部下のパワハラを放置で懲戒処分
「人間関係のもつれと誤認」していた上司(50代1等陸佐)を2ヵ月の停職
2024年2月20日(火) 14:34 北海道テレビ
陸上自衛隊北部方面総監部の1等陸佐の50代男性隊員が、部下によるパワーハラスメントが疑われる言動を認めたにも関わらず適切な対応を取らなかったとして、停職2カ月の懲戒処分を受けました。
北部方面総監部によりますと、1等陸佐は松戸駐屯地の需品学校に所属していた2021年8月、部下の50代の男性隊員が複数の隊員に対しパワーハラスメントが疑われる威圧的な言動をしたにもかかわらず、調査をするなどの適切な対応を取らなかったということです。
およそ1年後の2022年7月、50代の男性隊員はパワーハラスメント行為をしたとして松戸駐屯地から停職25日の処分を受けました。
1等陸佐は当時について「人間関係のもつれと誤認していた」と説明しているということです。
北部方面総監の末吉洋明陸将は「このたびの事案を受け、今後は隊員の指導の徹底を図り健全な部隊の育成にまい進してまいります」とコメントしています。
部下のパワハラを“人間関係のもつれ”と誤認、
当人同士で解決などの措置で精神疾患
…50代の幹部自衛官=1等陸佐、停職2か月の懲戒処分
「真摯に受け止めています」
2024年2月20日(火) 15:36 北海道放送
部下のパワーハラスメントを“人間関係のもつれ”などと誤認し、適切な対応を怠ったとして、50代の幹部自衛官が停職2か月の懲戒処分を受けました。
停職2か月の懲戒処分を受けたのは、陸上自衛隊北部方面総監部の50代の1等陸佐の男です。
陸上自衛隊によりますと、1等陸佐は、おととし3月、千葉県の松戸駐屯地の需品学校で部長職でした。
その際、部下の50代の課長職の男が後輩2人に対し「子どもみたいな言い訳をするな」「おかしいと思えよ」と強い口調で指導するなどのパワハラをくり返していました。
後輩2人は部長職だった1等陸佐に相談したものの、1等陸佐はパワハラではなく“人間関係のもつれ”などと誤認。
当人同士を直接合わせて解決をはかろうとするなど、適切な対応を怠っていました。
その結果、パワハラが続き、後輩2人は適応障害などの精神疾患を発症。
50代の課長職が去年7月、停職25日の懲戒処分を受けたのに続き、今回、1等陸佐の処分に至りました。
懲戒処分に対し、1等陸佐は「真摯に受け止めている」などと話しているということです。
一方、北部方面総監の末吉洋明陸将は「この度の事案を受け、今後は隊員指導の徹底をはかり、健全な部隊の育成にまい進して参ります」とコメントしています。
陸上自衛隊の1等陸佐は、トップの幕僚長、陸将、陸将補に次ぐ高い階級です。
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