2020年12月18日金曜日

「何をしているのか分からない」大声で部下を長時間叱責、県幹部を懲戒処分

「何をしているのか分からない」大声で部下を長時間叱責、県幹部を懲戒処分


2020年12月18日(金) 21:24 京都新聞

 

 滋賀県は18日、部下を長時間叱責(しっせき)するなどのパワーハラスメントをしたとして、部長級の男性職員を減給10分の12カ月)の懲戒処分にしたと発表した。

 

 6月に男性職員が部下の前で机をたたき「何も聞いていない」「何をしているのか分からない」などと声を荒らげて10分ほど責め立てた行為を、パワハラに当たると認定した。このほか、周囲の職員が威圧的と感じるほどの大声で叱責した2件も不適切だったとした。部下は精神的不調により休職しているという。

 

 江島宏治総務部長は「幹部職員に改めて研修を受けさせるなど、再発防止に努める」とした。


《カウンセラー松川のコメント》

10分間。叱責されている側にとっては長い時間だったと思います。
指示のとおりの仕事をしなければ、
「何も聞いていない」「何をしているのか分からない」との叱責は
当たり前の時代ではなくなったのですね。
怒って怒鳴れば、周囲の者も威圧的と感じるでしょうけど、
大声で叱責すれば当然の反応です。
「威圧的と感じさせないで大声で叱責しろ」と言うのも無理な注文です。
前後関係が不明なので、報道だけではコメントし難いですが、
・叱責する時に周囲が威圧的と感じる様ならアウト
・10分間も叱責するのはアウト
・声だけでなく動作をいれたらアウト
このくらい用心していないと、パワハラと看做される訳です。
要は
・叱責する時は手短に小さな声で優しく
と言うことです。
それで本当に良いのか分かりませんが、現代職場保身術です。

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