2024年2月29日木曜日

岡山大、後藤農学部長を解任 ハラスメント調査 不適切対応

岡山大、後藤農学部長を解任 ハラスメント調査 不適切対応

 

2024229日(木) 20:52 山陽新聞

 

 岡山大は29日、農学部内で起きたハラスメントを巡る調査で事実を過小に評価するなど不適切な対応が複数あったとして、同日付で後藤丹十郎学部長を解任したと発表した。

 

 同大によると、ハラスメントの被害者から相談を受け、加害者に対して十分に調査しないまま誓約書の提出だけで済ませた。学部内で発生した他のハラスメントについても不適切な対応が確認されたという。同大はハラスメントの内容が懲戒処分に該当するかがまだ判断されていないとして、詳細は非公表としている。

 

 那須保友学長は「到底受け入れられない。いかなる事案も看過することなく厳正に対処する」とコメントした。

 

 解任は28日の役員会で決めた。農学部長は当面、三村由香里理事(企画・評価・総務担当)が代理で担う。

 

 

※ 他社のニュースも掲載致します 

岡山大学の農学部長を解任 ハラスメント調査で不適切なマネジメント

 

2024年3月1日() 9:56 瀬戸内海放送

 

 岡山大学は、農学部でおきたハラスメントの調査で不適切なマネジメントを行ったとして、農学部長を229日付で解任したと発表しました。

 

 岡山大学によりますと、農学部長はハラスメントを行った人物に対して十分な調査を行わないまま誓約書を提出させるだけに済ませ、事実を過少に評価して対応に当たるなどの不適切なマネジメントが複数確認されたということです。そして、学生や教職員の心理的安全性が十分確保されない状況を生み出したとしています。

 

 28日の役員会で農学部長の解任を決め、当面の間、三村由香里理事(教育学部教授)が農学部長事務取扱として、ハラスメントの再発防止などのガバナンス改革に取り組むことを決めました。関係者の処分などについては決定次第、発表するとしています。

 

 岡山大学ではこれまで、ハラスメント防止に向けて管理職を対象とした講習や、学内ネットによる啓発を行ってきたということです。那須保友学長は「いかなる事案も見過ごすことなく厳正に対処する」とコメントしています。


《カウンセラー松川のコメント》

今は、真っ当な組織ならばハラスメントへの対応は敏感かつ真摯に行っており、
加害者に対して十分に調査せず誓約書を提出させるだけ対応をする幹部に対して、
厳正な処分を下されるのも当然です。
他大学に留まらず、どの組織も今般の農学部長の行為を「他山の石」とし、
また、大学当局の対応を見習って欲しいと思います。


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