2020年12月3日木曜日

パワハラで課長を懲戒処分 部下は社内で自殺か 大阪メトロ

パワハラで課長を懲戒処分 部下は社内で自殺か 大阪メトロ

 

2020/12/3() 12:38 時事通信社

 

 部下の男性社員に暴言を浴びせるパワハラ行為を繰り返したとして、大阪メトロ(大阪市)が6月、上司だった50代の男性課長を停職1カ月と係長降格の懲戒処分にしていたことが3日、同社への取材で分かった。

 

 男性社員は3月、本社ビル内で死亡しているのが発見され、自殺とみられている。同社は「ハラスメント対策を強化している」とコメントしている。

 

 大阪メトロによると、死亡したのは40代の男性社員。社内調査で、2019年夏ごろから、課長が社員の人格を否定するような暴言を繰り返していたことが判明した。社員は同年1月の病気休職からの復帰後、産業医から超過勤務を制限されていたが、課長が残業を命じていたことも確認されたという。

 

 調査に対し、課長は「指導を行う中で、言葉がきつくなってしまった」などと説明しているという。


《カウンセラー松川のコメント》

言葉がきつくなってしまうのは感情が高ぶってしまったのなら
ある程度はやむを得ないとも思います。
しかし、産業医から超過勤務を制限されていた者に対して、
問題となる様な残業を命じていたのは、上司としてでなく、
人として問題のある行為です。
「人権感覚の希薄な上司を持ったしまった不幸」
で済ませず、
「医師から禁止されている行為を強要する時点で犯罪である」
との認識を組織として共有化して欲しいです。
それにしても、人を死に追いやっても懲戒免職にはならないのですから、
「人の命は地球より重い」と言われていた日本人の命も、
21世紀には随分と軽くなったものです。

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