「顧問がパワハラ」香川県立石田高校の元生徒が県を提訴 自転車競技部の事故を警察に届け出…「お前がチクった」
2026年7月14日(火) 18:15 瀬戸内海放送
香川県立石田高校の元生徒が部活動中の事故を警察に届け出たことをきっかけに顧問からパワーハラスメントを受け、転校を余儀なくされたとして香川県を相手取って賠償を求める訴えを起こしていたことが分かりました。
訴状によりますと、さぬき市の県立石田高校の自転車競技部に所属していた生徒は、2025年7月、公道で練習中に起きた事故を保護者とともに警察へ届け出ようとしたところ、顧問の教諭から「警察を呼ぶと道路が使えなくなる」などと威圧的な言動を受けたとしています。
そして、警察に届け出たことをきっかけに約4週間後に行われたインターハイの会場で、顧問から「お前がチクった」「うちの部員に近づくな」などと暴言を吐かれたということです。
生徒は一連の言動でPTSDを発症して登校が困難となり転校を余儀なくされたとして、2026年5月、香川県に対し慰謝料など約1200万円の賠償を求める訴えを起こしました。
香川県教育委員会はKSBの取材に対し顧問に不適切な言動があったことは事実だと認め、「訴状の内容を精査して適切に対応したい」としています。
顧問の教諭に対しては懲戒処分には至らなかったものの、反省を促す「措置」を行ったとしていますが、その内容については基準に基づき公表していません。
7月17日に高松地裁で第一回弁論が行われます。
香川県立高の自転車部顧問が「逆恨みでパワハラ」 元部員が県を提訴
2026年7月15日(水) 18:15 朝日新聞(松本敏博、渡辺杏果)
香川県立石田高校(さぬき市)の自転車競技部で、部活動中に顧問の60代男性教諭からパワハラを受け、PTSD(心的外傷後ストレス障害)を発症して転校を余儀なくされたとして、元部員の男子生徒が県に慰謝料など計約1158万円の賠償を求めて5月に高松地裁に提訴した。部活中の事故を警察に届け出たことをきっかけに、暴言を浴びせられたという。
訴状によると、2025年7月、公道での練習中に転倒事故が発生。当時2年生だった元部員らが負傷したが顧問は警察に連絡せず、その後、元部員が県警に事故を届け出た。顧問は同月末に鳥取県であった全国高校総体の会場で、元部員に対し「いい度胸してんな」「チクってんのか?」「うちの部員に近づくな」などと逆恨みするような発言をした。元部員の家庭環境をおとしめる、うその発言も繰り返したなどと、原告側は主張している。
元部員はその後、心身に不調をきたし、同年9月にPTSDと診断された。登校が難しくなり、私立の通信制高校に転校した。
元部員への取材などによると、発端となった事故では、元部員ら3人が落車して頭などを強打。出血している部員もいたが、車で追走していた顧問は119番や110番通報はせず、救護もしなかったという。元部員は帰宅時に吐き気を訴えて搬送され、全身打撲で1カ月半の治療を受けた。
高校総体での顧問の発言を巡って、元部員側が高松法務局に人権救済を申し立て、今年2月に「人権侵犯の事実があった」と認定された。
県教育委員会によると、県教委は顧問の発言の一部が不適切だったとして、25年12月15日付で顧問を懲戒処分より軽い「矯正措置」とした。認定した内容は明らかにしていない。一方、事故対応については事実関係を認めた上で「不適切な対応にはあたらない」と説明。原告側の主張に対しては「協議の上、対応を慎重に検討する」とした。
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