後輩1人を2人で殴る蹴る、
体力錬成の強要などの“パワハラ”も…後輩は退官、
停職15日の30代と20代と自衛官は
「指導のつもりでやった」と勤務続ける意向
2024年2月9日(金) 12:39 北海道放送
2017年ごろから2年ほどの間、後輩1人に対し、2人で殴る蹴るなどしていたとして、30代と20代の自衛官の男が停職15日の懲戒処分を受けました。
停職15日の懲戒処分を受けたのは、帯広駐屯地業務隊の30代の2等陸曹、美幌駐屯地にある第6即応機動連隊の20代の3等陸曹の男2人です。
陸上自衛隊によりますと、2人は後輩1人に対し、2017年ごろから2年ほどの間、生活隊舎で殴る蹴るの暴行をしたり、腕立て伏せやスクワットとみられる体力錬成を強要したりしていました。
当時、3人は同じ部隊(非公表)に所属していて、去年3月ごろ、全隊員へのハラスメント行為の聴き取り調査で発覚、その後、事実関係の確認ができたとして、9日付けで今回の処分に至りました。
2人は「後輩隊員に対する指導のつもりでやった」などと話し、今後も勤務する意向ですが、被害に遭った後輩は、すでに退官しています。
処分を受けて、帯広駐屯地業務隊長の工藤功介1等陸佐は「この度の事案を受け、今後は隊員指導の徹底を図り、より精強で健全な部隊の育成に邁進して参ります」。
第6即応機動連隊長の河村友則1等陸佐も「隊員に対する指導を徹底して、厳正な規律を保持するよう、より一層の指導教育を行い、再発防止に努めて参ります」と、それぞれコメントしています。
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