2024年2月29日木曜日

日立市消防パワハラ、和解へ 600万円賠償で 茨城

日立市消防パワハラ、和解へ 600万円賠償で 茨城

 

2024年2月29日() 6:00 茨城新聞

 

茨城県日立市消防本部で職員が部下に暴行や暴言などのパワハラを繰り返していた問題で、市は被害を受けた元職員に損害賠償金600万円を支払い、和解する方針を明らかにした。3月の市議会第1回定例会に関連議案を提出する。

 

被害を受けた当時20代の元職員が昨年、重度のストレス障害を発症したとして、約1236万円の損害賠償を求めて水戸地裁に提訴していた。市側はパワハラによって元職員が休職と退職に至ったことを認めて謝罪し、賠償金を支払う。

 

市によると、3040代の職員4人が、元職員の太ももを蹴ってけがを負わせたり、プラスチック製バットで臀部(でんぶ)をたたいたりするパワハラがあった。職員4人は2021年、停職や減給の懲戒処分となった。


《カウンセラー松川のコメント》

拙ブログ2021年2月5日付け記事
「Mメンタルサポート」 ブログ出張版: 部下の太もも蹴り、喫煙強要も 日立市消防 パワハラで4人処分 (mms119.blogspot.com)
これの続報です。
被害者から損害賠償請求をされ、消防本部として和解に応じたのが今般の報道です。
既に処分済みである加害者の行為は、過失でなく故意なのですから、
和解金は市民の血税から支出して終わらせるのではなく、
きちんと加害者に請求するべきです。
娯楽で虐めた結果なのですから、加害者も支払いに不満はないはずです。

被害者の方へ
消防本部と和解で決着が付いたのは、早期解決が出來て良かったと思います。
民事訴訟は時間を要しますので、判決が確定するまで、心身の負担も大きいですから。

2024年2月27日火曜日

▼「任天堂」での雇用拒否など巡り元派遣社員らが訴えた裁判 任天堂などに20万円の賠償命じる パワハラを一部認める 京都地裁

「任天堂」での雇用拒否など巡り元派遣社員らが訴えた裁判
 任天堂などに20万円の賠償命じる パワハラを一部認める 京都地裁

 

2024年2月27日() 13:17 毎日放送

 

「任天堂」での雇用拒否やパワハラをめぐり元派遣社員らが訴えた裁判で、京都地裁は任天堂などに20万円の賠償を命じました。

 

「任天堂」の派遣社員だった女性保健師2人は、派遣先の企業と本人との双方が合意すれば直接雇用される「紹介予定派遣」という制度で採用されました。

 

しかし産業医から無視などのパワーハラスメントを受けたうえ、任天堂からは「産業医と協力態勢を構築できなかった」として直接雇用を拒否。

 

保健師2人は地位の確認と賠償を求めて、4年前に提訴していました。

 

227日の判決で京都地裁は、「紹介予定派遣は派遣先での直接雇用に至らない場合があることを制度上当然の前提としている」と指摘。そのうえで「産業医との協力態勢の構築は重要であり、その構築に至らなかったという点は、紹介予定派遣終了の理由として合理的」と判断し、地位確認の訴えについて退けました。

 

一方で、「任天堂が雇用している産業医が原告らに、業務上必要のある声かけへの無視や、ほかの従業員と比べて差別的な対応をとった」とパワハラの一部については認め、任天堂と産業医に対し、保健師2人にあわせて20万円を支払うよう命じる判決を言い渡しました。

2024年2月23日金曜日

▼児童に「大好きだよ」の手紙、2人きりの場で「ぎゅうしていい」…小学校教諭を懲戒処分

児童に「大好きだよ」の手紙、
2人きりの場で「ぎゅうしていい」…小学校教諭を懲戒処分

 

2024年2月23日() 12:04 読売新聞

 

 担任学級の児童にセクハラ行為を繰り返したとして、大阪府豊中市教育委員会は22日、市立小の男性教諭(25)を停職3か月の懲戒処分にした。管理監督責任で校長(50)も同日、戒告の懲戒処分を受けた。

 

 市教委によると、教諭は昨年7月以降、児童に「大好きだよ」と書いた手紙を渡して手や肩を触り、2人きりの場で「ぎゅうしていい」と声をかけるなどの行為を繰り返した。保護者が学校に通報して発覚し、教諭は市教委の調査にセクハラ行為を認めた。辞職については「考えさせてほしい」と態度を保留している。

▼宝塚歌劇団の宙組女性死亡 劇団側がパワハラを認め遺族側に伝える 上級生らへの聞き取りなどで判断

宝塚歌劇団の宙組女性死亡
 劇団側がパワハラを認め遺族側に伝える
 上級生らへの聞き取りなどで判断

 

2024年2月23日() 12:00 読売テレビ

 

 宝塚歌劇団の俳優の女性が死亡した問題で、歌劇団側がパワーハラスメントを認めて遺族側に伝えていたことがわかりました。

 

 昨年9月、宝塚歌劇団の宙組に所属する女性が死亡し、遺族側が上級生らからのパワハラを主張したのに対し、歌劇団側はパワハラは確認できなかったとしていて、話し合いが続けられています。

 

 この問題をめぐり、歌劇団側が上級生らへの聞き取りなどを進めた結果、パワハラに当たる行為があったと判断し、こうした見解を遺族側に伝えていたことが関係者への取材でわかりました。

 

 歌劇団を運営する阪急電鉄の親会社・阪急阪神ホールディングスの角和夫会長は28日、「交渉は双方ともに大きな違いがないところまできた」と話していて、管理責任を認め遺族に謝罪する意向を示しています。

▼職員へのパワハラやセクハラに「きっちり対応」 奈良県生駒市がハラスメント防止条例制定へ

職員へのパワハラやセクハラに「きっちり対応」
 奈良県生駒市がハラスメント防止条例制定へ

 

2024年2月23日() 6:11 奈良新聞

 

【ハラスメントの有無を調査する審査委員会を設置】

 

 奈良県生駒市は22日、職員に対する市長や議員ら特別職、他の職員によるハラスメントを防止する条例案を、市議会の3月定例会(35日開会)に提案すると発表した。相談などがあれば外部委員らで組織する「ハラスメント審査委員会」(5人以内)がハラスメントの有無について市長に答申する。制定されれば県内自治体では初めて。記者会見で小紫雅史市長は、「きちっと調査し、そうした事実があったのか、条例に明記された審査委員会でしっかりと調査してもらう。私自身も対象。襟をただしたい」と述べた。

 

 「市ハラスメントの防止等に関する条例()」は、ハラスメントの防止、または疑われる事例が発生した場合の対応を定めるもの。全14条で構成され、可決されれば41日施行となる。

 

 これまで生駒市では、202011月から人事課に「懇話会」を設け、市の「相談窓口」にハラスメント等に関する相談があれば、必要に応じて意見を聞くなど対応してきた。懇話会の委員は学識経験者、弁護士、行政経験者、社会保険労務士の4人。

 

 これに対し、審査委員会は条例で定められた付属機関の位置付け。市長の諮問を受け、ハラスメントの有無について答申を行う。

 

【マタハラなども対象】

 

 条例案は、ハラスメント防止と、発生した場合の適切な対応を定めており、パワーハラスメント(パワハラ)▽セクシャルハラスメント(セクハラ)▽妊娠や出産、育児または介護に関するものなどを理由に、職員に精神的、身体的苦痛を与えた場合に適用。「市長等、議員及び職員はハラスメントをしてはならない」(4)とハラスメント禁止を定め、市長は「職員の意識啓発、知識の向上、さらに勤務環境の確保するため必要な措置を適切に講じる」(6)などとしている。

 

 ハラスメントを受けたと感じた職員は「ハラスメント相談窓口」を通じ、市長に調査を申し出ることができる。

 

 市長は「ハラスメント審査委員会」に調査を諮問。ハラスメントがあったのか、答申を受ける。この過程においては、当事者等のプライバシーに十分配慮し、相談を行った職員が職場で不利益を受けることがないよう留意する。

 

 小紫市長は「必要に応じて懲罰委員会も開くことになる」と説明。これまでにも、ハラスメントを理由に懲罰委員会が開かれた事例が本年度1件あったという。「条例化に向けた動きは、実際そういう問題が起きた自治体が取り組むということが多い。生駒市の場合は、条例化によりハラスメントにはきっちり対応するという姿勢、決意を示したということ」とした。

 

 ただ、カスタマーハラスメント(カスハラ)に関しては「場合によって(市民から)不当要求を受けるということもあるかもしれない。いつから、という話ではないが、検討はしないといけない」と述べるにとどめた。

2024年2月22日木曜日

▼大阪府警、昨年1年間に250人を処分 4割がハラスメントが理由

大阪府警、昨年1年間に250人を処分 4割がハラスメントが理由

 

2024年2月22日() 20:45 朝日新聞(三浦淳)

 

 2023年に大阪府警で警察官19人が懲戒処分を受けていたことがわかった。府警が22日、情報公開請求をした朝日新聞に関連の文書を開示した。訓戒や注意の内規に基づく処分は、警察官と職員の231人が受けていた。延べ250人の処分者数は、過去10年間では14年の383人に次ぐ多さで、理由の4割弱がパワハラやセクハラだった。

 

 開示された文書や府警によると、懲戒処分の19人(前年比1人増)は3人が免職、3人が停職、10人が減給、3人が戒告。内規に基づく処分の231人(同49人増)は訓戒が35人、注意が196人だった。

 

 懲戒処分の理由は「盗撮」が5人で最も多く、停職や減給となった。また、内規に基づく処分を含めると、93人(同37人増)がハラスメントが理由だった。

 

 40代の男性巡査部長は同僚の女性警察官2人の尻などを触るセクハラに加え、男性警察官を無視するなどのパワハラをしたとして、戒告の懲戒処分を受けた。交野署長だった50代の男性警視は部下の女性警察官をメールで食事に誘うなどのセクハラをしたとして、本部長注意を受けて辞職した。

 

 このほか、鉄道警察隊の20代の男性巡査は女性向けの風俗店で働き、約240万円の報酬を得たとして、減給1カ月(10分の1)とされた。所轄署勤務の30代の男性巡査長は、女性警察官と交番で抱き合ったり、キスをしたりしたなどとして、内規に基づく訓戒の処分を受けた。

▼学生にふたりで食事要求「セクハラ」 高裁、早大元教授らへ賠償増額

学生にふたりで食事要求「セクハラ」
 高裁、早大元教授らへ賠償増額

 

2024年2月22日() 20:40 朝日新聞

 

 早稲田大学教授だった文芸評論家の渡部直己氏からハラスメントを受けたうえ、被害を相談した別の教授の対応も不適切だったなどとして、元大学院生の女性が渡部氏と早大に計660万円の賠償を求めた訴訟の控訴審判決が22日、東京高裁(増田稔裁判長)であった。高裁は、被告側に計約60万円の賠償を命じた一審・東京地裁判決を変更し、賠償額を計約100万円に増やした。

 

 原告の深沢レナさん(33)は2016年に早大院に入り、指導教員だった渡部氏から繰り返しセクハラやパワハラを受けたと訴えていた。

 

■高裁「指導教員は著しく優位」

 

 地裁は、渡部氏が、雨にぬれた上着を脱いだ深沢さんに「裸だったらどうしようかと思った」、食事中に「卒業したら俺の女にしてやる」と発言したことは、「社会通念上許される限度を超えている」として違法と認定した。

 

 高裁は、大学院の指導教員は「学生に対して著しく優位にあり、学生は望んだことでなくても、本音を言えず受け入れることも起こりえる」と指摘。地裁が違法とした行為に加え、渡部氏が度々深沢さんにふたりきりでの食事を求めたり、会食時に食べかけの料理を共有したりしたことを「内容や頻度、原告の心情、力関係に照らすと、セクハラ及びパワハラに当たる」と認定した。

 

 

※ 他社のニュースも掲載致します 

早大教授のセクハラ
「卒業したら俺の女にしてやる」以外も新たに2審で認定…賠償額を増額

 

2024年2月22日() 20:34 読売新聞

 

 文芸評論家で早稲田大学文学学術院の教授だった渡部直己(なおみ)氏(71)からセクハラなどを受けたとして、教え子だった作家の深沢レナさん(33)が渡部氏と同大に計550万円の損害賠償などを求めた訴訟の控訴審判決が22日、東京高裁であった。増田稔裁判長は渡部氏と同大に計55万円の支払いを命じた1審・東京地裁判決を変更し、賠償額を計88万円に増額した。

 

 1審は、渡部氏が「卒業したら俺の女にしてやる」という趣旨の発言をしたことなどが不法行為にあたるとしたが、高裁は、2人きりでの食事を求めるなどした行為もセクハラやパワハラにあたると新たに認定した。相談を受けた別の教授の対応を巡り、同大に別途、支払いを命じていた賠償も5万5000円から11万円に増やした。

 

 判決後に東京・霞が関で記者会見した深沢さんは「ある程度の前進はあったが、(心の)傷が癒えるわけではない。教員が学生に被害を与えることがあってはならない」と訴えた。

 

 

 

「自分の箸で食事シェア」もセクハラ認定
 元早大教授らに賠償命令

 

2024年2月22日() 19:42 毎日新聞(斎藤文太郎)

 

 早稲田大学大学院の教授だった文芸評論家の渡部直己氏から在学中にセクハラを受けたとして、元大学院生の女性(33)が渡部氏と早大に計660万円の損害賠償を求めた訴訟の控訴審判決で、東京高裁(増田稔裁判長)は22日、渡部氏と早大に計99万円の支払いを命じた。20234月の1審・東京地裁判決から賠償額を約40万円増額した。

 

 1審判決が違法性を否定した、食べかけの食事を渡部氏が自分の箸で女性とシェアした行為について、2審判決は、立場の弱い女性が食事に乗り気でなかった心情に照らし、「セクハラ及びパワハラに当たる」と認定した。早大の責任については、1審同様に適切な学習環境を提供する義務を怠ったとした。

 

 判決によると、原告の詩人、深沢レナさんは159月に渡部氏が教授だった現代文芸コースに合格。174月に渡部氏と2人での食事中に「卒業したら俺の女にしてやる」などと言われた。相談した別の教授からも「あなたに隙(すき)があった」と言われ、183月に自主退学した。

 

 早大は187月、深沢さんからの申告に基づき、渡部氏のセクハラを認めて解任した。

平手打ちしてケガさせるなど…3年間学生にパワハラ行為繰り返す 消防学校の元教官に停職10日の懲戒処分

平手打ちしてケガさせるなど…3年間学生にパワハラ行為繰り返す 消防学校の元教官に停職10日の懲戒処分

 

2024年2月22日() 20:01 富山テレビ

 

12年前から3年間、県消防学校で学生にパワハラ行為を繰り返していたとして、当時の教官が懲戒処分を受けました。

 

懲戒処分を受けたのは富山市消防局の51歳の副主幹の男性です。

この副主幹は、県消防学校に教官として派遣されていた2012年から15年にかけて、訓練中の学生を足でけったり反抗的な態度をとった学生に平手打ちをして唇を切るケガをさせたりなどのパワハラ行為を繰り返していたという事です。

 

外部からの情報で、当時の学生や上司に聞き取り調査をして分かったという事です。

 

副主幹の男性は「行き過ぎた行為で深く反省している」と述べていて、富山市は停職10日の処分としました。

富山市消防局は「人格を尊重した環境づくりと、信頼回復にむけ全力で取り組む」としています。

 

 

※ 他社のニュースも掲載致します 

富山市消防局 学生へのパワハラ 教官だった職員を懲戒処分

 

2024年2月22日() 19:41 北日本放送

 

富山市消防局は22日、教官として県消防学校に派遣していた職員が学生に対しパワーハラスメントを行っていたとして、停職10日の懲戒処分としました。

 

停職10日の処分を受けたのは、富山市消防局の51歳の男性職員です。

 

富山市消防局によりますと、男性職員は県消防学校の教官を務めていた2012年度から2015年度までの間に、反抗的な態度をとった学生に対し平手打ちをし唇を切るけがをさせたということです。

 

また、不適切な行為を行った学生などに対し、長時間正座をさせたり、訓練で使用する模擬家屋内で一晩、過ごさせたりしたということです。

 

外部から情報提供を受け、当時の学生などに聞き取りをして判明しました。また、当時、この職員の上司だった60歳の男性署長を訓告処分としています。

 

 

 

消火訓練用の小屋で一晩過ごさせるなどのパワハラ 消防幹部を停職

 

2024年2月22日() 18:14 朝日新聞

 

 富山市消防局は22日、富山県消防学校に教官として派遣していた消防局副主幹の男性(51)が学生(新規採用職員)らにパワーハラスメントをしたとして、停職10日の懲戒処分にしたと発表した。同日付。当時の副校長も指導・監督が不十分だったとして訓告にした。

 

 市消防局によると、副主幹は2012年度から4年間派遣され、41人がパワハラ行為を受けた。同局に戻って以降についても調査したが、パワハラ行為は確認できなかったという。

 

 同局によると、パワハラ行為の内容は、消火活動の訓練で使う鉄骨造り2階建ての模擬家屋内で1晩過ごさせたほか、夜間に訓練場に呼び出し、ホースを伸ばしたり、巻き取ったりする訓練をさせるなどしたというもの。長時間の正座をさせる、長時間走らせる、靴を投げつける、平手打ちをするなどの行為もあった。

 

 最近、外部から情報提供があり、分かったという。男性は「学生を立派な消防人にしたいとの思いから行った。行き過ぎた行為で、深く反省している」と話しているという。(長屋護)

 

 

 

「立派な消防人にしたい…」
“正座、グラウンド走らせ、平手打ち” の元教官(51
パワハラで停職10日の懲戒処分 富山市消防局

 

2024年2月22日() 17:19 チューリップテレビ

 

富山市消防局は、富山県消防学校に教官として派遣されていた51歳の男性職員を、当時の学生であった新採職員へのパワハラ行為があったとして22日、停職10日の懲戒処分にしたと発表しました。また直属の上司であった当時の消防学校副校長で、現在富山市消防局の60歳の消防署長を「訓告」としました。

 

停職10日の懲戒処分を受けたのは、富山市消防局に勤務する51歳の男性職員です。

 

富山市消防局によりますと男性職員は、富山県消防学校に派遣されていた2012年度(平成24年度)から2015年度(平成27年度)までの4年間、学生として初任教育を受けていた複数の新規採用職員に対し、パワーハラスメント行為を行ったとされています。

 

■平手打ちで唇切る軽傷を負わせたことも…

 

具体的には、悪ふざけをした学生に対し長時間の正座をさせた、訓練中に危険な行為を行った学生に対し、グラウンドの周囲を長時間走らせたということです。

 

また、危険な行為や不適切な行為を行った学生に対し、無理やり手を引っ張る、ヘルメットの上からたたく、あごひもを引く、靴を投げつける、足で蹴るなどしたということです。

 

このほか反抗的な態度をとった学生に1回、平手打ちをし、唇を切る軽傷を負わせるなど、合わせて6項目にわたるパワハラ行為があったとしています。

 

■“立派な消防人にしたい” という思いから

 

外部からの情報提供を受けて、当時学生だった職員41人に聴き取りを行うなどの調査を行い、パワハラと認定しました。

 

富山市消防局は、これらの行為は必要な範囲を超えた身体的・精神的苦痛を与える指導であり、優越的な関係を背景とした、いわゆるパワーハラスメントにあたるとしています。

 

そして51歳の男性職員を停職10日の懲戒処分、当時の上司で消防学校副校長であった、60歳の消防署長を「訓告」としました。

 

処分を受けた51歳の男性職員は「学生を立派な消防人にしたいという思いから行ってしまいましたが、行き過ぎた行為であり、大変申し訳なく、深く反省しております」と述べているということです。

 

一連の処分について富山市消防局長は、市民の生命や財産を守ることを職務とする消防職員にあるまじき行為で、極めて遺憾であり、市民の皆様に心からお詫び申し上げます。引き続きハラスメント防止に向けた取り組みを推進し、地域の安心・安全を守るための能力を十分に発揮できるよう人材育成と職場環境づくりに努め、信頼回復に向け全力で取り組んでまいりますとコメントしています。


《カウンセラー松川のコメント》

12年前の事案でも調査し処分をする。
時効を許さない富山市消防局の取り組み方は凄いと言えます。
ところでニュースに挙げられている行為として
 ・悪ふざけをした学生に対し長時間の正座をさせた
 ・訓練中に危険な行為を行った学生に対しグラウンドの周囲を長時間走らせた
他にも、
 ・危険な行為や不適切な行為を行った学生に対し
  無理やり手を引っ張る
  ヘルメットの上からたたく
  あごひもを引く
  靴を投げつける
  足で蹴る
この様な行為も有ったとのこと。
全ての行為が暴力的に読み取れますが、果たしてそうなのでしょうか?
[足で蹴る] これは悪いと言えます。
[靴を投げつける] これも傍から見た時には粗暴な振る舞いと認識されるでしょう。
では、[無理やり手を引っ張る] [ヘルメットの上からたたく] [あごひもを引く]
これらの行為も粗暴で暴力的な行為なのでしょうか?
 ・ヘルメットの着用が不完全だから [ヘルメットの上からたたく]
 ・あごひもの使い方が不完全だから [あごひもを引く]
指導の範疇だったかも知れません。
さて、これらは教官にだけ問題が有ったと言えるでしょうか?
消防学校は税金から支出される給与を受けながら学ぶ場であり、
それは仕事の場である訳です。
そして、消防学校では自分や市民の命を守り救う為の知識や技術を習得する場であり、
知識は危険回避であり、訓練には危険を伴います。
だからこそ、教官も厳しくなくてはならないとも言えます。
その点だけを見れば、加害者の行為を全面的に非難して良いのか疑問です。
しかし、
 ・模擬家屋内で1晩過ごさせた
 ・夜間に訓練場に呼び出し訓練
 ・平手打ちをし唇を切る軽傷を負わせる
これらの行為となると教官を擁護するのは難しいでしょう。
「俺達の時代は当たり前だった」が全てに通用する時代ではありません。
上に立つ者ならば、迎合はしなくても、時の方針に従う事は大切です。

被害者の皆様へ
加害者が真に反省しているならば、許してやってはどうでしょうか?

▼女性幹部自衛官、パワハラで戒告 空自、机に書類たたきつける

女性幹部自衛官、パワハラで戒告 空自、机に書類たたきつける

 

2024年2月22日() 14:50 共同通信

 

 航空自衛隊は22日、職場で書類を机にたたきつけるなどのパワーハラスメントをしたとして、航空システム通信隊に所属する女性幹部自衛官を戒告の懲戒処分にした。隊は、東京・市ケ谷基地に拠点を置き、通信ネットワークの維持管理やサイバー攻撃への対応などが任務。空自は階級や年齢を明らかにしていない。

 

 空自によると、幹部自衛官は昨年628日、基地の執務室で、同僚の隊員に威圧的な言動で接し、職場環境を悪化させた。目撃した別の同僚が報告した。

 

 自衛官は調査に不適切だったと認め「この同僚から威圧的で侮辱と取れる発言を受けたことがあり、謝罪を求めた。原因は相手にある」と説明していた。

2024年2月21日水曜日

▼沈黙する業界「告発しやすい社会を」 性加害で逮捕の映画監督・榊容疑者

沈黙する業界「告発しやすい社会を」
 性加害で逮捕の映画監督・榊容疑者

 

2024年2月21日() 23:30 テレビ朝日

 

俳優として活躍し、その後、映画監督に転身した榊英雄容疑者(53)は、女優を目指していた女性に演技指導などと言いながら、性的暴行をしたとして逮捕されました。

 

20年以上、一緒に仕事してきた人は、怒り、悔しい思いをしています。

映画カメラマン・早坂伸さん:「自分たちに対して嘘をついていたということに、怒りもあったし、被害に遭った方からすると、自分も一味に思われていた。そこは自分として悔しいし、自分の名誉のためにも率先して、運動、活動をしなきゃいけないと思った」

 

警視庁によりますと、2016年に、女性(当時20代)をマンションに誘い出し、乱暴をした疑いが持たれています。法改正前の事件なので、容疑は不同意性交等ではなく、準強姦です。

 

榊容疑者は「女性とは男女の仲だと思っていた。冤罪です」と、容疑を否認しています。

 

女性と榊容疑者は、2015年秋ごろ、演技指導のワークショップで出会いました。

 

榊容疑者は事件当日に、SNSを使って女性を食事に誘いました。その後、演技指導を名目に、タクシーで関係先の港区のマンションに移動。そして、「タトゥーなどあると大変だから、裸を確認したい」と言ったといいます。

 

警視庁は、榊容疑者が、当時、俳優の卵だった女性に対して、映画に出演させることをほのめかしながら、犯行に及んだとみています。さらに、事件直後、女性は、榊容疑者から口頭で口止めをされたと話しているということです。

 

警視庁は、去年6月に被害届を受理。その後、榊容疑者の自宅などを家宅捜索し、スマホやSDカードを押収しました。解析すると、別の複数の女性とのわいせつな動画が50点以上発見され、事件性の有無についても調べています。

 

榊容疑者は、おととし、週刊誌の報道で、4人の俳優から性加害を告発されていました。当時、記事について「事実であることと、事実ではない事が含まれて書かれておりますが、過去のことをなかったことには出来ません」とコメントを発表していました。しかし、結果として、公開直前の映画はお蔵入りとなり、所属事務所からも契約を解消されました。

 

同じ手口での被害を訴える人はほかにもいます。

 

2015年に被害を受けたという睡蓮みどりさん。

文筆家・俳優の睡蓮みどりさん:「演技指導が進んだときに、監督の、加害者のスイッチが切り替わったのをはっきりと感じて、そこで、はっきりと恐怖心が出てきて、ちょっとフリーズするような状況で」

 

いまも後遺症に苦しんでいるといいます。

文筆家・俳優の睡蓮みどりさん:「心の一部が壊死したような、感情が追いつかないというか、感情が消えている部分が、自分の体の中にずっとあって、それは、いまもまだあるんですね。一部の記憶が、記憶としてはあるんですけど、どうしても自分のものだと思えなくて」

 

週刊誌報道などが出るまでの7年間、自分のせいだと思い続けていたそうです。

 

文筆家・俳優の睡蓮みどりさん:「昨年ようやく『複雑性PTSD』という診断を受けたんですけれど、そういう診断名がついて、やっとホッとした部分があって。診断されたことで、これは、そのことが原因で、心が壊れていたんだなという理解にやっと至ったんですけど」

 

業界の歪な構造も原因だと指摘します。

文筆家・俳優の睡蓮みどりさん:「業界の沈黙は、本当にひどいです。同性の女性の先輩に相談してみても、当時は親身になってくれる人はいなくて。『もうちょっと、うまくできるようにならないと』みたいな。“私の問題”として、“うまく対処できない自分の能力の問題”という認識」

 

榊容疑者と長年仕事をしてきたカメラマンは告発を知り、被害を訴える女性の支援に動き出しました。

映画カメラマン・早坂伸さん:「『私も被害にあった』という声が、たくさん届いたのと、一方で『そんなこと前からあるでしょう』『何を今さら』という。主に男性。両極端な反応がありました。(Q.性加害が生まれやすい映画界の構造について思うことは)役者に対して、(監督などから)『役があるから、今度、君を推す』、その交換条件で、何かしら性的搾取が行われていたり、パワハラ的なことが行われる構造がいまだにあると思うんです。実際キャスティング権を握っている人たちって、もっと監督、プロデューサーいる中で(被害の)暗数は相当あると思っています。それをどうやって表に出していくか」

 

早坂さんは、複数の女性から相談を受けていて、被害届を出した女性の弁護士を通して、警視庁にも情報を提供してきました。

 

映画カメラマン・早坂伸さん:「やっぱり告発というものが、もっとやりやすい社会になるべきだと思う。告発をしづらい空気を作ることで、加害者を野放しにした部分がある。被害当事者が頑張っている姿を見せられたとき、第三者がどういう行動をするのか。そこがすごく問われていると思う。要は、被害当事者じゃなくて、第三者がいかに動くかが大事だと思う」

 

 

■警視庁捜査一課担当の石出大地記者に聞きます。

 

Q.今回の事件に関する物的な証拠は少ないように思えますが、逮捕に至った決め手は何だったのでしょうか。

石出大地記者:そもそもこういった性犯罪は、相手の合意の有無を確認することが難しいことが多いのです。実際に今回の事件の捜査関係者も「密室内の事件であり、客観的な物的証拠は乏しい。“被害者の証言の信用性”を高めることが重要」と話していました。

そうしたなかで、今回、逮捕に至ったのは、何と言っても“証言の信用性”を高められる状況証拠が多く集まったことだとしています。

 

Q.“被害者の証言の信用性を高められる状況証拠とは、どういったものでしょうか。

石出大地記者:今回、複数の女性が「榊容疑者に、いきなり屋外で性行為に持ち込まれた」といった内容を話しているほか、「俺を誘惑してみろ」と言われたと話す女性もいることから、被害者の証言の信用性が高まりました。当然、証言だけではなく、そのほかに積み上げた証拠も総合的に判断しています。さらに、警視庁は、今回、映画監督という立場を利用して、関係を強要していたと結論付けました。ある捜査幹部は「立場を利用した性犯罪の多くは、被害者が声をあげられないことが多い。事件の被害相談があれば、あらゆる手段を使って容疑者を摘発していき、被害者を救っていきたい」と話していました。

▼東京都「カスハラ」防止条例制定へ 深刻化する暴言・土下座強要に“罰則なし”で検討 サービス業へ顧客の意識改革を

東京都「カスハラ」防止条例制定へ
 深刻化する暴言・土下座強要に“罰則なし”で検討
 サービス業へ顧客の意識改革を

 

2024年2月21日() 20:32 フジテレビ

 

東京都の小池知事は、「カスタマーハラスメント」防止条例を制定する方針を表明。カスハラは、顧客が従業員に暴言や土下座を強要する迷惑行為で、都内企業において被害が深刻化している。専門家は、条例整備に加え、顧客ファーストの姿勢に対する意識改革が重要と指摘する。

 

東京都「カスハラ」防止条例を制定

東京都の小池知事は、客による暴言や土下座強要などの迷惑行為、いわゆる「カスハラ」を防止するための条例を、全国で初めて制定する方針を示した。

 

小池都知事:

カスタマーハラスメントが、都内企業においても深刻化している。独自に条例化の検討を進める。

 

カスタマーハラスメント、いわゆる「カスハラ」は、客が従業員に暴言を吐いたり、土下座を強要するなどの迷惑行為で、被害を受けた従業員が自殺に追い込まれたケースもある。

 

小池知事は20日午後の都議会で、「カスハラ」の被害が深刻化しているとして、全国で初めて防止条例を制定する方針を表明した。

 

東京都は、禁止される行為の具体的な例をガイドラインで示す一方、行き過ぎた迷惑行為には刑法を適用できることから、罰則は設けない方針だ。

 

「お客様は神様」の誤解から

Live News α」では、消費経済アナリストの渡辺広明さんに話を聞いた。

 

堤 礼実 キャスター:

この「カスタマーハラスメント条例」、コンビニの店長経験がある渡辺さんは、どうご覧になりますか。

 

消費経済アナリスト・渡辺広明さん:

例えば、コンビニには1日に900名前後のお客さまが来店するが、ほとんどは良いお客さま。

いわゆるパワハラ顧客の数自体は限られているが、従業員への心理的なダメージは大きく、サービス産業にとっては大きな問題。

 

この問題を放置したままだと、人手不足を加速させることにもなりかねない。接客サービスを行う側にとっては、今回の東京都の条例は朗報と言える。

 

堤 礼実 キャスター:

実際に渡辺さんが対応に困ったケースなどはありましたか。

 

消費経済アナリスト・渡辺広明さん:

私自身、コンビニ店長時代にアルバイトに不手際があり、土下座を強要された事がある。こうした理不尽な要求は、私が店長だった30年前と比べたら改善傾向にはあると思う。

 

それでも「お客様は神様として扱え」という思考は、色濃く残っているように思う。この“お客様は神様”というのは、顧客ファーストの接客を心掛けるというサービス精神を表したものであって、理不尽な要求であってもお店側は受けるべき、という姿勢のことではない。

 

顧客側の意識改革が重要

堤 礼実 キャスター:

お店と顧客で互いに失礼がないように、当たり前のことを当たり前にしていきたいですよね。

 

消費経済アナリスト・渡辺広明さん:

今も小売りの現場で何が起きているのかを知るために、時折、コンビニでアルバイトをしているが、近頃は接客が少しもたつくと舌打ちされたり、「袋入りますか」と聞いても答えてくれないなど、ライトなカスハラ事案が増えているような気がする。

 

こうした心ない振る舞いの背景には、小売や飲食などの接客サービスで働く人を見下すような傾向があるのではないか。

 

日本を訪れる外国人客が増えることもあり、サービス業は接客のスキルアップが求められている。顧客と向き合うサービス業の現場が、働く人に過度なストレスを与えない職場にする必要がある。

 

今回の条例の整備は大きな後押しになるものの、最終的には顧客の意識改革が何よりも大事なのかもしれない。

 

堤 礼実 キャスター:

こういった条例の制定を強いメッセージとして受け止めて、サービスを提供する側もされる側も、思いやりの心をもって接しあう世の中であってほしいです。


《カウンセラー松川のコメント》

拙ブログ2月10日付け記事
「Mメンタルサポート」 ブログ出張版: ▼顧客が理不尽な要求するカスハラ防止条例「必要」…都検討会で「都が先駆けることで日本の職場環境変えられる」 (mms119.blogspot.com)
これの続報です。

▼海自呉、パワハラで隊員を停職3カ月 部下の頭たたき、足蹴る

海自呉、パワハラで隊員を停職3カ月 部下の頭たたき、足蹴る

 

2024年2月21日() 17:29 中国新聞

 

 海上自衛隊呉地方総監部(広島県呉市)は21日、パワーハラスメントをしたとして、輸送艦しもきたの20代の3等海曹男性を停職3カ月の懲戒処分にしたと発表した。

 

 同総監部によると、2021106日から31日までの間に所属部隊で指導係をしていた際に部下の頭をたたき、足を蹴るなどの暴行を加えた。3等海曹は「勤務姿勢が改善されず、怒りと焦りからやった。猛省している」と話しているという。

2024年2月20日火曜日

▼陸自の幹部自衛官が部下に”威圧的言動”繰り返し懲戒処分…「任務遂行能力向上のために必要だと…」複数隊員にパワハラ 職場環境を悪化させる

陸自の幹部自衛官が部下に”威圧的言動”繰り返し懲戒処分
…「任務遂行能力向上のために必要だと…」
複数隊員にパワハラ 職場環境を悪化させる

 

2024年2月20日() 15:58 北海道文化放送

 

 陸上自衛隊の幹部自衛官が威圧的な言動で部下を指導したとして、停職2日の懲戒処分を受けました。

 

 処分を受けたのは、陸上自衛隊第7師団第71戦車連隊の50代の男性幹部自衛官です。

 

 第7師団によりますと幹部自衛官は2021年から2022年頃までの間、業務をおこなう執務室内などで部下隊員に対し威圧的な言動で指導し精神的苦痛を与えたほか、職場環境を悪化させたとしています。

 

 自衛官は期間中、複数の隊員に対しいわゆる”パワハラ”指導を繰り返していたとみられ、202211月に自衛隊側へ情報提供があり発覚していました。

 

 自衛官は内部調査で「部隊の任務遂行能力向上のために必要だと思った」などと事実を認めているということです。

 

 自衛隊は調査を重ね、220日に自衛官を停職2日の懲戒処分としました。

 

 第7師団第71戦車連隊長の前田健一郎1等陸佐は「真摯に受け止め今後は隊員指導徹底を図り、より精強で健全な部隊の育成に邁進していく」とコメントしています。

▼阪大大学院で男性助教4人が複数の女子学生にセクハラ 食事に誘う・LINE尋ねる 4人はすでに退職、処分受けず

阪大大学院で男性助教4人が複数の女子学生にセクハラ
 食事に誘う・LINE尋ねる 4人はすでに退職、処分受けず

 

2024年2月20日() 15:37 朝日放送

 

 大阪大学の大学院で、男性助教4人が複数の女子学生に対し、食事に誘うなどのセクハラ行為をしていたことが分かりました。

 

 大阪大学によりますと去年1月、大学のハラスメント相談窓口に、海外でのインターンや被災地でのフィールドワークなどに取り組む「未来共生イノベーター博士課程プログラム」の履修生から、教育環境や雰囲気についての調査を求める連絡がありました。

 

 関係者らに聞き取りをしたところ、2016年から2018年を中心に、4人の男性助教が複数の女子学生に対し、食事に誘ったりLINEを尋ねたりしていたことが分かりました。

 

 大阪大学は1月、ホームページに「多くのハラスメント事象が起き、それに対応しきれなかったことを深く謝罪いたします」とするコメントを掲載しました。

 

 4人の助教はすでに全員退職していて、処分は受けていないということです。


▼部下のパワハラを放置で懲戒処分「人間関係のもつれと誤認」していた上司(50代1等陸佐)を2ヵ月の停職

部下のパワハラを放置で懲戒処分
「人間関係のもつれと誤認」していた上司(50代1等陸佐)を2ヵ月の停職

 

2024年2月20日() 14:34 北海道テレビ

 

陸上自衛隊北部方面総監部の1等陸佐の50代男性隊員が、部下によるパワーハラスメントが疑われる言動を認めたにも関わらず適切な対応を取らなかったとして、停職2カ月の懲戒処分を受けました。

 

北部方面総監部によりますと、1等陸佐は松戸駐屯地の需品学校に所属していた2021年8月、部下の50代の男性隊員が複数の隊員に対しパワーハラスメントが疑われる威圧的な言動をしたにもかかわらず、調査をするなどの適切な対応を取らなかったということです。

およそ1年後の2022年7月、50代の男性隊員はパワーハラスメント行為をしたとして松戸駐屯地から停職25日の処分を受けました。

1等陸佐は当時について「人間関係のもつれと誤認していた」と説明しているということです。

北部方面総監の末吉洋明陸将は「このたびの事案を受け、今後は隊員の指導の徹底を図り健全な部隊の育成にまい進してまいります」とコメントしています。

 

 

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部下のパワハラを“人間関係のもつれ”と誤認、
当人同士で解決などの措置で精神疾患
50代の幹部自衛官=1等陸佐、停職2か月の懲戒処分
「真摯に受け止めています」

 

2024年2月20日() 15:36 北海道放送

 

 部下のパワーハラスメントを“人間関係のもつれ”などと誤認し、適切な対応を怠ったとして、50代の幹部自衛官が停職2か月の懲戒処分を受けました。

 

 停職2か月の懲戒処分を受けたのは、陸上自衛隊北部方面総監部の50代の1等陸佐の男です。

 陸上自衛隊によりますと、1等陸佐は、おととし3月、千葉県の松戸駐屯地の需品学校で部長職でした。

 その際、部下の50代の課長職の男が後輩2人に対し「子どもみたいな言い訳をするな」「おかしいと思えよ」と強い口調で指導するなどのパワハラをくり返していました。

 後輩2人は部長職だった1等陸佐に相談したものの、1等陸佐はパワハラではなく“人間関係のもつれ”などと誤認。

 当人同士を直接合わせて解決をはかろうとするなど、適切な対応を怠っていました。

 その結果、パワハラが続き、後輩2人は適応障害などの精神疾患を発症。

 50代の課長職が去年7月、停職25日の懲戒処分を受けたのに続き、今回、1等陸佐の処分に至りました。

 懲戒処分に対し、1等陸佐は「真摯に受け止めている」などと話しているということです。

 一方、北部方面総監の末吉洋明陸将は「この度の事案を受け、今後は隊員指導の徹底をはかり、健全な部隊の育成にまい進して参ります」とコメントしています。

 陸上自衛隊の1等陸佐は、トップの幕僚長、陸将、陸将補に次ぐ高い階級です。

▼指示通り業務しないと立腹か…部下にパワハラ繰り返したとして陸士長を停職6カ月 静岡・御殿場市 陸上自衛隊滝ヶ原駐屯地

指示通り業務しないと立腹か…
部下にパワハラ繰り返したとして陸士長を停職6カ月
 静岡・御殿場市 陸上自衛隊滝ヶ原駐屯地

 

2024年2月20日() 14:10 静岡朝日テレビ

 

 部下の腹を殴るなどのパワハラをしたとして、静岡県御殿場市にある陸上自衛隊滝ヶ原駐屯地は、31歳の男性陸士長を20日付で停職6カ月の懲戒処分としました。

 

 滝ヶ原駐屯地によりますと、普通科教導連隊の男性陸士長(31)は、2019年10月ごろから翌年5月ごろまでの間、部下の男性隊員に対し、胸ぐらをつかんだり、腹を殴ったりしたということです。部下の関係者が通報したことで発覚しました。

 

 男性陸士長は、部下が指示した通りの業務を行わなかったことに対し腹を立てたといい、聞き取り調査に対し行為を認め「深く反省している」と話しているということです。

 

 滝ヶ原駐屯地は「パワハラ絶無のため、再発防止に万全を期す所存です」とコメントしています。

 

 

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【パワハラか】
“指示に従わぬ”部下に暴行したとして陸自・陸士長を停職処分に
(滝ヶ原駐屯地)

 

2024年2月20日() 13:17 静岡第一テレビ

 

陸上自衛隊滝ヶ原駐屯地の31歳の陸士長が部下を暴行したとして停職6か月の懲戒処分となりました。

 

停職6か月の処分を受けたのは陸上自衛隊滝ヶ原駐屯地に勤務する陸士長で31歳の男性です。

 

滝ヶ原駐屯地によりますと、陸士長の男性は201910月から20205月の間、部下の男性1人の胸ぐらをつかんだり、腹部を殴り足払いで転倒させました。陸士長の男性は部下の男性が指示に従わなったり、公文書を放置していたことに腹をてて暴行を加えたということです。男性は太ももが内出血するけがをしました。

 

部下の男性の関係者が自衛隊に通報したことで発覚し、陸士長の男性は反省し部下の男性に謝罪したということです。

 

 

 

「口頭で指導したが…」
部下隊員の態度に立腹 殴る蹴るの暴行
 男性陸士長 停職6か月の処分=陸上自衛隊滝ケ原駐屯地

 

2024年2月20日() 12:32 静岡放送

 

部下を指導する際に、暴力を振るったとして、静岡県御殿場市にある陸上自衛隊滝ケ原駐屯地に所属する男性自衛官が220日、停職6か月の懲戒処分を受けました。

 

停職6か月の懲戒処分を受けたのは、普通科教導連隊に所属する陸士長の男性(31)です。滝ケ原駐屯地によりますと、陸士長の男性は、201910月から20205月ごろまでの間、部下隊員を指導する際に、腹部を手で殴る、太ももを足蹴りするなどの暴行を加えたということです。

 

滝ケ原駐屯地では、業務に関する連絡を隊員に一斉メールで発信していますが、部下隊員がメールアドレスを登録しなかったことから、陸士長の男性が部下隊員に対して口頭で指導しましたが、部下隊員が応じなかったことから、腹を立てて、殴ったということです。

 

また、別の日には、保管場所が決められている公文書を、部下隊員が別の場所に放置していたため、口頭で指導しましたが応じず、腹を立てて殴ったということです。部下隊員は、太ももが内出血するけがをしました。2020年に、部下隊員の関係者が陸上幕僚監部に連絡をしたことで発覚しました。

 

陸士長の男性は「口頭で指導したが応じなかったので、腹を立てて手が出た」と認めているということです。

 

滝ケ原駐屯地の普通科教導連隊長は「防衛省として、パワーハラスメントの絶無を図るなか、今回このような事案が発生したことは大変残念です。今後は、パワーハラスメントの絶無のため、再発防止に万全を期す所存です」とコメントしています。

▼部下にパワハラ、大声で頻繁に叱責…周囲からの申し出で調査・懲戒処分

部下にパワハラ、大声で頻繁に叱責
…周囲からの申し出で調査・懲戒処分

 

2024年2月20日() 12:12 読売新聞

 

 部下の職員にパワーハラスメント行為をしたとして徳島県小松島市は19日、水道部の課長(52)を戒告の懲戒処分にした。

 

 発表では、課長は昨年10月~今年1月、同市田浦町にある水道部の部署内で部下の職員1人に対し、事務処理の進め方を巡り大声や強い口調で頻繁に叱責した。

 

 周囲で聞いていた職員数人から申し出があり、市が調査を実施。課長は「確かに大きすぎる声で言ってしまった」と事実関係を認めているという。中山俊雄市長は「再びこのようなことを起こさぬよう、ハラスメントのない職場環境づくりに全力で取り組む」とのコメントを発表した。

 

 

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小松島市でパワーハラスメント
 部下を強い口調で叱責した52歳の課長を懲戒処分【徳島】

 

2024年2月19日() 15:34 四国放送

 

202310月から20241月までに、徳島県の小松島市水道部の52歳の課長が、部下に対して強い口調で叱責するなどのパワーハラスメントをしたとして、懲戒処分を受けていたことが分かりました。

 

市によりますと、この課長は202310月から20241月にかけて、部下1人に対し業務に関わる内容について、何度も強い口調で叱責するなどしたという事です。

 

この叱責を聞いていたほかの複数の職員が人事課に相談したことで、発覚しました。

 

聞き取り調査を行った結果、市は今回の件を「パワーハラスメント」と認定し、課長を219日付けで戒告の懲戒処分としました。

 

また、管理監督責任として、課長の上司である水道部長を文書訓告にしました。

 

この課長は事実を認め、「職場環境を悪くしてしまった」と、反省しているということです。

 

小松島市の中山俊雄市長は「責任を重く受け止め、風通しの良い職場環境づくりに全力で取り組みます」と、コメントしています。

▼兵庫県警機動隊員のパワハラ自殺訴訟 県が損害賠償金142万円を支払い遺族と和解へ 関連議案が上程

兵庫県警機動隊員のパワハラ自殺訴訟
 県が損害賠償金142万円を支払い遺族と和解へ 関連議案が上程

 

2024年2月20日() 12:01 読売テレビ

 

 兵庫県警機動隊の男性隊員が自殺したのは、パワハラが原因だとして遺族が県を訴えていた裁判で、和解が成立する見通しであることがわかりました。

 

 2015年、兵庫県警機動隊、通称「マルキ」に所属していた木戸大地巡査が自殺し、遺族は、先輩隊員らからのパワハラが原因だとして、県に損害賠償を求めていました。

 

 神戸地裁は2022年、先輩隊員のパワハラを認め、県に100万円の支払いを命じた一方、遺族が求めていた自殺との因果関係は認めず、双方が控訴していました。

 

 この裁判をめぐり、県は損害賠償金142万円を支払い和解する方針を固め、関連する議案が県議会に上程されました。遺族も受け入れ、和解が成立する見込みで、約7年にわたる闘いがひとつの区切りを迎えます。

 

 

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兵庫県警機動隊員の自死訴訟、和解へ
 遺族に謝罪と賠償金支払い方針

 

2024年2月21日() 16:4 朝日新聞

 

 兵庫県警機動隊の巡査だった木戸大地さん(当時24)が2015年に自死したのは先輩らのパワーハラスメントが原因だとして、両親が県に損害賠償を求めた訴訟で、県が大阪高裁の和解案を受け入れる方針であることが分かった。両親に謝罪し、損害賠償金142万円を支払う内容で、関連議案を開会中の県議会に提案した。

 

 訴状などによると、木戸さんは12年に機動隊へ配属。先輩警察官に「ミス一覧表」の作成を命じられたり、書類に「ボケ木戸」と書いたふせんを貼られたりしたとされ、1510月に自殺した。

 

 226月に神戸地裁であった一審判決は、こうした行為を違法なパワハラと認めた一方、自死との因果関係や組織としての安全配慮義務違反は認められないとした。判決を不服とした遺族らが大阪高裁に控訴し、昨年10月に結審していた。

 

 県警監察官室は「ご遺族の心労や心情をおもんぱかって、双方が歩み寄った形で紛争の解決を図ることが妥当と判断した」とのコメントを出した。

 

 木戸さんの父・一仁さんは「和解は私たちが望む内容とはほど遠いが、裁判が長引く中、応じざるを得なかった。昨日も大地の仏壇の前で『これだけのことしかできんかってごめんな』と伝えた」と話した。

▼「謙虚さなくイライラ」「伸びしろない」…女性教諭が同僚にパワハラで処分、規定追加後の懲戒は初 鹿児島県教委

「謙虚さなくイライラ」「伸びしろない」
…女性教諭が同僚にパワハラで処分、規定追加後の懲戒は初
 鹿児島県教委

 

2024年2月20日() 7:01 南日本新聞

 

 鹿児島県教育委員会は19日、同僚教諭に対するパワーハラスメントがあったとして鹿児島地区の県立学校に勤務する女性教諭(55)を戒告処分にした。2021年に懲戒指針を改定し、パワハラ規定が盛り込まれて以降、適用されるのは初めて。

 

 県教委によると、女性教諭は2022年7~9月、教室などで同僚教諭1人に対し複数回、指導の仕方について強い口調で指摘。その際「謙虚さがなくイライラする」「伸びしろがない」など人格を否定するような発言を行い、著しい精神的苦痛を与えたという。

 

 同僚教諭が校長に相談したことから発覚。県教委は22年度末に報告を受け、聴き取りなどの調査を行い、パワハラと認定した。女性教諭は「威圧的な態度や、感情に任せた言葉を使い心からおわびする」などと反省しているという。

 

 県教委は「2人は現在、通常通り勤務している」と説明。勤務校は、同僚教諭が特定されることを理由に明らかにしていない。

 

 県教職員課の中島靖治課長は「服務規律の厳正確保について指導を重ねてきたが、このような不祥事が発生したことは遺憾。引き続き指導を徹底していきたい」とコメントした。

2024年2月19日月曜日

▼同僚へのパワハラと食堂での無銭飲食 自衛隊員2人を懲戒処分 航空自衛隊岐阜基地

同僚へのパワハラと食堂での無銭飲食
 自衛隊員2人を懲戒処分 航空自衛隊岐阜基地

 

2024年2月19日() 16:52 中京テレビ

 

航空自衛隊岐阜基地は19日、同僚へのパワハラ行為と隊員食堂での無銭飲食で隊員2人を懲戒処分したことを発表しました。

 

航空自衛隊岐阜基地によりますと、第2補給処の35歳の男性空士長は、20207月から8月までの間に同僚の隊員に対し、複数回、足蹴りにするなどの暴行を加えけがをさせました。

 

男性空士長は、「日頃の業務指導が反映されていないことに逆上し、衝動的に暴行を加えた」と話しているということで、停職3か月の懲戒処分となりました。

 

また、第2補給処の45歳の男性尉官は、おととし7月、隊員食堂で、計13食分、5000円相当を事前に申し込みをせずに不正に食べたということです。この男性尉官は、停職50日の懲戒処分となりました。

 

山本光伸基地司令は、「教育指導を徹底し、さらなる厳正な規律の維持に努める」とコメントを出しました。

▼「生活面の態度を改善させるため」部下2人に暴行、4週間のけがも パワハラの2等海曹を処分

「生活面の態度を改善させるため」
部下2人に暴行、4週間のけがも パワハラの2等海曹を処分

 

2024年2月19日() 16:45 産経新聞

 

部下2人に殴る蹴るなどのパワハラ行為をしたとして、海上自衛隊舞鶴地方総監部は19日、同総監部の40代の男性2等海曹を同日付で停職30日の懲戒処分としたと発表した。

 

同総監部によると、2等海曹は平成31年4月~令和元年9月、当時所属していた部隊で、部下の隊員2人に殴る蹴るなどの暴行を加え、身体的・精神的苦痛を与えた。うち1人は顔と胸に頭突きを受け4週間のけが。

 

2等海曹は「大変申し訳なく思っている。業務の進め方と生活面の態度を改善させるために指導しないといけないという気持ちで行為に至った」などと話しているという。