2022年1月25日火曜日

「上司のパワハラや長時間労働が要因」警察官自殺を公務災害に認定

「上司のパワハラや長時間労働が要因」警察官自殺を公務災害に認定

 

2022年1月25日() 19:11 長崎放送

 

一昨年10月に自殺した男性警察官の自殺の原因が、上司からのパワハラなどにあったとして、公務員の労災にあたる公務災害と認められたことを受け、遺族が25日会見を行いました。

 

(自殺した男性警部補の妻)

「認定が下りたよ。よかったねって」

 

会見を行ったのは一昨年10月に自殺した男性警部補の妻です。この問題は佐世保警察署に勤務していた当時41歳の男性警部補が上司からの日常的なパワハラを指摘する遺書を残し、自殺したものです。

 

この問題に対し公務員の労災にあたる公務災害の調査を行う地方公務員災害補償基金は・月に160時間以上の時間外労働や・職場での悪質な嫌がらせなどが原因で男性警部補が精神的に追い詰められ、自殺に至ったとして24日付で公務災害と認定しました。

 

(自殺した男性警部補の妻)

「パワハラや不当な長時間労働によって尊い命が失われるようなことがないように、全警察職員がそういった意味で安心して職務に専念できるように改善を期待します」

 

県警はパワハラや長時間労働が自殺の要因になったことは間違いないとした上で、「風通しの良い職場づくりに向けた取り組みを継続的に進めていく」としています。


《カウンセラー松川のコメント》

拙ブログの2021年2月4日付け記事
「Mメンタルサポート」 ブログ出張版: 佐世保署員パワハラ自殺 妻が公務災害請求 超過勤務「月200時間前後」 長崎県警 (mms119.blogspot.com)
これの続報です。
自殺の原因の一つがパワハラであり公務災害と認められました。
また珍しく、県警本部も同様に認めています。
そして大切なのは、取り組みを継続的に進める事ではなく、
風通しの良い職場づくりとその環境の継続です。
いくら取り組んでも、環境が向上しないのでは無意味ですし、無駄です。
この点を取り違えないで欲しいです。
それにしても、県警本部がパワハラを認めてしまうと、
今後に損害賠償請求訴訟で不利になるのではないでしょうか?
まぁこの辺りは計算された上でのことでしょう。
それとも、既に水面下で遺族と和解したのでしょうか。

御遺族の方へ
先ずは公務災害として認定されたのは不幸中の幸いだと思います。
一つでも墓前に報告が出来ましたね。
提訴については御遺族の判断次第となります。

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