同僚の前で叱責・ミスおこられ長時間立たされる、60歳男性自殺
…「パワハラ」と遺族が提訴
2022年1月27日(木) 17:40 読売新聞
自動車販売会社「広島トヨペット」(広島市西区)の契約社員だった男性(当時60歳)が自殺したのは、上司からのパワーハラスメントなどによる精神疾患が原因だったとして、遺族が26日、同社と上司に慰謝料などの損害賠償を求めて地裁に提訴した。遺族側は請求額を明らかにしていない。
訴状などによると、男性は1977年に入社。定年退職後、契約社員として再雇用され、携帯電話の販売などの営業を担当していたが、2019年4月に呉市の山中で自殺した。
男性は18年6月頃から、頻繁に同僚のいる前で上司から叱責(しっせき)を受け続けた。在庫管理のミスをとがめられて長時間立たされ、膨大な始末書の作成を命じられるなど、長時間労働も強いられた。同僚に「自分は必要とされていない。死にたい」と漏らしたとしている。
広島中央労働基準監督署は昨年10月、「頻繁に厳しい叱責を受け、許容範囲を超える精神的攻撃があった」として労災認定した。
遺族側は「会社は精神的負担を軽減させる措置を取らなかった」と主張。男性の妹(60)はこの日、記者会見し、「忠実に会社勤めをしてきた兄がどうして自殺したのか、真実を知りたい」と訴えた。
同社は「内容を確認させていただいたうえで、真摯(しんし)に対応して参ります」としている。
《カウンセラー松川のコメント》
既に労基署では自殺の原因がパワハラとの認識をしているので、
被告にとっては労基署の判断を如何にして覆すかでしょうね。
それにしても、自動車メーカーや販売会社の社員自殺。
どうしてトヨタばかりなのでしょうか?
御遺族の皆様へ
相手は複数の自殺者を生み出している組織と言っても過言ではありません。
それだけに上手い逃げ方も心得ているかも知れませんので、
油断せずに訴訟を進めてください。
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