2022年1月28日金曜日

部下に「給料泥棒」「しばくぞ」 岐阜県、パワハラで課長級を処分

部下に「給料泥棒」「しばくぞ」 岐阜県、パワハラで課長級を処分

 

2022年1月28日() 19:22 岐阜新聞

 

 岐阜県は28日、部下に「給料泥棒」「なめたことを言っているとしばくぞ」などの発言を繰り返すパワーハラスメントをしたとして、商工労働部の課長級の男性職員(51)を減給10分の13カ月)の懲戒処分にした。

 

 県によると、男性職員は同部航空宇宙産業課長だった20204月から215月までの間に、部下の男性職員4人に対して、「分限免職ものだぞ」「給料泥棒」「てめえの立場をわきまえろ」などと発言した。このうち職員2人は体調不良で12カ月休職した。

 

 昨年9月に、県職員組合から人事課にパワハラの情報が寄せられ調査した。男性職員は今月27日付で航空宇宙産業課長から商工労働部付の課長級に異動した。

 

 県の聞き取り調査に男性職員は「仕事を優先しなければという思いの中でそのような発言をしてしまった。大変申し訳ない」と話した。パワハラの認識はなかったという。



※ 他社のニュースも掲載致します

県元課長 パワハラで減給処分

 

2022年128日(金) 20:44 NHK

 

岐阜県は、県の課長だった51歳の職員が部下に対してパワーハラスメントにあたる発言をしたとして

28日付けで減給10分の1の懲戒処分としました。

 

処分を受けたのは岐阜県商工労働部航空宇宙産業課の51歳の元課長です。

 

岐阜県によりますと元課長はおととし4月から、去年5月までの間、各務原市にある「岐阜かかみがはら航空宇宙博物館」でのイベントの企画などをしていた部下4人に対して「給料泥棒」とか「なめたことを言っているとしばくぞ」などと発言したということです。

 

県の人事課が聞き取り調査などを行った結果、発言はパワーハラスメントにあたると判断、元課長を28日付けで減給10分の1、3か月の懲戒処分とし

、課長職は27日付けで解きました。また、元課長の上司など3人を文書や口頭での厳重注意の処分としました。

 

県の調べに対して元課長は、パワハラの認識はなかったとして「仕事を優先したいという思いの中で発言してしまった。申し訳ない」と話しているということです。

 

発言のあと、職員4人のうち2人が体調不良を理由に休職しましたが、人事課は元課長を交えた当時の聞き取りにパワハラの申し出はなかったなどとして

パワハラが原因とは認定できないなどとしました。

 

県人事課は「県政に対する信頼を大きく損なう行為で、お詫び申し上げる。研修を徹底するなど再発防止に努める」としています。



「てめえの立場をわきまえろ」 課長のパワハラ、県が減給処分

 

2022年1月29日() 7:25 朝日新聞(高木文子)

 

 部下の男性職員4人に対しパワハラをしたとして、岐阜県は28日、航空宇宙産業課前課長の男性(51=28日付で商工労働部付課長=を減給10分の13カ月)の懲戒処分とし発表した。

 

 県によると、前課長は20204月~215月、岐阜かかみがはら航空宇宙博物館(各務原市)の企画・運営にあたる部下3人に対し、打ち合わせの際などに「分限免職ものだぞ」「主事じゃないんだから、係長職に応じた仕事をしろよ」「子どもみたいなことをやってんじゃない。自分の年齢を考えろ」などと発言。博物館に派遣された別の部下にも「てめえの立場をわきまえろ」と発言したという。219月に県職員組合から人事課に情報提供があり発覚した。

 

 職員のうち2人は発言後、「慣れない仕事で体調不良になった」などと前課長に説明して12カ月の病気休暇を取り、別の部署に異動した。前課長は聞き取りに「仕事を優先しなければと思い、厳しい発言をしてしまった」と話したという。県の人事担当者は記者会見で「ハラスメントを防止すべき所属長が自らやった行為で、非常に重く受け止めている。早い段階で分かっていればパワハラの拡大が防止できたのではないかと反省している」とした。

 

 県は、上司にあたる商工労働部長と次長(当時)、課のナンバー2にあたる管理調整監(当時)も文書や口頭による厳重注意処分とした。


《カウンセラー松川のコメント》

パワハラの認識は無かったとのことですが、
毎度おなじみの逃げ口上です。
加害行為でパワハラの認識があったとすれば、
それは異常者の烙印を押されても当然でしょう。
加害者は商工労働部の課長から同部付課長級と横滑りの異動の様ですね。
令和2年度で商工労働部航空宇宙産業課の課長だと
田上雅治氏ではなかったでしょうか?
どうなると分限になるのか身を以て知るチャンスだと思います。
部下を精神的に追い込んで休職までさせるのでは、
傷害罪の可能性もあるので上司として失格なので分限対象だと思います。
是非とも「分限免職」と脅していた張本人に分限を味わって頂きたいです。
但し、
「主事じゃないんだから、係長職に応じた仕事をしろよ」
「子どもみたいなことをやってんじゃない。自分の年齢を考えろ」
この発言の背景や真意は分かりませんが、
言葉自体は当然とも言えますので、
この発言を他者がした場合でもパワハラに該当するとは限りません。
しかし、職場や第三者の居る様な場所で叱責する時の「てめぇ」発言が
品位を問われるのは間違いありません。

被害者の皆様
少なくても同じ課ではなくなっただけマシかも知れませんが、
その程度でお茶を濁されては納得出来ないと思います。
何人もの部下を病気休職させているのですから、
懲戒処分と併せて分限処分もあって良いと思います。

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