者が適切な医療的ケアを受けられていないとの課題を県に提起していた。「処分を受けた行為はやむを得なかった部分があったと思うが、県のルールに反するのは厳粛に受け止め、未熟な部分は改めたい」と話したという。
県は、男性が22~23年度に「何人殺せば気が済むのか」「(特定の)死刑囚と同じ」と職員に発言したこともパワハラと認定した。これらは地方公務員法上、処分対象にならなかった。
昨年6月に園職員の指摘で発覚し、県が職員へのヒアリングなどを進めていた。県は25年度も男性を引き続き採用する方針で「園の再生や新たな地方独立行政法人の設立に向け、知見を生かしてほしい」としている。
中井やまゆり園でパワハラ 非常勤の外部アドバイザーを戒告処分
2025年3月28日(金) 23:17 テレビ神奈川
神奈川県立の障害者支援施設で利用者支援の改善にあたっていた非常勤の嘱託職員が、園の職員らにパワハラにあたる発言をしたとして、県はこの職員を懲戒処分にしました。
「戒告」の処分を受けたのは、県立の障害者支援施設「中井やまゆり園」に勤務する46歳の非常勤の嘱託職員です。
嘱託職員は、園内で相次ぐ利用者への虐待といった「不適切な支援」を改善するため、2022年8月から「アドバイザー」として働いていましたが、去年6月、園の職員と打ち合わせを行った際に「職員辞めちまえ」と発言。
8月には施設の看護師に「看護師は使えない」といった趣旨の発言をし、県が事実関係を確認したうえでパワハラと認定しました。
そのほか、2022年度から2023年度にかけて「何人殺せば気が済むんだ」などパワハラにあたる発言が5件ありましたが、雇用形態上、2024年度以外の事案は処分の対象にならないということです。
また監督責任として、園長を厳重注意としています。
福祉こどもみらい局総務室 長島圭太 室長
「本庁を中心に改善のプランが進められていく中で現場と本庁との間に溝が出来ていた部分は否めない。どういった環境改善ができるのかを取り組んでいかないといけないと認識している」
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