2023年3月20日月曜日

▼自殺者数の割合が全国平均上回る…富山県が対策会議 電話窓口の対応改善やパワハラ対策強化求める意見

自殺者数の割合が全国平均上回る…富山県が対策会議 電話窓口の対応改善やパワハラ対策強化求める意見

 

2023年3月20日() 19:58 富山テレビ

 

全国平均を上回る割合で推移している富山県内での自殺の対策を話し合う県の会議が20日開かれ、電話相談窓口での対応の改善やパワハラ対策の強化を求める意見などが出されました。

 

厚生労働省のまとめによりますと、去年1年間の県内の自殺者数は前の年に比べ5%増の211人でした。

10万人あたりの自殺者数をあらわす自殺死亡率は20.34と全国平均(17.25)を上回り、秋田県、岩手県に続き全国で3番目に高くなっています。

 

福祉や労働などの関連団体の代表が出席した20日の県の会議では、県内の自殺死亡率の推移や50代の男性の自殺が多いことなどが説明されました。

 

こうした中、新年度は今年度に引き続き、県が設置する電話相談窓口「富山県こころの電話」を24時間365日受け付けるなどの自殺対策を行うとしました。

 

出席した委員からは、その電話相談窓口について、「電話がつながらない」「対応が悪かった」という声があったとして対応の改善を求める意見があったほか、富山労働局の担当者からは、パワハラによる精神疾患での労災の請求がここ数年増えているとし、職場のパワハラ対策の強化を求める意見が出されていました。

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