2024年2月9日金曜日

消防幹部がパワハラで懲戒処分へ 部下にマッサージさせる 長野

消防幹部がパワハラで懲戒処分へ 部下にマッサージさせる 長野

 

202429日(金) 12:12 NHK

 

佐久広域連合消防本部の50代の幹部職員が複数の部下に対して、マッサージをさせるなどパワーハラスメントに当たる行為を繰り返していたことが関係者などへの取材でわかりました。消防本部は近く懲戒処分にする見通しです。

 

佐久広域連合消防本部や関係者によりますと、50代の幹部職員はおととし、勤務時間中などに部下の職員を個室に呼び、長いときは1時間程度マッサージをさせたほか、以前の職場でも休日に複数の部下を呼び出し、小屋の新築工事をさせていたということです。

 

こうした行為は消防本部や第三者機関による調査でパワハラに当たると認定され、これまでの調査に幹部職員は「ハラスメントに当たるとは思っていなかった」という趣旨の説明をしているということです。

 

この幹部職員は以前にも別の職員への暴力行為で処分を受けるなどしていて、消防本部は今回発覚したパワハラについて、月内にもこの懲戒処分にする方針です。

 

佐久広域連合消防本部は、今後、係長以上の職員を対象に部下への接し方やハラスメントなどについて、外部の講師を招いて研修を行い再発防止に努めるとしています。

 

 

※ 他社のニュースも掲載致します 

広域連合消防本部で職員自殺…上司から部下へのハラスメント行為も
…内部や第三者機関の聞き取り調査で「自殺につながる原因は確認できず…」

 

2024年2月9日() 18:01 信越放送

 

佐久広域連合消防本部は9日、職員の自殺や、上司から部下へのハラスメント行為があったことを明らかにしました。

 

佐久広域連合の消防本部は、20236月に消防職員が自殺したことから、職員への聞き取りや第三者機関による調査を実施しました。

 

調査の結果、職場の中には明らかに職員の自殺につながるような原因は確認できなかったということです。

 

一方で、この調査の中で、上司が部下に対してハラスメントにあたる行為をしていたことが明らかになりました。

 

佐久広域連合消防本部はこの上司を厳正に処分するとしています。


《カウンセラー松川のコメント》

勤務中の部下にマッサージをさせたり、小屋の新築工事を休日の部下に行わせたりと
公私混同も甚だしい事案です。
この程度の者でも幹部職員と称される者が就任出来てしまう、
組織の規模から止む無しとは言え、決して褒められた話ではありません。
その様な点からだと、消防の広域化は必要なのでしょうが、
この事案は広域消防組織で発生しています。
そうなると、総務省消防庁が目指している、
「1県1本部が望ましい」と言わざるを得ないのかも知れません。

被害者の皆様へ
決して大きくはない組織なので、被害の声を上げるのも大変だったと思います。
しかし、皆様の勇気が今後の発生防止に繋がる可能性はあります。
皆様自身も被害者の立場から再発防止の一助となって欲しいと願っております。

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