2020年12月15日火曜日

任天堂「パワハラはなかった」 「紹介予定派遣」保健師2人、雇用拒否は不当と訴え初弁論

任天堂「パワハラはなかった」
 「紹介予定派遣」保健師2人、雇用拒否は不当と訴え初弁論

 

2020年12月15日(火) 22:21 京都新聞

 

 任天堂(京都市南区)で正社員などの直接雇用につながる「紹介予定派遣」として働いていた保健師の女性2人が、同社の産業医からパワーハラスメントを受けた上、直接雇用を拒否されたのは不当として、同社と産業医を相手取り、社員としての地位確認や損害賠償を求めた訴訟の第1回口頭弁論が15日、京都地裁(池田知子裁判長)であった。任天堂側は請求棄却を求めた。

 

 訴状によると、女性2人は紹介予定派遣として20184月から任天堂で勤務したが産業医からパワハラを受け、その後、人事担当者から「産業医と協力体制が構築できなかった」として直接雇用を拒否された。労働者派遣の枠組みを超えて実質的に採用活動を行った同社と2人の間には雇用契約が成立しており、直接雇用拒否は合理的理由がない解雇であり、無効などと主張する。


《カウンセラー松川のコメント》

医師と言う医療業界での頂点の資格者にとって
保健師は取るに足らない資格者なのかも知れません。
だから、加害者である産業医も二人の保健師に対してパワハラが出来たのでしょう。
産業医であれば一人でも対応かも知れません。
しかし、医療の世界も大きくなれば医師だけでの対応は難しくなります。
産業医が常駐している職場であっても、
巡回や初期対応など保健師によるきめ細かい活動が産業医の手助けとなります。
医療界では絶対的な資格者である医師にとっても、
経験豊富なスタッフが居てこその活動領域であります。
その事を踏まえて、
加害者である産業医は医療スタッフとの連携を念頭に置いて欲しいです。

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