“逆ハラ”で懲戒
上司の寝顔を撮影しSNSに無断で使用した上、
上司に対し「パワハラ野郎」などと発言
20代の陸士長に停職処分 陸上自衛隊岩見沢駐屯地
2025年3月24日(月) 15:40 北海道放送
陸上自衛隊岩見沢駐屯地で、上司の寝顔を撮影して無断でSNSに使用したり、上司に対し「パワハラ野郎」「パワハラ女」などと発言したりしたとして、20代の陸士長を停職5日の懲戒処分にしました。
懲戒処分を受けたのは、北海道岩見沢市にある岩見沢駐屯地の北部方面後方支援隊所属の20代の陸士長です。
陸上自衛隊によりますと、陸士長は、2021年夏ごろから2023年11月ごろまでの間、所属する部隊の上司の寝顔を撮影してSNSに無断で使用したり、上司に向かって「パワハラ野郎」「パワハラ女」などと発言しました。
上司は、陸士長に対し適切な指導を行っていたということです。
2023年11月、北部方面総監部のハラスメント相談窓口に相談があり、陸士長によるハラスメント行為が発覚。
その後、陸士長、上司の双方に聞き取りを行うなどした上で、3月24日、陸上自衛隊は、陸士長を停職5日の懲戒処分にしました。
この処分について、第101施設直接支援大隊長の佐藤巧2等陸佐は「今後このようなことが起こることのないよう、一層の服務指導を徹底し、健全な組織作りに努めて参ります」とコメントしています。
【陸上自衛隊で部下が逆ハラ】
注意した先輩に『パワハラ女』と暴言+"寝顔”無断撮影しSNS公開
…20代男性陸士長“停職5日”の懲戒処分「指導にストレス感じた」
北海道の岩見沢駐屯地
2025年3月25日(火) 5:00 北海道文化放送
駐屯地内で先輩隊員に「パワハラ女」と暴言を吐き、寝顔を撮影しSNSにアップした陸上自衛隊員が「停職5日」の懲戒停職処分を受けました。
懲戒処分を受けたのは陸上自衛隊北部方面後方支援隊の20代の男性陸士長です。
陸上自衛隊によりますと、陸士長は2021年夏ごろから2023年11月ごろまでの間、駐屯地内で上司に暴言をはき、侮辱しました。
陸士長は駐屯地内で注意を受けた際、指導した先輩隊員に対して「パワハラ野郎」「パワハラ女」などとののしったということです。
さらに先輩隊員の寝顔を無断で撮影し、SNSにアップしていました。
2023年冬に自衛隊内のハラスメント相談窓口に連絡が寄せられて陸士長の行為が発覚。内部の調べに陸士長は「受けた指導にストレスを感じてやった」と話しています。
今回の処分を受け、陸上自衛隊は「一層の服務指導を徹底し健全な組織作りに努める」とコメントしています。
《カウンセラー松川のコメント》
北海道放送も北海道文化放送も「逆ハラ」という単語を見出しに用いてます。
しかし、何が「逆ハラ」なのでしょうか?
指導を受けた者が逆恨みをしての暴言や嫌がらせ。
別に暴言そのものはパワハラでもセクハラでもなく、単なる言葉の暴力。
寝顔を撮影し公開はセクハラに該当する可能性もありますが、
これも逆ではありません。
寧ろ、男性加害者と女性被害者の典型的なセクハラとさえ言えます。
見出しの趣旨からは「逆パワハラ」なのかも知れませんが、
部下からの暴言だけではパワハラには至りません。
「ハラスメント」と記せば耳目を集めると思った完全にミスリードです。
マスコミたるもの、言葉は正しく使うべきです。
被害者の方へ
まだまだ自衛隊も男社会なのでしょう。
だから、女性上官からの指導が気に入らない偏屈な男性部下も居るのでしょう。
しかし、それを許していたら、女性の上官は活動に足かせとなります。
その点で、この様な嫌がらせをする部下が厳しく処分される様に
行動されたのは評価されると思います。
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