2026年7月15日水曜日

▼「深夜に性的電話」「『女は本など読むものじゃない』と言われた」秋田の女性議員52%がハラスメント被害

「深夜に性的電話」「『女は本など読むものじゃない』と言われた」
秋田の女性議員52%がハラスメント被害

 

2026年7月15日() 11:44 河北新報(織田雅子)

 

 秋田県内の女性地方議員へのアンケートで、52・2%が議員活動中にハラスメントと感じる言動を受けた経験があると回答したことが、県女性議員ネットワークの調査で分かった。ネットワークは女性地方議員向けの相談体制整備の必要性を訴える。

 

■同僚議員からが最多 

 調査は昨年12月時点の県内の女性地方議員全59人を対象に同月から今年1月までオンラインで行い、23人から回答があった。ハラスメントを受けた「経験がある」と回答したのは12人だった。

 

 種類別(複数回答)で最も多かったのはパワーハラスメントの10件。セクハラが7件、マタニティーハラスメント(マタハラ)が1件で続いた。

 

 相手は同僚男性議員の11件が最多で、市民・有権者からが6件だった。場面・場所は地域活動中や議会中が最も多かった。

 

 

内容に関する自由記述(表)では「深夜に性的な電話があった」「『首長に反対するものではない』と大声で𠮟責(しっせき)された」「妊娠・出産・育児に関して『いつまで休むのか』と言われた」といった声があった。被害が何度もあったとの回答も複数寄せられた。

 

 県女性議員ネットワークは県内の34人で組織する。昨年、ネットワークに女性議員からの被害相談があったことを機に実態を調べた。ハラスメント防止に向けて、相談窓口設置などを盛り込んだ関連条例案を県議会に提出することを検討している。

 

 ネットワーク代表の加藤麻里県議は「地方議会や支持者に性別役割分業の意識が根強いことが反映されている。加害側だけでなく、周りにいた人も気付いて止められる環境が必要だ。条例によって障害を取り除き、安心して立候補や議員活動ができるようにしたい」と話す。

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