2022年1月7日金曜日

「昭和の警察官の働き方、今年で一掃を」 神奈川県警本部長が訴え

「昭和の警察官の働き方、今年で一掃を」 神奈川県警本部長が訴え

 

2022年1月7日() 10:06 朝日新聞(小寺陽一郎)

 

 横浜市の神奈川県警本部で5日、仕事始め式があり、山本仁(まさし)本部長が幹部約60人を前に「時代に合わない働き方を良しとする『昭和の警察官』を本年で一掃していただくようお願いします」と働き方改革を呼びかけた。年末年始の休みを確保するため、式自体も正月三が日後、最初の平日の4日ではなく5日に開催した。

 

 山本本部長は訓示の中で、特に心を配って欲しい事項として「計画的かつメリハリのある業務運営」と「働きやすい職場づくり」を挙げた。幹部に対して、子育てや介護などの事情で精神的負担を感じることのない「多様な働き方を受け入れる職場づくり」や、ハラスメントを念頭に「相談しやすい環境づくり」を求めた。


《カウンセラー松川のコメント》

ハラスメント発生のニュースではなく、ハラスメント抑止を含んだニュースです。
「働きやすい職場づくり」はメンタルヘルスの観点から大切な事です。
この職場環境でストレスを減らしてハラスメント発生の軽減も期待出来ます。
「相談しやすい環境づくり」これは職場が他人と共に生活なので、
どうしても考えや価値観の違いからトラブルに至る事もあります。
また階級社会なのでパワハラが生まれやすい環境とも言えます。
よって「働きやすい職場づくり」にも繋がる部分があります。
但し、警察は違法行為の防止と摘発と共に市民の生命財産を守る、
厳しい仕事です。
よって、仕事のミスが大きな損害を与える可能性も高い上に、
自身が受傷する可能性も高い業務です。
よって、その指導や教育が厳しくなる部分もあります。
また、時間との勝負な業務が多いので「今日は定時で帰ります」
「明日は休暇で仕事しません」が通用しない職場もありますので、
何が何でも[昭和の警察官]の働き方を否定しては駄目です。
時効が迫っている捜査で、定時に帰ったり、土日祝は休業では
被害者をはじめ皆さん納得されないと思います。
勿論、初動捜査にしても、継続捜査にしても同じでしょう。
何でも時代に合わせれば良い訳ではありません。
それこそ、メリハリが大事なのです。

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