2024年2月22日木曜日

平手打ちしてケガさせるなど…3年間学生にパワハラ行為繰り返す 消防学校の元教官に停職10日の懲戒処分

平手打ちしてケガさせるなど…3年間学生にパワハラ行為繰り返す 消防学校の元教官に停職10日の懲戒処分

 

2024年2月22日() 20:01 富山テレビ

 

12年前から3年間、県消防学校で学生にパワハラ行為を繰り返していたとして、当時の教官が懲戒処分を受けました。

 

懲戒処分を受けたのは富山市消防局の51歳の副主幹の男性です。

この副主幹は、県消防学校に教官として派遣されていた2012年から15年にかけて、訓練中の学生を足でけったり反抗的な態度をとった学生に平手打ちをして唇を切るケガをさせたりなどのパワハラ行為を繰り返していたという事です。

 

外部からの情報で、当時の学生や上司に聞き取り調査をして分かったという事です。

 

副主幹の男性は「行き過ぎた行為で深く反省している」と述べていて、富山市は停職10日の処分としました。

富山市消防局は「人格を尊重した環境づくりと、信頼回復にむけ全力で取り組む」としています。

 

 

※ 他社のニュースも掲載致します 

富山市消防局 学生へのパワハラ 教官だった職員を懲戒処分

 

2024年2月22日() 19:41 北日本放送

 

富山市消防局は22日、教官として県消防学校に派遣していた職員が学生に対しパワーハラスメントを行っていたとして、停職10日の懲戒処分としました。

 

停職10日の処分を受けたのは、富山市消防局の51歳の男性職員です。

 

富山市消防局によりますと、男性職員は県消防学校の教官を務めていた2012年度から2015年度までの間に、反抗的な態度をとった学生に対し平手打ちをし唇を切るけがをさせたということです。

 

また、不適切な行為を行った学生などに対し、長時間正座をさせたり、訓練で使用する模擬家屋内で一晩、過ごさせたりしたということです。

 

外部から情報提供を受け、当時の学生などに聞き取りをして判明しました。また、当時、この職員の上司だった60歳の男性署長を訓告処分としています。

 

 

 

消火訓練用の小屋で一晩過ごさせるなどのパワハラ 消防幹部を停職

 

2024年2月22日() 18:14 朝日新聞

 

 富山市消防局は22日、富山県消防学校に教官として派遣していた消防局副主幹の男性(51)が学生(新規採用職員)らにパワーハラスメントをしたとして、停職10日の懲戒処分にしたと発表した。同日付。当時の副校長も指導・監督が不十分だったとして訓告にした。

 

 市消防局によると、副主幹は2012年度から4年間派遣され、41人がパワハラ行為を受けた。同局に戻って以降についても調査したが、パワハラ行為は確認できなかったという。

 

 同局によると、パワハラ行為の内容は、消火活動の訓練で使う鉄骨造り2階建ての模擬家屋内で1晩過ごさせたほか、夜間に訓練場に呼び出し、ホースを伸ばしたり、巻き取ったりする訓練をさせるなどしたというもの。長時間の正座をさせる、長時間走らせる、靴を投げつける、平手打ちをするなどの行為もあった。

 

 最近、外部から情報提供があり、分かったという。男性は「学生を立派な消防人にしたいとの思いから行った。行き過ぎた行為で、深く反省している」と話しているという。(長屋護)

 

 

 

「立派な消防人にしたい…」
“正座、グラウンド走らせ、平手打ち” の元教官(51
パワハラで停職10日の懲戒処分 富山市消防局

 

2024年2月22日() 17:19 チューリップテレビ

 

富山市消防局は、富山県消防学校に教官として派遣されていた51歳の男性職員を、当時の学生であった新採職員へのパワハラ行為があったとして22日、停職10日の懲戒処分にしたと発表しました。また直属の上司であった当時の消防学校副校長で、現在富山市消防局の60歳の消防署長を「訓告」としました。

 

停職10日の懲戒処分を受けたのは、富山市消防局に勤務する51歳の男性職員です。

 

富山市消防局によりますと男性職員は、富山県消防学校に派遣されていた2012年度(平成24年度)から2015年度(平成27年度)までの4年間、学生として初任教育を受けていた複数の新規採用職員に対し、パワーハラスメント行為を行ったとされています。

 

■平手打ちで唇切る軽傷を負わせたことも…

 

具体的には、悪ふざけをした学生に対し長時間の正座をさせた、訓練中に危険な行為を行った学生に対し、グラウンドの周囲を長時間走らせたということです。

 

また、危険な行為や不適切な行為を行った学生に対し、無理やり手を引っ張る、ヘルメットの上からたたく、あごひもを引く、靴を投げつける、足で蹴るなどしたということです。

 

このほか反抗的な態度をとった学生に1回、平手打ちをし、唇を切る軽傷を負わせるなど、合わせて6項目にわたるパワハラ行為があったとしています。

 

■“立派な消防人にしたい” という思いから

 

外部からの情報提供を受けて、当時学生だった職員41人に聴き取りを行うなどの調査を行い、パワハラと認定しました。

 

富山市消防局は、これらの行為は必要な範囲を超えた身体的・精神的苦痛を与える指導であり、優越的な関係を背景とした、いわゆるパワーハラスメントにあたるとしています。

 

そして51歳の男性職員を停職10日の懲戒処分、当時の上司で消防学校副校長であった、60歳の消防署長を「訓告」としました。

 

処分を受けた51歳の男性職員は「学生を立派な消防人にしたいという思いから行ってしまいましたが、行き過ぎた行為であり、大変申し訳なく、深く反省しております」と述べているということです。

 

一連の処分について富山市消防局長は、市民の生命や財産を守ることを職務とする消防職員にあるまじき行為で、極めて遺憾であり、市民の皆様に心からお詫び申し上げます。引き続きハラスメント防止に向けた取り組みを推進し、地域の安心・安全を守るための能力を十分に発揮できるよう人材育成と職場環境づくりに努め、信頼回復に向け全力で取り組んでまいりますとコメントしています。


《カウンセラー松川のコメント》

12年前の事案でも調査し処分をする。
時効を許さない富山市消防局の取り組み方は凄いと言えます。
ところでニュースに挙げられている行為として
 ・悪ふざけをした学生に対し長時間の正座をさせた
 ・訓練中に危険な行為を行った学生に対しグラウンドの周囲を長時間走らせた
他にも、
 ・危険な行為や不適切な行為を行った学生に対し
  無理やり手を引っ張る
  ヘルメットの上からたたく
  あごひもを引く
  靴を投げつける
  足で蹴る
この様な行為も有ったとのこと。
全ての行為が暴力的に読み取れますが、果たしてそうなのでしょうか?
[足で蹴る] これは悪いと言えます。
[靴を投げつける] これも傍から見た時には粗暴な振る舞いと認識されるでしょう。
では、[無理やり手を引っ張る] [ヘルメットの上からたたく] [あごひもを引く]
これらの行為も粗暴で暴力的な行為なのでしょうか?
 ・ヘルメットの着用が不完全だから [ヘルメットの上からたたく]
 ・あごひもの使い方が不完全だから [あごひもを引く]
指導の範疇だったかも知れません。
さて、これらは教官にだけ問題が有ったと言えるでしょうか?
消防学校は税金から支出される給与を受けながら学ぶ場であり、
それは仕事の場である訳です。
そして、消防学校では自分や市民の命を守り救う為の知識や技術を習得する場であり、
知識は危険回避であり、訓練には危険を伴います。
だからこそ、教官も厳しくなくてはならないとも言えます。
その点だけを見れば、加害者の行為を全面的に非難して良いのか疑問です。
しかし、
 ・模擬家屋内で1晩過ごさせた
 ・夜間に訓練場に呼び出し訓練
 ・平手打ちをし唇を切る軽傷を負わせる
これらの行為となると教官を擁護するのは難しいでしょう。
「俺達の時代は当たり前だった」が全てに通用する時代ではありません。
上に立つ者ならば、迎合はしなくても、時の方針に従う事は大切です。

被害者の皆様へ
加害者が真に反省しているならば、許してやってはどうでしょうか?

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