2023年1月11日水曜日

【長崎】上官にメンタルヘルスチェック回答書き直し命じられ…陸自水陸機動団20代の3曹が自殺 1曹はパワハラなど訴え会見

【長崎】上官にメンタルヘルスチェック回答書き直し命じられ
…陸自水陸機動団20代の3曹が自殺 1曹はパワハラなど訴え会見

 

2023年1月11日() 19:31 長崎文化放送

 

陸上自衛隊相浦駐屯地の水陸機動団に所属する20代の3等陸曹が心の健康チェックシートの内容について上官から修正を命じられ、数日後に自殺していたことが分かりました。

 

水陸機動団によりますと、通信中隊に所属していた当時20代の3等陸曹の男性は、202110月ごろ、メンタルヘルスチェックシートで「心の健康状態が悪い」との結果が出ましたが、上司の40代の陸曹長から回答の書き直しを求められ、その数日後に自殺を図り死亡しました。

 

水陸機動団ではほかにも複数人が同様の書き直しを求められていたことを確認していて、陸曹長の行為がパワハラに当たるかどうかなどを調べています。

 

同僚の40代の1等陸曹の男性は10日、記者会見を開き、自身は無関係にも関わらず、3曹が自殺した責任を問われ、中隊長から大声で威圧されるなどのパワハラを受けたなどとして謝罪と名誉回復を求めています。水陸機動団は「事実関係を調査中で処分も含め適切に対応したい」としています。

 

 

※ 他社のニュースも掲載致します 

陸上自衛隊の20代隊員が自殺 上司からパワハラか

 

2023年1月11日() 18:50 テレビ朝日

 

陸上自衛隊の隊員が自殺していたことが分かりました。上司からパワハラがあった可能性があるということです。

 

 陸上自衛隊によりますと、水陸機動団に所属していた当時20代の3等陸曹の男性は、おととし10月ごろ、メンタルヘルスチェックシートで「心の健康状態が悪い」との結果が出ましたが、40代の上司から回答の書き直しを求められ、その数日後に自殺を図って死亡しました。

 

 水陸機動団は他にも複数人が同様の書き直しを求められていたことを確認していて、上司の行為がパワハラにあたるかどうかなどを調べています。

 

 水陸機動団は「事実関係を調査中で、処分も含め適切に対応したい」としています。

 

 

 

陸自203等陸曹が自殺
 パワハラとの因果関係を再調査【佐世保・水陸機動団】

 

2023年1月11日() 17:13 長崎放送

 

2021年に自殺した陸上自衛隊水陸機動団に所属する男性自衛官が死亡する前に、上司からパワーハラスメントを受けていた可能性があることがわかり、相浦駐屯地では自殺との関連を調べています。

 

亡くなったのは陸上自衛隊の水陸機動団に所属する20代の男性3等陸曹で、202111月に佐世保市の自宅で自殺を図り、その後、死亡しました。

 

相浦駐屯地によりますと、3等陸曹は、死亡する前の月にメンタルヘルスチェックシートの内容について、上司である40代の男性陸曹長から書き直しを命じられていたということです。

 

チェックシートを巡っては3等陸曹を含む複数の隊員が書き直しを命じられていたことがわかり、相浦駐屯地では『陸曹長の行為がパワハラにあたる』とみて調査しているということです。

 

相浦駐屯地では当初、3等陸曹の自殺と陸曹長の行為との因果関係については、「ない」と結論付けていましたが、改めて関連を調査するとしています。

 

 

 

陸上自衛隊でパワハラか 隊員の自殺との関係は…【長崎県】

 

2023年1月11日() 12:16 テレビ長崎

 

2021年に自殺した陸上自衛隊の男性隊員が上司からパワハラを受けた可能性があることが分かり、陸上自衛隊は、事実関係を確認しています。

 

長崎県佐世保市の陸上自衛隊相浦駐屯地によりますと、水陸機動団に所属していた20代の男性隊員が202111月に自殺を図り、その後、意識が戻らず死亡しました。

 

相浦駐屯地では、隊員の精神状態を確認するために定期的にアンケートを行っていて、男性は精神状態がよくないとの結果が出ていました。

 

それに対し、40代の上司が回答を修正するよう求めました。

 

この上司は、結果がよくなかった他の複数の隊員にも回答の修正を求めたということです。

 

駐屯地は、上司の言動がパワハラにあたるかについて調査しています。

 

これまで、駐屯地は、男性の自殺と職務に関係はないと結論付けていました。

 

 

 

陸自・水陸機動団の20代男性が自殺、パワハラか
 メンタルヘルス「健康状態が悪い」と回答後に修正求められる

 

2023年1月11日() 15:12 日本テレビ

 

陸上自衛隊の水陸機動団に所属する20代の男性が2021年に自殺を図り、亡くなっていたことがわかりました。上官からのパワーハラスメントがあった可能性があり、陸上自衛隊が調べています。

 

亡くなったのは長崎県佐世保市に本部を置く、水陸機動団の20代の男性3曹です。

 

陸上自衛隊によりますと、男性3曹は202110月頃、メンタルヘルスのチェックシートで「健康状態が悪い」との回答をしたところ、上官である40代の男性曹長から修正を求められたということです。

 

男性3曹は、その年の11月に自宅で自殺を図り、その後、亡くなりました。

 

ほかの隊員も同じように修正を求められていたということで、陸上自衛隊はパワーハラスメントにあたる可能性があるとみて調べています。

 

また、当時の調査の結果では、「自殺とパワハラの因果関係はない」と結論づけていましたが、陸上自衛隊は「改めて、事実関係を確認する」としています。

 

 

 

【長崎】水陸機動団の20代男性3曹が自殺 パワハラの可能性も調査

 

2023年1月11日() 14:19 長崎国際テレビ

 

陸上自衛隊水陸機動団に所属する20代の男性3曹が、おととし自殺を図り、亡くなっていたことがわかりました。

 

亡くなったのは佐世保市に本部を置く、水陸機動団の20代の男性3曹です。陸上自衛隊によりますと、男性3曹はおととし10月頃、メンタルヘルスのチェックシートで「健康状態が悪い」との回答をしたところ、上官である40代の男性曹長から修正を求められたということです。男性3曹は、その年の11月に自宅で自殺を図り、その後、亡くなりました。

 

ほかの隊員も同様に修正を求められていたということで陸上自衛隊はパワーハラスメントにあたる可能性があるとみて調べています。

 

また、当時の調査の結果では、「自殺とパワハラの因果関係はない」と結論づけていましたが、陸上自衛隊は「改めて、事実関係を確認する」としています。

 

 

 

水陸機動団、20代男性3曹自殺 上司の不当要求 確認 陸自

 

2023年1月11日() 10:35 長崎新聞

 

 陸上自衛隊水陸機動団(本部・長崎県佐世保市)の通信中隊の20代男性3等陸曹が2021年11月に自殺していたことが10日分かった。自殺を巡っては、生前に受けたメンタルヘルスのチェック内容について、上司の40代男性陸曹長が内容を修正するよう3曹に求めていたことも判明。陸自は上司による修正の要請があったことを把握しており、自殺との因果関係を再度確認する。

 同日県庁で会見した同中隊の40代男性1等陸曹や機動団への取材で分かった。それによると、3曹のメンタルヘルスチェックの内容が「健康ではない、悪い数値」だったため、同年10月ごろ、陸曹長は修正するよう求めたという。陸自はパワハラに該当するかどうか調査している。3曹以外の隊員に対しても同様の行為があったとみられる。

 3曹は11月に自殺した。陸自は調査の結果、「自殺とパワハラの因果関係はない」と結論付けていた。機動団は「メンタルヘルスは一番大事なところ。書き換えを求めることはあってはならない」としている。

 また会見した男性1曹は、申請をしていないのに食事を取る「不正喫食」の疑いで取り調べを受けていることや、当時の中隊長から大声で威圧されるパワハラがあり、体調を崩したことなどを訴えた。

 男性1曹は「不正喫食」について「残飯を発生させないよう指示を受けたのに取り調べられるのは違法」と主張。機動団は「指示の有無も含めて調査中」としている。中隊長の行為については「職務上の指導の一環だった」とし、パワハラの有無を調べているという。


《カウンセラー松川のコメント》

拙ブログ本日(1月11日)付け記事
「Mメンタルサポート」 ブログ出張版: 陸上自衛官がパワハラ訴え「ゆがんだ現状告発」 休職強要、同僚自殺 (mms119.blogspot.com)
これの続報です。
2015年にストレスチェック制度が施行されたので既に7年経過しております。
産業カウンセラーと言う心理職の私としては、
このチェックを事業主が実施することに不安を覚えておりました。
それは
 ・回答者が良好な結果となる様な記入をする
 ・事業主が不都合な回答を出した者に対して差別的な扱いをする
ことでした。
ストレスチェックシートの設問を読めば、
どの様に回答することで都合の良い結果が出るかおおよその見当も付きます。
「メンタルヘルス不調だと上司から不利益を被らないだろうか?」と
疑問を抱いた段階で、この性善説に基づいた制度は形骸化するのです。
それと同様の事が起きたのです。
高ストレス者に対して上司が回答の書き直しを要求。
上司としては自身の管理能力が疑われると思ったのでしょう。
公安職は過剰ストレスになり易い職種です。
だからこそ適正な検査により、ストレスからのメンタルヘルス不調者を見つけ、
早期に対処する事で、メンタルヘルス不調からの回復を図るものなのです。
しかも、書き換えを要求された方が自殺している。
状況証拠だけで因果関係を断定するのは早計ですが、
記者会見まで開いて実態を訴えているのですから、
心情的に「上司のパワハラやストレスチェックへの妨害行為があった」
と受け止めるのが支配的だと思います。
また、部内調査で「業務と自殺は無関係」との結果を得ていた組織も
調査能力の限界を呈したと言えましょう。
水陸機動団という比較的新しい部門であり、また国防の最前線でもあり、
隊員への心理的負担も少なくない部隊だと思います。
だからこそ、健全な職場環境の維持向上は重要課題であり、
有事の際に問題無く活動出来る組織でなければならないのです。

被害者の皆様へ
加害者が陸曹長であるならば、被害者の数も多くなると思います。
この記者会見を機に調査もあると思いますので、
被害について包み隠さず回答をした方が良いと思います。
上意下達と理不尽な無理強いは別物ですから。

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