2025年3月24日月曜日

▼「暴力を振るったと学校側が名誉棄損」野球部監督を解任された男性が損害賠償求め提訴

「暴力を振るったと学校側が名誉棄損」
野球部監督を解任された男性が損害賠償求め提訴

 

2025年3月24日() 19:32 熊本県民テレビ

 

鎮西高校野球部の監督を解任された男性が、学校側から名誉を毀損されたとして24日、学校法人の幹部と法人に損害賠償を求める裁判を起こしました。

 

提訴したのは、鎮西高校野球部の前監督・江上寛恭さんです。江上さんによりますと、2022年、「江上さんが生徒に暴力をふるった」などと熊本県に匿名の情報が寄せられたことで学校が調査。江上さんは、暴力の事実はないのに監督を解任されるなどパワハラを受けて精神疾患を発症したと、去年10月に告発しました。

 

訴状では、幹部が野球部の保護者に送った文書に「監督が生徒に暴力を振るっていると県から指摘された」と記載したほか、報道機関の取材に対し「江上さんが生徒に暴力をふるった」と口言し、報道されたことで名誉を毀損されたと主張。幹部4人と法人にあわせて2000万円の損害賠償を求めています。

 

■江上寛恭さん

「事実とは違う汚名を着せられ、野球業界ではどこに行くにも生きていくことができません。一日も早い名誉回復したいところであります」

 

江上さんによりますと、告発の報道を見た元生徒から、「学校の調査に対し江上さんから暴力を受けたと答えたのはウソだった」と謝罪する手紙が届き、提訴を決めたということです。

 

提訴を受けて鎮西学園は、「訴状が届いておらず、回答は差し控えさせていただきます」とコメントしています。


 

※ 他社のニュースも掲載致します 

鎮西高校側に「事実と違う汚名着せられた」…元野球部監督の男性職員、
「暴力・暴言あった」発言巡り提訴

 

2025年3月25日() 11:49 読売新聞

 

 鎮西高(熊本市)でパワーハラスメントにあったと昨年に訴えた元野球部監督の男性職員(57)が24日、学校側が地元民放の取材に男性が生徒に暴力を振るったと説明し、報道されたことで名誉を毀損されたとして、学校法人鎮西学園と法人幹部4人に慰謝料計2000万円を求める訴訟を熊本地裁に起こした。

 

 男性は提訴後に熊本市内で記者会見を開き、「事実と違う汚名を着せられた。(学校側は)暴行はなかったと認め、謝罪してほしい」と訴えた。熊本県警熊本中央署に名誉毀損容疑で刑事告訴し、受理されたと説明した。

 

 訴状などによると、男性は昨年10月の記者会見で、法人幹部に罵倒され、監督を不当に解任させられたと主張した。地元民放が報道したニュースで、法人幹部が「暴力、暴言があった」などと発言したことで社会的な評価が低下し、指導者としての活動が困難となったとしている。

 

 男性は、法人側が確固たる証拠に基づかずに暴力行為があったと認定したと主張している。解任後、自宅待機が続いているという。同法人は読売新聞の取材に、「訴状の送達を受けていない。訴訟手続が開始された場合は適切に対応する」とコメントした。


《カウンセラー松川のコメント》

拙ブログ2024年10月11日付け記事
「Mメンタルサポート」 ブログ出張版: ▼鎮西高校の教職員らパワハラや長時間労働訴え「最後の手段」
これの続報です。

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