西臼杵消防本部パワハラ問題
ハラスメントをした職員の1人を免職 もう1人を停職3か月の処分
2025年3月25日(火) 19:06 宮崎放送
宮崎県高千穂町、日之影町、五ヶ瀬町を管轄する西臼杵広域行政事務組合消防本部のパワハラ問題について、ハラスメントをした職員のうち1人が免職、もう1人が停職3か月の処分となりました。
西臼杵広域行政事務組合消防本部では、複数の職員が上司からのパワハラを訴えたことから、組合議会が百条委員会を設置し、実態解明を進めた結果、25件のパワハラと1件のセクハラが認定されました。
組合の管理者を務める高千穂町の甲斐宗之町長は、25日、ハラスメントを繰り返した職員らの処分を発表。
それによりますと、西臼杵消防署消防司令補の主査の40代男性については資質を欠いているとして退職金が支給される分限免職処分。
西臼杵消防署消防司令補の係長の40代男性を停職3か月の懲戒処分としました。
(管理者 甲斐宗之高千穂町長)
「二度とハラスメント行為が起きないような組織づくり、職場環境の改善を果たすことで我々の責任を果たしたい」
甲斐町長らは、今後、相談窓口や第三者委員会の設置などを行い、再発防止に努めたいとしています。
※ 他社のニュースも掲載致します
西臼杵消防ハラスメント職員3人、分限・懲戒
正・副管理者3町長は処分見送り
2025年3月26日(水) 8:11 宮崎日日新聞
西臼杵広域行政事務組合消防本部でハラスメントが横行していた問題で、百条委員会が加害者と指摘した男性職員3人について、組合管理者の甲斐宗之高千穂町長は25日、分限・懲戒処分にしたと発表した。40代消防司令補・主査を分限免職処分にしたほか、40代消防司令補・係長を停職3カ月、60代消防署長を戒告の懲戒処分にした。同組合の正・副管理者を務める西臼杵3町長の処分は見送った。
消防司令補が職員へ「殺すぞ」、
子どもが生まれた際には「望まれない子」発言…分限免職に
2025年3月26日(水) 11:28 読売新聞
宮崎県・西臼杵広域行政事務組合消防本部のハラスメント問題で、組合管理者の甲斐宗之・高千穂町長は25日、部下に侮辱的な発言や暴行などを行ったとして、3人を分限免職、停職3か月、戒告の処分にすると明らかにした。この日の組合議会で報告した。
同本部によると、分限免職となるのは消防司令補の40歳代男性主査。2014年以降、職員に「殺すぞ」と発言したり、職員に子どもが生まれた際に「望まれない子」と発言したりした。
停職3か月となるのは消防司令補の40歳代男性係長で、15年以降、複数の職員に殴る蹴るの暴行を加えるなどした。残る1人は60歳代の男性消防署長で、職員にハラスメントを行ったといい、2人への管理監督責任も問うて戒告とする。3月末で係長は自己都合により退職し、消防署長は定年退職する。
この3人については、ハラスメントの実態調査を行った組合議会の特別委員会(百条委員会)が最終報告で計26件のハラスメントを認定。これを受け、消防長らで構成する調査委員会や分限懲戒審査委員会がこのうち22件を対象に処分を検討していた。
甲斐町長は取材に「消防職員としてあるまじき行為であり遺憾。二度とハラスメントを起こさない組織を作ることが我々の責任」と述べた。甲斐町長はこの日、管理監督責任として上司6人(当時含む)を戒告や訓告、文書注意の処分とすることも明らかにした。
《カウンセラー松川のコメント》
拙ブログ2月7日付け記事
「Mメンタルサポート」 ブログ出張版: 百条委の報告書で赤裸々に…「殴る蹴る」「靴に酒入れ飲ませる」「お前本当に殺すぞ」消防本部で横行していたパワハラ等26件
これの続報です。
パワハラ加害職員のうち1人が免職、もう1人が停職3か月の処分とのことですが、
拙ブログ1月30日付け記事
「Mメンタルサポート」 ブログ出張版: 宮崎・西臼杵消防パワハラ問題 2人名指し厳正処分嘆願 職員26人、高千穂町長へ
のとおり、嘆願書では
「加害者への信頼は皆無で今後改善される見込みもない」
ことから
「今後一切、消防本部で勤務しないことを強く要望する」
ここまで要求されていたにも関わらず、一人は停職3か月での残留となりました。
組合としては職員の切なる願いを踏みにじってまで
停職でお茶を濁そうとしているのでしょうか?
それとも、職員側が過度に感情的となっているのでしょうか?
もう1人も懲戒処分ではなく、分限処分で終了。
ここまで問題を大きくした張本人が、
単に「資質無しで解雇」と言うのも納得は出来ません。
3月25日23時の段階では、多くの事が報じられていないので、
これらについて言及出来ないのが残念です。
2025/03/26 8:26 追記
3月26日付けの宮崎日日新聞によると、
「組合の正副管理者である3人の町長には一切のお咎め無し」
とのこと。
「消防に任せてあり、その消防での部下がやったこと事」
だから、責任を負わないで済むのでしょうか?
それでは、何の為の責任者なのでしょう。
例え、自分等に全く知識が無く、全面的に任せていたとは言え、
それは自己責任での委任することであり、それを理由に免責にするのは
当に無責任だと思います。
被害者の皆様へ
兎に角、一人は職場から追放出来た。
これが「勝利」なのか「痛み分け」なのか
判断が付きません。
しかし、被害者感情からすれば納得出来ないと思います。
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