2023年1月17日火曜日

▼妊娠理由に”退職強要” フィリピン人の元技能実習生が提訴 640万円あまり損害賠償求める 【福岡】

妊娠理由に”退職強要” フィリピン人の元技能実習生が提訴
 640万円あまり損害賠償求める 【福岡】

 

2023年1月17日(火) 18:06 テレビ西日本

 

福岡県上毛町の老人ホームに勤務していたフィリピン人の元技能実習生が、妊娠を理由に退職を強要されたなどとして、施設などに損害賠償を求める訴えを起こしました。

 

訴えを起こしたのは、上毛町にある老人ホームで技能実習生として働いていたフィリピン人の26歳の女性です。

 

訴えによりますと、2021年4月、女性は妊娠が発覚すると、施設側から”妊娠している実習生は働かせることができない”などと告げられ、帰国同意の署名をさせられ退職を余儀なくされました。

 

この際、施設のほか、監理団体の理事らが「フィリピン人の評価があなたのせいで落ちる」などと発言したり、中絶を迫ったと受け止められるようなマタニティハラスメントで精神的苦痛を受けたなどとして、女性は3カ月分の未払い賃金などとあわせて640万円あまりの損害賠償を求めています。

 

◆訴えを起こした元技能実習生の女性

「想像してみてください、お腹にもう一つの命を宿している時に私が経験したひどい出来事を。私はこんな扱いをされるべきではないし、私の赤ちゃんも同じです。こんなひどい扱いを許す事はできません」

 

17日、福岡地裁小倉支部で開かれた第一回口頭弁論で、施設や監理団体などは請求の棄却を求める答弁書を提出し争う構えを見せています。

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